定期ゲ勢向けのコミッション始めたら起業家のコンテスト準優勝しちゃったんだけど

この記事は定期ゲ・鶏 Advent Calendar 2019 9日目の記事です。

8日目:定期勢の知らない英国の世界
10日目:“定期更新型ゲーム”による創作活動への強化因子と物語的意味


はじめに

え? マジで何が起こってるんですか?
全然実感わかねー。なんだこれ。

えっと、ビジネスコンテストっていう……俺こんなサービス作りたいんだけど! っていう発想を熱く語って、そのプランの完成度とか色々なものを競うコンテストがあるんですが、全56プラン中2位になりました。えっ? やば。 信じられる?

ちゃんとしたほうはそのうちあっちのアカウントのnoteで公開しますが、とりあえずここではふざけさせてください。
お硬い文章とかわかんないし可能な限りやりたくねえもん! とりあえず今のいろいろな気持ちをここで整理させてくれ。

というわけで、前半はここまでの経過の記録。後半はこのコンテストの感想とか色々。

そんな感じです。

自己紹介(12/9朝追記)

朝起きてびっくりしたんだよ、まさか身内以外に見られると思わなかったんだよ。だってこれ界隈向けの企画ですよ。私のこと知らない人が結構いるんですね? というわけで追加します、みなさまこんにちは、引きこもりです。

こういうものです。

現代医学では解明不可能な病(一応アレルギー的な何かっぽい)を患っています。10代の頃には「頑張って20歳まで生きようね〜」と言われるくらい詰みゲーみたいな人生をプレイ中。
具体的には何食っても大概ショック症状が出る感じです。1ヶ月に10回だけ使える強い薬を飲みながらギリギリ生存しています。
まあただ食事回数を減らさざるを得ないので、外に出続ける体力とかあんまりなくて、なので大学は辞めました。そのあと3年くらい引きこもりをしています……していました。

この体質じゃなかったら路上似顔絵描きがやりたいと思ってた。人と喋るのが好きだしよく引きこもりに見えないって言われる。
どうせ飯食うならたのしく食いたいので人と飯食うのは好き。一人で食うより安心感あるし(倒れたら救急車呼んでくれるから……)

あと無敵って名前の猫が家にいて、Togetterがバズったりねとらぼとかねこナビに出たりNHKに出たりしています。
そんな感じ。

性格は超ポジティブ、明るくて魅力的です。

いや適当言いましたが、ENTPでググるといい感じに紹介してくれると思います。
部屋の片付けと宿題と、靴下とか服とかを着ることが苦手です。布が身体についてくるのが無理で……
あと型にはまることが全くできないのでもし普通に体調良くても就活とかはできなかったと思う。集団行動とか無理すぎ。正しい敬語使えないし。

常に「変わった子だね」と言われてきました。小さい頃それがすごく嬉しくて、大人(おもしろい人たち)に一番に顔と名前を覚えてもらえるのが特別感あって楽しくて、
でもいつかは普通の人になってしまうんだろうなと思っていて、それが怖くて大人になりたくなかったんですが、
なんかどんどん属性が増えてめちゃくちゃ変わった大人になってませんか? こんなやっべえ社長とかがいっぱいいるコンテストの中でさらに「キャラクターが尖ってたね」とか言われたよ。やべえ。

まぁそんな感じなので、正しい人生とかちゃんとした人生とかではないです。人生の最初からパラメーター調整ミスってるだろって感じ。しょうがねえから伸びてたステを伸ばしました。生存技能の能力値はマイナスなのであらゆる人の力を借りてギリギリ生きています。一般的にためになるような行いはしてきてない。意識も高くないです。やらないと死ぬのでやってる。

なのでふーんなんかやべえやつがいるんだな感覚でどうぞ。


何やってんの?


このへんとか


この動画とかを見てくれればいいのかなあ。


コミッション中に描いてる画面を配信で見せながら通話とかしてリアルタイムで修正するよ! 数時間かかる大作は描かないぜ! 時給制なのでその時間内に描けるものならなんでも描くよ! ライブはみんなに見てもらえるから配信中自キャラや自分のことを好きに宣伝しな! あとお硬いやりとりとか絶対しないからよろしくな!

