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リーマン×一口馬主

セカンドインカム、という言葉が世に出て久しい。

主だっては副業で収入を手にすることを指すが、その副業も幅広い。

セカンドインカムを推奨するので有名なのは御堂筋沿いにショップを構える某社をはじめとするMLMだが、ビジネス色が濃く営業の苦手な僕には向かなかった。

そのMLMもよく勧誘の際に口にするのが「権利収入」という言葉。
ことMLMに関しては既にその分野で上位カーストにいる人のウン十倍、ウン百倍の努力と忍耐をして初めて収入が手に入る。なぜ忍耐と言ったかは察して欲しい(笑)

他にセカンドインカムを実現できるもの。
それが一口馬主という選択だった。
元々競馬が好きだったこともあるが、モノホンの馬主になるには恐ろしくハードルの高い審査基準をクリアしなければならない。
(詳細を知りたい方はJRAホームページ参照)

そんな非現実的なことを目指すより、馬主気分を味わえる一口馬主なら趣味と実益を兼ねられる。上手く行けばそこそこの収入になる。
実際の競馬同様ギャンブル要素は含むが、それは先物やFX等の投資とて同じ。

・・・というわけで、実際に一口クラブに入会したのが2017年。
ロードカナロア産駒2頭、スクリーンヒーロー産駒1頭の出資者となった。

晴れて一口馬主デビュー、である。

明けて2018年、出資馬のデビューを迎えた。
今日のフェブラリーSに出走するレッドルゼルの新馬戦。

芝1400m、前半力みすぎて結果は3着。陣営はダートへの方向転換を選択する。

未勝利戦を一度取り消して、京都ダート1400mの未勝利で仕切り直し。
そこで圧巻の走りを見せ、出資馬初勝利を飾った。
なおその後、500万、2勝クラス特別、3勝クラス特別、リステッド、オープン、全てレッドルゼルが出資馬として初めて勝っている。


そして前走、GIIIの根岸ステークス。
重賞挑戦2度目にしてしっかり結果を残した。

ここで冒頭の画像に戻ろう。
重賞を勝ったことにより、出資額に対しての回収率が870%。単純計算で5万円の出資→43万強のリターン。月々の厩舎代等の諸経費を含めるともう少し回収率は下がるが、それでも十分すぎる配当を手に入れた。

更にGI出走という、一般馬主でもそうなし得ないことを一口馬主という形で達成出来た。
初めてのGI、初めての距離と厳しい戦いになることは戦前から目に見えているが、まずは無事に完走してくれることを願っている。

一端のサラリーマンがGIを走る馬を持つ。
個人的にセカンドインカムとしては満足のできる方法だと思う。







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