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黄色い花の秘密

4月に入ってぐっと暖かくなってきたきましたね。桜も満開のところもありますが、今日は春になると真っ先に咲く花の色について。

マンサク、ダンコウバイ、アブラチャン、タンポポ、菜の花。
春になると真っ先に咲く花のなかには黄色いものが数多くあります。
花が色を持っていることの理由の一つは、花粉を運んでもらって命を繋ぐためです。

そのため、植物の花の色は、その花粉を誰に運んでもらうかによって様々な色になります。


春になったばかりでまだまだ気温が低い時期に花粉を運んでくれる虫というのは限られています。


その虫はハエやアブ。


ヒトから嫌われがちなこれらの方々ですが、ハエやアブがいないと花粉を運んでもらえない植物はたくさんいて、そして植物がいないと私たちは生きていくことができません。


また、ハエやアブの仲間は虫の中でもその種類や個体数が圧倒的に多いので、植物にとっては花粉を運んでもらうためになくてはならない存在です。
このようにかけがえのない存在であるハエやアブが認識しやすい色は黄色だと言われています。

そのため、早春に咲く花は黄色が多いのです。

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●植物講座2022 花 プログラム
・植物の誕生と花の誕生
・花の色と植物の命を繋ぐもの
・花の色の成分
・植物は季節を先読みする
・花はなぜ一斉に咲くのか
・花の咲く時を決めるもの~フィトクロムとクリプトクロム
・花を作るスイッチ~フロリゲン
・花は葉からできている~ABCモデル
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