人生とは選択の連続である。

「人生とは選択の連続である」とはよく言ったもので、私たちの行動のほぼ全てが、自分自身で選んだ道を生きている。しかし、時にその選択は非常に困難で、難解であり、迷うこともあるはずだ。そんな時に読んで欲しい。

結論から言えば、「迷うだけ迷い、その道を決めたなら、あとはやるだけやってみよう。」ということだ。

「大切なものは失って初めて気付く」私達は、今自分の持っている、もしくはその環境が当たり前のことだと思いがちだが、実はその「当たり前」が大切なことだと気づけることがなかなかできない。健康にしろ愛する人にしろ、それが当たり前になっていると、それに感謝することを忘れてしまいがちである。仕方のない部分はあるが、自分が既に恵まれていることを意識して生活するだけでも、私たちの生活は変わるかもしれない。

また、昔のことを思い出すと、辛かったことや悲しかったことは、しっかりと記憶に残っていたりしないだろうか。また、同じ幸せであったとしても、他人の幸せを羨ましいと感じてしまうことは多くないだろうか?まさに「隣の芝生は青い」である。

人間の脳は、どうしても今あるものを当たり前と思い、過小評価し、逆に自分にないものや、負の感情を過大評価してしまうのである。例えば、同じ大きさの幸せと不幸があれば、不幸の方を大きなものと考えてしまうのである。

そこで、人生における選択について考えてみよう。二つの道があったとして、どちらの道も異なったメリットがあるとしよう。そこでどちらにするのか迷い、一つの道を選ぶとする。しかし前にも述べたように、その選択によって得られたメリットは、過小評価してしまう。逆に得ることができなかったメリットは、過大評価してしまう。そうなると、もしどちらの選択も同程度のメリットがあったとしても、得られなかったメリットの方が大きかったと錯覚してしまい、後悔することになるのだ。

しかしその場合、どちらを選んでも得られなかった方を大きく考えてしまうので、結局、もう一方が良かったと後悔することになってしまう。

それならば、得られなかったメリットの方が大きくなるのは当たり前のことと考え、自分が選んだ道を自信を持って進んでいくことが大事ではないだろうか。その選んだメリットを存分に使い、楽しまないでどうする。

もちろん、迷うことは大事である。しかし、もしその選択を一度したのなら、自分が選んだ道を、ひたすらに信じて進むしかない。後悔などしている時間はない。後悔する時間があったら、一つでも多くの選択を行い、一つでも多くのことをやる方が、よほど有意義な人生になるはずだ。

ムーミンに登場するリトルミイは、こんなことも言っている。

あなたね、決断力がないんじゃなくて、
決断する方法をしらないだけよ。
あのね、いい方を選ぶんじゃなくて
あなたが思う方を選ぶのよ。
最初はいろいろ失敗するわよ、
あなたバカなんだから。でもそのうち
自然といい方を選ぶようになっていくわよ。
最初からうまくやろうなんて
自惚れてるんじゃないわよ。

きっとあなたにも人生の選択に迷う日が必ず来るだろう。そんな時は、これらの言葉を思い出してみてもいいかもしれない。きっと前に進む力を与えてくれるはずだ。

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