「手洗いを、あなたより重要に、思っていないから。」

夫の言葉です

現場仕事をしている夫と職人さんは、

手洗いのときに、石鹸をつけません。

「ウイルスは、いないから。」

ハンドソープを勧めた私に、職人さんは言いました。

しかし彼らは、反社会的な人には、怖れます。

しっぽを丸めた小犬のように、全く一つの抵抗も見せません。いつもなら、小言が欠かせない夫も、全く言いません。

感染率で性別に違いがありますが、こういったことも関係しているのではないかと、私は思っています。


感染は、これでは、終わらない。


沖縄県のこと、東京のこと、

どうして遠い世界のように思えるのか、私には理解ができない。


接待業の方が、「私たちがお客様に、マスクでお顔を隠すような失礼なことは出来ない」と、春頃にテレビの取材で話してくださっていた。

そして、その形を変えて、取り組んでくださっている。

仕事や生きていくための信念を、ときとして、変えねばならないときがある。

接待業の方は、信念を、信念の形の方法を、変えて取り組んでいる。

感謝しかない。


夫と、職人さんと、同じことをしてしまっている人たちに、ただ気付いてほしい

【恐れることは弱く、だから恐れていることを、見せないようにしている。と同時に、手洗いをおろそかにしている恐ろしさにも、気づいてほしい。 これまでの人生観が、ウイルスに勝てるのなら、こんな問題には、なっていない。】


悲劇の襲来しか、彼らには届かないだろうか。


私一人だけでは、彼らの行動を変えることが出来なくて、悲しい。