みたいなやつです。

コンセプトはたぶん「路上似顔絵描きみたいな簡単で手軽な依頼をオンラインで」的なやつじゃなかった? 覚えてないです。調べてくるね……
違ったわ 「オンライン路上似顔絵」だった

強みは大きく分けて3つで、
めちゃめちゃはやく絵が完成することと、依頼者配信者でリアルタイムに連絡をとりあって調整できることと、観客が一緒にライブに参加できること。

必要なもの

自分の画面を見てもらえる手段+依頼者配信者で会話やすぐにレスができる手段+視聴者がコメントできる手段
+お金を振り込んでもらう手段

が必要でした。

やったこと

体験談なのでなんか参考になんのか全然知らねー。備忘録とかまとめ。

0.事の発端

くりぐさんその節はほんとうにありがとうございました。おかげで今があります。


1.Discordサーバーを作り、画面共有で配信を試みた

「試みた」、結論から言うとできなかったんだけどさ。

定期ゲでもクローズドβテストとかあるし、まずは小さくやろうと思って鯖内に人を集めて画面共有で画面見てもらいながらコミッションしようと思いました。
Discordはわりとクローズめの環境である上に通話がクソ簡単でさらに画面共有もできる(できた)ので強い。

支払いはBOOTHに500円のものを置いて適当にBOOSTしてもらう感じでやりました。

ただ、Discordの画面共有は当時テスト版で、通話参加者が20人を超えると見れる人と見られない人がでてきて、なんか30人だか40人だかくらいで完全にできなくなってしまうんですよね。

2.外部の配信サービス+配信サービスの付属のチャット+Discordサーバー内の通話機能+Discordチャット機能で配信した

最初はCavetubeでやり、気が向いたときにYoutubeにしました。べつに最初からYoutubeでよかった気がするな。でもCavetubeかなり馴染みがあって好きだったんです、初見の人も来てくれやすかったし。

Discordのチャット欄を画面にうつして配信していました。これはこれでコメントの敷居が下がってよかったんだけど(あと読み上げ機能が楽だった)、Discordのコメント欄と配信サービスのコメント欄両方見るの効率悪くない? となった(コメントができる場所はひとつにまとめたほうがよい)

3.(本稼働)YoutubeLIVE+Youtubeコメント+何らかの通話ツールで配信

今はとりあえずこれ。
今まで依頼くれてた人はDiscordでぜんぶやってくれたけど、Twitterから依頼を受けられるようにもなってて、その場合はイカデンワってサービスを使おうと思っています。(Splatoon向けの通話サービスだけどSplatoonじゃなくてもいいよってかいてあったのでありがたく……)

あと支払いを基本的に口座振込にしました。なんでかというと、BOOTHだと翌月の20日に振込(1/1〜1/31までの売上は2/20に振込)であり、明日めっちゃ金が欲しいんだけど……やっべえ〜依頼受けないとネット回線代払えねえ〜……というときにどうしようもないからです。人生が自転車操業。賞金20万円もらいながら帰りの交通費払えるかなって心配してるのマジでやめたほうがいい。(私以外のファイナリストはもう少し人生大丈夫だと思います)

4.(今回コンテストで入賞したプラン)これサービス化してみない?

なんかやりたい人多そうだし、skebとかみたいにユーザー登録して参加する感じのサービスにしたらいいんじゃん? というのが今回応募してみたプランです。

流石に1人だと技術力とか諸々がちょっと……アレ……なので、最初は配信も通話も金銭の諸々も外部サービスを駆使してやっていきたいね、という気持ちがありますがなにもかも未定。他の参加者さんはクラウドファンディングとか始めてたりしてるのに私のはマジで何もかも未定。

後半ではここの部分を話します。

(おまけ.金銭まわり)

2.のあたりで開業届(と青色申告承認申請書)を出し、屋号を決め、屋号名義の口座を作りました。
これによるメリットは以下の3点。

・屋号名義の口座が作れるので確定申告が楽
これをすることにより、この口座に振り込まれたお金は全てコミッションで稼いだものであるということがわかり、ログが取られ、確定申告がめっちゃ楽になる効果があるわけです。
経費で払いたいものはここから直接出金すればいいですね。楽。
まぁそれでも超嫌なので今から人々に泣きついてるけど。何にいくら払ったとか覚えてねえし……リアルのレシート全部なくしたし。ねえやっぱり確定申告オフしませんか?

