RADIO GALAXY 1周年記念日なのでRADIO GALAXYについて考えてみた

RADIO GALAXYに出会った瞬間に恋に落ちたド素人の頭の中、楽曲に対する個人的な解釈などです。

思っていることを発信することも文章を書くことも得意ではありませんが、RADIO GALAXYについて誰かと追求したり考えを共有したりしたい、そして自分とは違う視点から考えられたRADIO GALAXYを知りたいという思いが強くあり一歩踏み出してみました。


【1】電波銀河

RADIO GALAXYについて自分なりに理解を深めようとした際、まず1番最初にぶち当たった壁がここです。

RADIO GALAXYとは→電波銀河
電波銀河とは→???????

お恥ずかしながら天文学や物理学等の知識が全くないため、調べても理解が及ばないことがほとんどでした。ですが素人なりに分かった(ような気がする)のは、電波銀河(Radio galaxy)とは「通常より強い電波を出している銀河」ということ。つまりめちゃくちゃ強くて凄い銀河❕🪐これが限界でした。

そして調べを進めていくと、電波銀河の代表例として、はくちょう座Aおとめ座Aケンタウルス座Aなどがあることを知りました。

ここで2022年7月28日に公開されたRADIO GALAXYのMVと、代表的な電波銀河との比較をしてみます。

①対になっている赤い物体(?)

多重波長で捉えた「はくちょう座A」の不気味に見える構造 より


②螺旋階段(?)

2つの光で描き出す巨大銀河「ケンタウルス座A」 より


③渦巻き(?)

おとめ座銀河団に属する渦巻銀河M61 | アストロピクス より

何となく似てる気がします。 

初見では謎に溢れた人工的な異空間と感じることしかできなかったMV、私が銀河を知らなすぎたから気づけなかっただけで、もしかしたら本当に電波銀河の世界を表現してるのかもしれない。もし有識者の方がいらっしゃいましたらご教授いただきたい所存です。

しかしながら銀河という超自然を表題にしているにも関わらず、MVの世界観が人工的すぎて戸惑ったのもまた本音ではあります。きっと何らかの理由があるはず、何なのかは分からないけれど。それを見出したくて着目したのは、RADIO GALAXYがアイドルソングであるという点。

ではアイドルとは何か?から考えてしまうと終着点が見えなくなってしまうので割愛します。かなり偏った言葉選びをしてしまいますが、ここで一旦「アイドルも人工物」と考えてみると、途端に何だか暗喩的なものを感じます。まるでMVの世界観そのものが「アイドル」を表現してるような気さえしてきます。
 

【2】スローモーションメテオ

KAWAII LAB.連載#8 FRUITS ZIPPER話題の新曲「RADIO GALAXY」について(もしもしにっぽん) より

お馴染みのスローモーションメテオについてです。
独特な振り付けであり転調するポイントなのも印象的で、きっと多くの人にとって一度見たら忘れられないパートではないかと思います。

メテオ=流星。隕石。

え、流星と隕石って違うの?スローモーションメテオで飛んでくるのは隕石だと明記されているけど、流星である可能性は?となったので調べた。これもまた不完全な解釈になってしまうけれど、おそらく流星≒隕石。

まず流星とは何かです。彗星が宇宙を移動しながらばらまいた塵、それが地球と出会うと重力にひかれて落下する。その際に空気との摩擦熱によって塵は発火する。→これが流星。

その中で、
大気圏で燃え尽きたものが流星。
燃え尽きずに地上まで落ちてきたものが隕石。
といった違いがあるそう。

ここで分かったのが、メテオ(流星、隕石)は彗星から生まれているという共通点があること(厳密には起源は違うと考えられているという情報もあったが)。彗星というワード、FRUITS ZIPPERにぴったりなのではないか?と考えました。

参考:
”これで見える! 流れ星”.必見!目がテン!?ライブラリー. (2023-7-28)

アイドル界に彗星の如く現れたであろう(とはいえ経験が長いメンバーもいるが)FRUITS ZIPPERさん。ライブでは隕石を支え合った末、食べたり客席に投げたり打ったりしているようですがダンプラはとてもシンプル。それゆえに隕石を体に取り込んだ結果がふるっぱーポーズ👌(←隕石の暗喩)なのではないかと思えてきてしまいます。

 

【3】歌詞


私はRADIO GALAXYのことを、《「曲調も歌割りもフォーメーションもめまぐるしくて振りコピが楽しい宇宙ソング」という外見を持ちながら、アイドルからファンへのどこか切実なメッセージ性を感じられる楽曲でもある》と思っています。キャッチーなメロディーとは裏腹にワードが不可思議で掴みどころがない。だからこそ掴みたい、もっと深く知りたいと感じてRADIO GALAXYの虜になっているんだと思います。

分からないなりに、だけどほとんど確信しているのは、RADIO GALAXYは私にとって究極のアイドルソングであるということ。ここでRADIO GALAXYの歌詞について思っていることを吐き出します。

"当たり前に日が昇り
新たな時代カミン
光の速さでグッモーニン
あれあれ待てよと言う間に
日常も色チェンジ
カラフル さながらファンタジー"

一般人→アイドルの日常の変化、また、きっと多忙でめまぐるしく回転しているFRUITS ZIPPERさんの生活も表れているような感じがするこのパート。油断して見ていれば振り落とされそうになるから必死に食らいつき注視する。まるでアトラクションのような楽しさを得られるのでとても好きなパートです。


"楽しいこと一緒に感じたいの
こぼさないで ちゃんと受け取ってさ!"
"みんなまとめて最高へ招待
これが我らの煌煌のショータイム"

ここがまさにアイドルとしての思い、決意のようなものを強く感じた部分。ステージから発信されること(表現、メッセージ、そして生き様など)を零さないように受け取って!といった印象です。


"瞳の真ん中 ブラックホールみたいだね
予想もつかないような 何かしたい
不可能の文字 オモイで吹き消したら

何度でも さぁ
歌うんだ (大きな声で)
あなたに (届けたいから)
あなたに (伝えたいから)
強くほら"


ブラックホール。これはアイドルを見ているファンの瞳?ステージで舞う大好きなアイドルの一挙一動、全てを受け取りそしてこの目で飲み込みたい、というふうに考えると大変共感できます。

また、ブラックホールは極端に重力が強く、全てを引き込み光さえ脱出することができないというところを考えると、まさにアイドルの瞳そのものだとも感じます。


"超次元まじまじ"

そしておそらく最も印象的なワードであろう「超次元まじまじ」はこれまで何百回と聴いてきたけれど理解できたことはないです。1番の謎です。以上です。

 

【4】あとがき的なもの

(2023.7.29 追記)
私は様々な方の解釈や考察等を読むことが好きなので、これを読んでくださった方の考え、思ったことも知りたいと思っています。それがここに書いたことと全く異なる方向性であったとしても、例えこれを否定するものであったとしても共有していただけたら嬉しいです、それが許されるならばですが。

というのも私の考えが正解だとは思っていないからです。様々な方の思考の渦に触れてこそ生きている感じがするので。RADIO GALAXYという答えのない旅の仲間に出会いたい、これがこの投稿の動機の全てです。