CC Victorで広島BRCに参加しました!FAB CONQUEST Aug.もお手伝い
はじめましてのひとははじめまして、YU-KIです。
今回は、FAB広島様主催のイベントであるBRCに参加してきました!
BRCは年二回ほどのペースで、カジュアルに競技プレイの体験を目指して開催されているイベントで、フォーマットはCCです!
主催者のお一人である日下氏はFABレベル2ジャッジでもあり、広島岡山の、いや日本のFAB界の盛り上げに貢献されておられます!
さて広島の方とはFAB以前よりのご縁もあり、BRCに参加させていただきました。
使用ヒーローはVictorです。
私がVictorを回していて漫然と感じているのは、メタの立ち位置として実は良いのかもしれないという感覚です。想定されるやや有利マッチは、ZenUzuriAzareaPrismでやや不利マッチがKayo、不利マッチがNuuEnigmaKanoとなります。
このうち、EnigmaKanoは無理として、Nuu戦での相性を少しでも改善できれば決して悪くない選択だと思っており、また、Nuuを回していて辛くなってきたのでVictorを持ち込むことにしました。名誉ガーディアンではなく、純粋なガーディアンで討ち入りじゃ!
デッキリスト
少し流行りの兆しを見せているかもしれないCrown of Dominon(以下CoD)型です。とはいえ、当初の想定では対Nuu用としての採用です。しかし、Fatigueプランが通じにくい相手にはCoDで良いと思います。
このリストで奇妙なところは、黄色Unmovableでしょう。これは、黄色カード7枚のラインを守りつつ、対アサシン、AzareaのためのDR増量、を考慮した結果です。Prismは絶対に落としてはならないマッチの一つで、早期の図書館に圧殺されることを防ぐための黄色7枚です。VictorはGoldenSonのために無理なく黄色を積むことができるので、それを無為にしないためにも黄色をきちんと積みます。
SteadFastもまた、DRと同じ動きをしますが、一方でKanoの初動を完全に叩き折ります。これで勝てるような相手ではないですが、噛合により時間が生まれると押し切れる可能性があります。また、Command and Conquer(以下CnC)に対して強く、Uzuriに対して効果的なカードでもあります。
Blanchは超越全般とおまけでPrism相手にも有効です。これもNuuを見ています。7点を完全に防ぐのは困難で、次のターンに超越することを不可能にします。後半のNuu能力でこちらの青の高打点を連打するモードを妨害できる可能性のある良いカードです。しかし、赤の枚数の問題により81枚目のカードとなっておりましたが、SpinalCrushと1枚入れ替える形で採用しました。
リストの細かいパーツの補足説明は最後に回します。
BRC予選ラウンド
1R Kayo ○
序盤はライフを守って、ハンマーで殴るか、2枚で叩けるAAを投げていきます。アーセナル妨害のCnCやバフを防ぐChokeslumはSeismicSurge込みで2枚で動けて起点になる優良カードです。もちろん、GoldenSonは打点もある頼れるカードです。安定ライフを持ちつつAAで押し込んで勝ち。相手のデッキトップが弱くClashがほぼすべて勝てたのが大きな要因です。本来のKayoでは2回に1回勝てれば良いの精神でいきますので
2R Nuu △
Nuu相手なのでCoDと盾でスタートし、Gold2枚持ち。3ターン目ぐらいの最初のTrounce2回目の相手nullこちらnullを行けるやろの精神で金を割ってやり直して再度nullを引くパターンで金の枚数が足らなくなる。Visitを引くまでにToSに一度でも勝てば良いのでDRを交えてライフを守りつつも、すべてのClashに負けるか引き分けて以降Gold出ず、やむなくVisitで1枚出し、2枚にするもそこから最後の方までVisit引かず、相手は相手で超越カードを一切引けずグダったすえの超越をBlanchが邪魔し、その後のこちらのVisitを相手がこちらの追放領域から撃ったCranialCrushで邪魔され、双方ライフ削りきれず
3R Kano ×
相手の3ターン目に80点ぐらい飛んできた
やはり酒!酒はすべてを解決する!
