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参加記録:第9回共創言語進化セミナー

2021年2月22日に「共創言語進化」主催の「第9回共創言語進化セミナー」に参加しました。セミナーは以下のように開催されました。

タイトル: 自閉症は津軽弁を話さない
(Autistic children rarely talk in Tsugaru dialect)
講演者: 松本敏治(教育心理支援教室・研究所 ガジュマルつがる 代表)
言語 : 日本語
日時 : 2021/2/22 (月) 15:00-17:00 (少し延びる可能性あり)
(参照URL:http://evolinguistics.net/event/#event1292)

今回のセミナーのことは、言コミ・フォーラムで発表した後に、参加されていた教授から教えていただきました。本当にありがとうございました。

感想・記録

「方言の社会的機能」(佐藤2002)による考察やメディアを媒介とした言語習得の考察など、とても興味深かったです。

指示に「マス形」が使われるのは、日本語教育では初級の段階ではよくあることだと思ました。第二言語としての日本語教育の場合、「~て(ください)」などは一般的により複雑な活用が必要とされる「テ形」であるため、「マス形」が代用されるときはあります。ただ、第二言語習得による文法の活用の複雑さと、自閉症の方々の文法機能の理解、または話し手の意図理解は必ずしも同じ次元ではないとは思いますが。(この辺り、もう少し掘り下げて勉強してみたいです)。

セミナー後にはSpatialChatを利用したセミナーの続きもあったそうですが、今回は参加できませんでした。

講演者の松本敏治先生が書かれた本があるようなので、読んでみようと思います。

以上、記録でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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