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新米女社長の裏話 ~「新米」「女社長」と自分で名乗ってしまうほど強固な「女は半人前」という呪い~

おはようございます。

最近、ずっと先輩ライターさんと「それは呪いをかけられてますね!」という話をしてました。

呪いといっても呪術ではない。社会から、男性から、かけられている呪いなんですね。

簡単に書けば「男尊女卑」のことですが、この呪いは強固で、女性はもちろん、男性もその呪いに苦しめられている。

女性のみなさん、「女だから学歴がそんなに高くなくても」「女だからその程度でいいよ」「これだから女は」「女のくせに生意気だ」なんて言われた経験はありませんか?私はあります。だけど、あまりにもありふれていて、自分自身が「女の私は男性より劣っていて当然」と思ってしまっている。それに気づかないでいる。この状態が「呪い」なんですね。

じゃあ、この呪いをかけているのは誰かといえば、「女性よりも強くないと男じゃない」「男は稼いで当たり前」「男は女よりできて当たり前」という男性たちや男性中心の社会。

その「呪っている」男性側は苦しくないの?というと、今のご時世にその価値観はつらいですよね。働く女性も増えている。男性より稼ぐ女性もいる。男性が「女より偉い」状態でいるのが難しい時代。

私自身が資本金500万の会社の代表取締役なのです。お食事をご馳走になった後に「けど、飯野さんって俺より年収高くない?社会的地位もあるよね。何でご馳走したんだろ…」と言われたことがあります。

このnoteのタイトル「新米女社長の裏話」なのですが、私は個人事業主として「社長」だった時期は長いんです。だけど、「新米」とつけてしまうのは、「女はどこまでいっても半人前」という気持ちがあるから。また、男性の社長が「男社長」とは書かないわけです。「女で社長」がレアであるから、「女社長」というタイトルになっています。

「飯野さんの理想の男性像って?」って聞かれて「私より社会的な地位があって尊敬できる人!」と無邪気に答えていました。だけど、社長になって、「自分より社会的な地位がある」ってどんな人なんだとはたと気づきました。

資本金の額?じゃあ資本金が500万以下だと私より偉くないの?きっと私は資本金300万だろうが、個人事業主だろうが、相手が男性だったら「私は女だから下」と思うんです。呪われてますね。

男性は女性が自分より「上」になりそうだと潰しにかかり、貶めます。男性側だって「女性より偉くなきゃいけない」と思っているから。必死です。

女性側は「私に社長なんて無理」「フリーランスなんか無理」といって、つぶされてしまう。本当はもっと活躍できる女性ってたくさんいると思うのに。

「男性より下」である状態が当たり前で、そこに心地よさや安心感すら持ってしまうこの状態が「呪い」ですが、このことに関しては、あいである広場で書きたいです。なかなか言語化できずにいますが。

さて、今日は朝8時30分に、発達障害グレーゾーンの進路の難しさについての記事をあいである広場で公開します。

うちの子がまさにそうで、悩みが多いです。ぜひ、読んでください。

では、よい週末を!

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