・屋号名義で口座が作れるので個人情報的に安心
あんまり本名公開したくなかったので調べてみたところ、ゆうちょ銀行は振替口座を屋号名義で(本名出さずに)つくることができるということがわかり、そのために開業届を出すことにしました。
ただしゆうちょ銀行の振替口座、ATMから引き出すことはできません。一つだけ銀行を決めて、すべての手続きをそこで行います。あと通帳がない。まあゆうちょダイレクトを使えば家にいながら送金とかができるので別に大丈夫かなとは思う。私は絶対100億%通帳なくすので、通帳無いってわかってるのはむしろアドだった。
まぁ……もう意味ないんだけど……

・赤字になったときありがたい
独立した年って赤字になる可能性がかなり高いですよね。開業届出すならついでに青色申告承認申請書を出しておくと赤字になったとき翌年めっちゃ稼いでも繰越で控除されたりします。3年分だったっけな、詳しくはまぁなんか各位いい感じに調べてください。
コミッションで必要な経費ってあまりなく、電気代とネット代、あとパソコンが壊れたら修理費、あと……絵に必要な本とかそれくらいですが、どっかに広告出したりするならまあ赤字だよねって思っていました。そうはならなかったわけだが。


で、コンテストに出してみました

なんかやりたい人多そうだし、skebとかみたいにユーザー登録して参加する感じのサービスにしたらいいんじゃん? というのが今回応募してみたプランです。
流石に1人だと技術力とか諸々がちょっと……アレ……なので、最初は配信も通話も金銭の諸々も外部サービスを駆使してやっていきたいね、という気持ちがありますがなにもかも未定。他の参加者さんはクラウドファンディングとか始めてたりしてるのに私のはマジで何もかも未定。

じゃあこれの話に戻るね。

そろそろしんどくなってきたので省エネで適当にやるね。


コンテストに出した話① ビジネスコンテストって何? どんな感じ?

ビジネスコンテストっていうのは、起業を考えている人がつくったオリジナルのビジネスプランをバトルさせて強者を生き残らせる大会です。これでえらいひとはすごいプランを見つけてそれを支援することができるし、起業家にとってはめちゃめちゃなチャンスだし、なんかもうアドアドのアド。すげえ。世界に幸福しか生まないシステムだな。

私がやったやつは、まず書類審査があり、それをクリアするとビジネスプランブラッシュアップセミナー(ぼくのかんがえをよりよくするあつまり)が数度あり、そしてなんかいい感じになったところで決勝戦で公開プレゼンテーション(かみしばいはっぴょうかい)って感じでした。
今回は56組の中から10組がファイナリストになって、そのうち最優秀賞が1つ、奨励賞が2つ。あとみんなの投票で決めるオーディエンス賞。

私が応募したやつ、参加者傾向はきいたところによると社長が多いらしいです。
あと大学生の人とかもいるらしい。確かに「ビジネスコンテスト」って検索すると大学生におすすめのビジコン10選! とか出てくるし、流行りなのかもしれない。
引きこもりは初だそうです。
セミナー参加したときにシニア向け起業のチラシが配られてたので、層としては「数十年実績を積んできてキャリアと人脈があって、さあ自分の得意分野を活かして起業するぞ」みたいな人が多いのかなって思います。体感。知らんけど。

コンテストに出した話② なんで出したの? 利点ある?

東京都のビジネスコンテストに誘われてノリで出したんですけど普通にめちゃめちゃ序盤で落ち、他になんかそれっぽいのないかな? と思ったら地元でコンテストやってることに気付いて……

こういうコンテスト、「コンテストのためにプランを書く」みたいな人がけっこういるっぽいんですが、私の場合はプランができていたのをコンテストに出してみたって感じでした。
人々、けっこう腕試し感覚でカジュアルに応募してるのかな。複数応募してる人がいるとかもききました。あと別のコンテストにも同時に応募してる人とか。向上心の塊か? 私たぶんこんなの二度とできないよ……

私は別に腕試しとか賞金稼ぎとかではなくて、
どうしてコンテストに出したかというと、コンテストに出すことでなんかいい感じにいろんな情報が舞い込んでこないかな~? と思ったのと、
ワンチャンファイナリストになれば色々支援してもらったりうまいこと人の名刺コレクションできたりすんじゃね? と思ったからです。
あと別に落ちてもデメリットないし。引きこもりだから時間はわりとあるし。