4R Boltyn ○
Boltynの構成次第では不利マッチとなる。通常のRydenでも案外有利とは言えない。ブレークポイントが多すぎるので、装備を使い切ったあとはじりじりライフを失うマッチで、打点7のカードが意外に多くClashも安定しない。が、Trounceを2ターン連続で引きそして勝ち、都合よくVisitで5個剛力からの都合よくGoldenSonを引き相手のライフをゴリッと持っていきライフの上からやりたい放題して勝ち。正直スマンカッタ
5R Prism ○
負ける要素はほぼ無い。序盤からPopper(パワー6以上のAA)で相手の攻撃を落とし、2ターン目に着地した図書館の処理が遅れるもそこから4ターン後に割る。相手の置物の引きが良くなく、盤面形成しにくい状態でやむを得ずSurayaを変身させて強行突破を狙われるも、捌き切って勝ちを確信、Skipperで無限対策しつつ、Null装備でADを丁寧に防いでライフを守って勝ち。
準々決勝 Kayo ×
自分の考えるKayo戦の基本は相手の攻撃をすべて防ぐこと。相手のMax火力を受けると灰になるので、CnCなどで妨害をはさみつつ、相手のライフを削って、こちらのGoldenSonを無視できないようにする。相手がライフを守るために防御をし始めたら、相手の打点が急速に減るので守りきれる。その初心を貫くべきであった。
序盤からBloodRushBellow(BrB)を立て続けに撃たれる展開に怯えるも、打点がいまひとつ伸び切らず、ライフを守ることに成功する。相手の追撃を恐れつつもちょっかいをかけながらの分水嶺が訪れる。相手がGoldenSonをライフで受けて相手のライフがもう少しで危険水域までというところで、勝ちを焦った間抜けは、GoldenSonをアーセナルに置き、ToSでGoldを確保し、殴り切るプランを選択。そして、自分のアーセナルに振り回され、相手のビッグターンにしこたま殴られてゲームセット
そもそもKayo戦はClash安定しないのでToSで勝てるとも限らないし(実際引き分けている)、アーセナルを固定するぐらいなら開けてフレキシブルに運用すべきで、GoldenSon置いたなら次のターンに盾投げ捨てて打ち込むぐらいの勢いと覚悟があれば結果はまた違ったかもしれない
さて、この見るも無残な準決勝はFAB CONQUESTによりライブ配信されており、Twitchで動画を見ることができます!FAB CONQUESTでは、配信にも力を入れており、様々な事情で来場できなかったときもFABを楽しむことができます!
総評
対Nuuに寄せて、Nuuが超越引けずに苦しんでるのに、それに勝ちきれないのはダメ。Trounce全て勝ててないので、どこかで一度勝てればという思いはあるが、一度目に何も考えずに金切って、金不足になってる時点でダメ。なんのためにCoD被ってるのですか?
とはいえ、リストの感触はかなりよく、細かい入れ替えはあれども大筋は結構満足しています。Blanchを増やして、Nuu戦の相性改善が見込めるなら、そして、NuuがVictorを軽視しだせば4:6までは持っていけそうなので、絶対に勝てない相手ではなくなりそうで、Enigma(とKano)が増えなければVictorは最終選択の一つになると思います。実際強いので、有象無象にはToSパワーで圧倒できるのは大きいです。Tekllovossenは勘弁してください
FAB CONQUEST
こちらは今回はお手伝いしてましたので参加はしていません。広島の準々決勝で満身創痍だったのもあります。22名の参加で開催されています!予選5ラウンド後、上位8名での決勝ラウンドが行われました!
参加賞として、ブースターパックだけでなくGIRAFUL様よりローダーを頂き、またFAB CONQUEST特製ダイスをお渡ししています!また、ランダム賞として、GoAgain様より頂きましたブリッツデッキコレクションを、新進気鋭のTCGアーティストゆーすけ様からはシャドウアート権利、わたちゃんひみつきち様には拡張アート権利が贈られました!シャドウアートや拡張アートは特別感満載ですね!もちろん、ブリッツデッキコレクションはプレイマットやストレージも有用で一家に一つ欲しいところです
本戦では、配信卓もありTwitchのFAB CONQUESTチャンネルにて配信しておりますので、チャンネル登録をお願いいたします!また、サイドイベントとしてドラフトイベントも開催されました!
こちらから予約受付中です!
