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【遠藤 優】2020.02.23 神宮外苑クリテリウム マスターズ16位(最下位)

photo : 三井 至

Roppongi Express (以下、RX)としては、本格的なレースシーズン幕開けとなる神宮外苑クリテリウム。RX結成後まだ優勝がなく、なるしまフレンドさんにやられ続けていたのが過去3年間。今年こそはチームで優勝者を出すのが目標。

自分の成績はというと、加入した2年前は腸脛靭帯を痛めて完走が精一杯。昨年は病気療養中のため出走できず。今年はツール・ド・おきなわのコンディションには及ばないが、レースを楽しめる程度には仕上がっていると感じていた。

今回の出走メンバーはまこっちさん、ヤマケンさん、ハンさん、キク、マツオ。他に3人エントリーしていたが諸般の事情によりDNS。それでも出走者の1/3を占める最大勢力。レース前にしっかりと作戦会議を行って、奇襲攻撃と思われるような作戦Aとオーソドックスな作戦Bのダブルプランでレースに臨む。

このレースからチームウェアがBioracer最高峰、Epicシリーズのワンピースになった。このウェアは今まで着たウェアの中で間違いなく一番いい。空気抵抗の少なさ云々はもちろん、絶妙な伸縮性で、ウェア着ているよね??と焦ったのはここだけの話。

また、バイクは最強の相棒である SPECIALIZED S-WORKS VENGE が戻ってきた(新たに買った)。急ピッチで組んでくれた みやざきフレンドさんに感謝。

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photo : Kazutaka Inoue

十番先生に程よく刺激をいれてもらった後、iPhoneⅩ × Tacx Neo2 でZwiftのエルゴモードにてアップ行う。足の状態はまずまず。

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レース参加者17名。RXで先頭を陣取ってレーススタート。開始早々ARCC2名が前へ。これはまこっちさんが言ったとおりの展開。ARCC2番手の選手がわざと中切れしたところで大友さんが抜け出し、そこにヤマケンがジャンプ!した後に何名かブリッジをかけた所で集団は落ち着く。RXとしては更に前へ乗せられないかと様子を伺いながらレースを進める。

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photo : Kazutaka Inoue

前半の位置取りは逃げのヤマケン、集団の要の位置にマツオ司令官と付近にまこっち&ハンさん。オバタさんマークでキクと私。3周目位まではオバタさんの後ろに着いていたけど、かなり後ろの位置だったので、そこはキクに任せてサッと前の方へ。試走の時にオバタさんからあまり調子は良くない、Vengeとの相性が良くないと話があったけど本当なのだろうか。

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photo : Kazutaka Inoue

逃げが吸収されて、あっという間に4周目の中間スプリント賞。コーナーリングと立ち上がりで、飛んでいくオバタさんを見て、まともにやったら持っていかれるのを確信。やっぱり速い!RXとして勝つためにはプランAのハンさんラスイチ独走で行くべきだと腹をくくる。それを成功させるために、自分の結果はどうなっても構わないとも。

5周目前半は中間スプリントでかなり前と開いてしまって、このままフワッといかれると危険な展開。自分が声をかけてまとめながら引いて銀杏並木のUターンまでに詰める。


6周目からは前々。散発的に動いていたARCCの動きが止まり、他に動けるチームや単独参戦でオバタさん以外強いレーサーはいないので、RX vs オバタさんの様相になってくる。次の周でレースを動かすぞ!というワクワク感がたまらない。


7周目はパターンAに持ち込むための勝負となる周回。何も言わずともチームメイトが前へ集まってくる。銀杏並木のUターンではまこっちさん→ハンさん→他チーム→私の順。ターンをしながら後ろの状況を見るとオバタさんが番手を少し下げていて、その真後ろにマツオ指揮官。ここしかない!と思うよりも先に身体が動いていたと思う。声をかけながら、今までよりも少しキレがある加速で鋭角コーナーまで上げていく。ハンさんに途中気合を入れてもらって上げきったところでリリース。脇の下から後ろを見ると後ろが離れている。ハンさんにはそのまま独走してもらい、自分は最後の仕上げとして鋭角コーナーを真ん中でゆっくりと回った。

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ここから先はチームメイトのレポートを見て欲しい。仕事をやりきってちぎれてしまったから。そこで着けなかったのはまだまだ弱い証拠だけど、優勝を確信したので、最後の1周は気分よく走らせてもらった。おまけにプランBのスプリント勝負では、まこっち発射台からマツオ指揮官が3位、さらにゴール前抜けたキクが2位と完璧な展開。ゴール地点では仲間が優勝したのを確認してニッコリ笑顔。

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photo : Kazutaka Inoue

こんなにハマるレースはこの先無いだろうし、出来過ぎだと思う。だからこそ今回のレースは格別で会心の勝利。これからも課題を克服して、更なる個のレベルアップと強いチームを目指していきたい。


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