まさかこんなことになるとは思わなかったけどな。マジで。

ちなみに私の出したコンテスト、行政から特典がめっちゃもらえて、とりあえず決勝まで進めばなんか個別面談とかしてもらえます。あと決勝戦後に交流会とかがあって、決勝戦見にきたすげえ人と名刺交換できたり、そもそも決勝戦はすげえめっちゃえらいひとに向かって喋るので知名度が上がったりします。もう決勝戦出るだけで爆アド! すごい。
あとまさか入賞すると思わず全然気にしてなかったんですが、入賞するとめちゃめちゃ莫大な金を無利子で借りられるらしい。これは引きこもり的にはとんでもないことです。だって引きこもり普通金借りられねえもんな。実績ねえし。やべえよ。
借りられる金額見たけど、1ヶ月の食費、その額の1万分の1くらいじゃね? って感じでした。(食生活ダメ人間)

コンテストに出した話③ いろんな感想

・あの……みなさんまとも……違う……ちゃんとした人ばかりですごく怖いので……引きこもりなのでちょっとあの……怖いんで……すいません……ありがとうございます……

これ受賞の時のコメントだけど、ずっとこんな感じだったよ。
マジであの会場ほんとにまともな人しかいなかったよ なんなん? なんなん…………やば………………非日常 私コンビニ店員さんと喋るのすら緊張するのに…………

・社交性があればある程度なんとかなるけど、敬語は使えたほうがいい

人の名刺見て「すっげー! やべえ! SSRじゃん!!!」とか興奮するな
人の名刺のマスコットキャラ見て限界オタクになるな 「この子ずっとファンなんすよ…………やっば……」とか言うな
そもそも名刺を「カード」名刺入れを「デッキケース」名刺を眺めて「手札揃ったな~!」とか言うな

はい…………ごめんなさい………………

っていうか名刺とかなんで同時に渡そうとするの? 敏捷値の高い方から行動してほしいんだけど……

(訳:前日に慌てて名刺交換時のマナーとかググっても身に付かないので日頃から正しくなりましょう)

・やっべーーーーーあと2分じゃこのnote完成させるの間に合わなくねえ~~~~~!?!?!?

人生ずっとこうでした。

このおもしろ名刺は7日に間に合わせるために4日に頼んで5日に発送してもらって6日に届いた。
あとプレゼン資料は5分前に提出したし、当日の昼休憩中にカンペ作って近所のファミマ行って印刷した。

っていうか今なんやかんやDMとかしてたら0時8分です 間に合ってねえ。

計画的にやれる人種は計画的にやっておいたほうがいいと思います。私は無理なのでこういう人生をしています。
ライブコミッションの発想も締め切りが守れなさすぎるからできたものだよ。

・やらない後悔よりやる後悔ですね

これはけっこう思ったのでこれからもおもしろそうなものは色々試していこうと思います。
いつ死ぬかわかんねえしな。やっぱ人生って挑戦だよな。

引きこもりなので失うものがないから色々挑戦できるし、なんか身軽なうちにもうちょっと色々やっておきたいような気はしました。が、これを進めるのもやったほうがいいよね。

・こんな個性のある人しかいないようなところに来てもその中で「尖った人」と言われ続けるのやべえな

全身ウニ人間か?

めちゃめちゃ個性的だねって言われて、すげえいろんなひとにかわいがられていた気がします。ありがてえな。日本社会の大多数の上司からは忌み嫌われるタイプなのにな。ありがてえよな……

やべえ身体的デメリットってむしろ長所なんだなっておもいました(おぼえてもらいやすいので)
まあ引きこもりっていいながらクソ明るく人に話しかけてるのはギャップっぽいけど……

・ところで、審査基準に「経営者力」ってのがあってさ

マジでこれクリアしたのかよ。信じられねえよ。

おわり

たぶん絶対書き忘れたことあるので時間できたら続き書くかも。書かないかも。あとで足すかもしれないし足さないかもしれない。

とりあえず衝動のままに書いてこんな感じです。
書いたことでようやく実感出てきたな。マジかよ。本当にこんなことが起こっていいんですか? 私何か努力した? 強いて言えば生きることが努力だけど……文字通り血の滲むような……咳き込んだときとかに手のひらに

というわけで大体以上になります、
今後の予定は未定ですが、せっかく得た諸々なのでいけるとこまでいってから死のうと思います。



今回の受賞にあたり、後押ししてくれたいろんな人々、発表前にプレゼン見てくれた方々、祝ってくれたみんなたち、ほんとうにありがとうございました!!!!!!!!!

賞金はもらったけどそれはそれとして普通に経済状況はアレなので私を助けると思って依頼などしてくれ!!!!!!!!!!!

よろしくな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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