FAB CONQUESTの情報はhttps://x.com/faBConquest(旧Twitterアカウント)でもお知らせしておりますのでこちらも御覧ください
デッキ雑感
全体像
基本的にFatigue戦略が通じる相手には、原則としてFatigueで戦います。とはいえ、全体的にゲームは高速化しており、打点も大きくなっており、相手の猛攻を防御しきれるものではないので、妨害を挟んで相手の最善手を打たせないのが重要です。厳密なスタッキングが必要な相手は正直多くはないので、スタッキングは最低限で、今の盤面を注視したほうが最終的な勝率は高まると感じています。それほどに、どのヒーローも自由にさせるとしっかりと打点が出ます。後半自由にさせないためにも序盤は相手のライフを減らすことは意識するほうが良さそうです。
デッキリストが意識している対面は、Zen、Nuu、Azarea、Uzuri、Prismです。このうち、Nuu以外は討ち取るマッチアップです。Zenはブンブンモードで轢き殺されることはままありますが、それでもやや有利であるマッチです。
各カード
SeismicSurge込みで2枚(コレ1枚と青ピッチ1枚)で動けるうえに、ZenNuuKayoに対して縛りをかけられる強カードです。現環境では採用しない理由はほとんどありません。TectonicPlateingではなくTunicでも問題なく運用できます。
2枚で動ける7点で、ZenNuuに対して高い効果があります。1枚で防御しても大抵はヒット効果が得られるため、相手は2枚か追加で防具を出す必要があります。ガーディアンの4点以上ダメージを与えたときに効果が得られる系は、手札1枚と防具1枚を要求するので、相手の防具の残りは非常に大事なので把握しておきましょう。
EnlightenedStrike(ES)は非常に有用です。ただし、ドローモードは引いたカードが必ずしもアーセナルに置けないため、ガーディアンにとってはそれほど強くありません。2枚で7点を実現できるため、ミッドレンジ対決でも最低限の打点を出せ、デッキボトムに送るカードは相手に見せませんので、DRやPummleなどの正確な枚数と場所の把握を妨害できます。GoAgainのモードを併用すると、5点10点で15点の打点を出せ、Enigmaなどにダメージを通せる可能性が高く、Wardを割ることができます。また、Prism相手には天使を攻撃し、その後オーラを攻撃することで盤面の形成を妨害します。非常に多くの役割を持っているので、これの使い方は重要です。相手に合わせて効果的に使うべきカードです。
さて、問題のSpinalCrushです。このカードは、ほとんどのヒーローに圧をかけられるカードで、さらに手札1枚だけでは防具を2枚以上要求するため、相手をズタズタにできるだけのポテンシャルがあり、だいたいの場合はSeismicSurgeを生成するため次にも繋がるスーパーカードです。CripplingCrushを持たないVictorには重要なカードです。しかし、一方で、これは2枚では動けないカードです。また大技が少ないVictorでは、繋がる先も多くなく、肝心のGoldenSonは4コストでこれから以外でも繋がるのです。よって、枚数を減らせる部分はここしかなく、81枚目のBlanchと80枚目のSpinalCrushが入れ替えられることになりました。
話題のBlanchです。徐々に採用されつつありますが、防御が2しか無いためにむやみに採用すると事故死します。打点が7あり、ヒット効果が大変得やすいです。そして、ヒットして色がなくなると、まず全ての超越が機能停止します。青をピッチできないのでLevel of Enlightmentが仕事をしなくなり、Enigmaのいくつかのカードが機能不全を起こします。青ではないのでNuuのダガーによるバフが無効になり、Hissなどの追加のトークン生成ができません。PrismはLuminarsと図書館の恩恵を受けれなくなります。霧隠れの秘境のヒーロー全てに圧があり、ミッドレンジ戦略で要求される最低限の価値を持っています。そのため、今後も環境次第では採用されることになるでしょう。
黄色なので採用です。Prismの図書館を割り、赤にくっつきがよく、青にくっつくならプレイして打点を出します。後半は圧も強く、5枚見て1枚抜くので相手の次の手札が文字通り透けるので、リアクション系ヒーローにも強いです。また、相手のデッキトップを操作できるので最高の動きができないように4枚渡せるのでアグロにも強く、カードを追放するのでFatigueにも合致します。どちゃくそ強いんですが、7コストという重さが足を引っ張ります。Fatigueするのが強い環境なら3枚積むといいと思います。
現環境最重要カードです。ガーディアンで数少ない連撃と高打点を実現します。7点からのGoldenSon10点はわりと簡単ですし、7点7点は手札4枚でできます。欠点としては2発目がバレてることですが、アーセナルから撃つと1枚隠して動けるので威力が倍増します。このゲームは最終的には相手の脳にどれだけ負担をかけたかで決まりますので
CoDはToSなどを経由せずとも、Visitしたときに、CoDからの1枚と盾、Visitから生まれた1枚で3枚に到達し、Mightトークンを生成できます。これが1番目の理由。2番目は、Nuu相手にしっかりとクラッシュに勝ったうえで得られるMightトークンの数を増やすこと、です。クラッシュに勝っていれば、5個や6個出すこともでき、これはCastBoneに相当するわけで、Roseに乗せればBrutoなみの火力も夢ではありません。もっとも、確率を計算するとわかりますが、クラッシュに安定して勝つのは予想よりも厳しいので、先立つものが必要になります。
最後に
まず、あまり良い話ではないのですが、結論としては、やはりVictorでNuuに立ち向かうのは簡単ではないです。Nuu側がガーディアンに対して適切なプレイングができる場合は、Victor側は相当な上振れがなければ勝てないように感じます。とはいえ、人事を尽くして天命を待つべきであり、ガーディアンを握るならNuuとは最低限度戦えるように準備はすべきと感じました。
現在、全国各地に草の根イベントも増えてきて、FAB熱の高まりを感じております。FABはゲーム難度の高いゲームで、ルールはそこまで複雑ではないのですが、瞬間的な判断と大局観を要求されるため、非常に難しい、重いゲームであります。それだけに面白いゲームですので今後もプレイできる場所が増えていくのを楽しみにしています。
それでは、乱筆乱文失礼いたしました。最後までお目通しいただきましてありがとうございます。
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