正義の天秤の1話目から学んだ3つのドラマテクニック

概要

本文はNHKドラマ正義の天秤を見て私なりに感じたドラマテクニックです。知識を定着するために文章としてまとめておきます。

なお、以下ネタバレです。

トピックとしては、
最初に提示する謎はキャッチーに
キャラを立てるためには元〇〇
いちいち属性で例えてみよう
隠れた真相は隠しておく
印象に残したいなら異質なもの
です。

最初に提示する謎はキャッチーに

このドラマ、最初に2人で浮き輪をとるとらないって問題提起からスタートしてました。いわゆるカルネアデスの板ってやつです。
こういうわかりやすくキャッチーな問題からスタートしたのが痺れました。


キャラを立てるためには元〇〇

主人公の高野君、弁護士で元外科医です。なので、会議のことカンファレンスって言います。それから、外科医だったころのエピソードもいくつか出てきます。外科医かつ弁護士ってだけでその人の凄さがわかるのっていいなって思ってます。

また周りのキャラクターも元警察、元裁判官、元ひきこもりなどであることにさっとその人の特性が見えるのがいいなと思いました。


好きなことでいちいち例えさせる

主人公の高野君、野球好きです。なので、いちいち「2軍が」とか例えますし、考えをまとめる際にリフレッシュでキャッチボールしたりします。そこがいいキャラ立てになってるなって思いました。

隠れた真相は分かりやすく隠しておく

話の構成についてですが、このドラマ隠してあることとそれを出すタイミングが絶妙だなって思いました。具体的には事件現場の映像をひきこもりの男の子が持っていたのですがひきこもりの男の子をまず両親が隠して、それを元ひきこもりの弁護士(杉村)が主人公に感化されてもう一度話を聞きに行くって構成でした。うまいんですよね。元裁判官とか元警察って過去の他の弁護士は明らかにしておいて。

それから高野の恋人について序盤で仄めかして最後植物人間だったと仄めかす、そこがうまいなって思いました。

印象に残したいなら異質なもの

最初に殺人現場に立ち会う目撃者の中にコスプレイヤーがいます。
殺人現場にコスプレイヤーです。それだけでドラマの中盤になってもあいつらどなってるのかなって印象に残る。それがすごいなって思いました。
ゲームしてたひきこもり君もそうですが。

まとめ

オリバーな犬もそうですが、NHKの短期集中ドラマ侮れませんね。



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