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【遠藤 優】 2019.06.16 川崎マリンエンデューロ 1時間 優勝


1時間7分20秒 42.8km 221W

【レースまで】

やっとレースに帰ってくることができた。昨年10月から潰瘍性大腸炎という病気を患い、運動は全てドクターストップ。当時は1日30回トイレに行って、出てくるのは血の膿だけ。体重は最大で8kg減り、仕事に行くだけで精一杯の毎日だっだ。

治療を続けた結果、陽気が春めく頃には体調は改善し始め、4月中旬に短時間で軽く、疲労を溜めない、お腹に負担をかけないのであれば乗り始めてもいいと、条件付きでロードレース再開の許可が出た。



【レースについて】

1時間エンデューロは初めて出る競技。どういう展開になるかわからないけど、残り半分くらいから動きがあるのかなと思っていた。リアルスタートが切られると想定外にガンガン上がっていく。特にARCCのD選手の引きが強すぎて、ローテーションがうまく噛み合わない。この引きの強さを利用するしかないと思い、バックストレート(復路)でアウタートップを回してみると開始15分程でD選手と2人で抜け出す形に。

向かい風往路はD選手が6割引き、追い風の復路は自分が6割引いて周回を重ねていく。お互い向かい風は無理しすぎず、追い風はしっかりとスピードを乗せていくという走り方。メイン集団との差は離れそうで離れない苦しい状況が続き、30分を過ぎたあたりで高木選手がジャンプしてきて今度は3人逃げになる。

高木選手が合流して少しは楽になるかと思いきや、高木選手の引きが強くて苦しむ。更に高木選手は180度ターンが上手い一方、その処理が下手な自分は立ち上がりで差をつけられて立ち上がりを踏まなくては行けないので足が削られていく。そのような状況でも少しでも楽をしようと風を読んだり、前を出ると気は頭の位置を下げるようにしたりひたすら耐えて残り8分程度でゴール地点を通過。

この周回で終わりか、もう1周回あるかの微妙なライン。この周回で終わりとみた高木選手はゴール前キレの良いアタックで飛び出していく。自分は次の周回に入るという確信があったので離れすぎない位置で付いていく。案の定もう1周となり高木選手・D選手・自分でもう1周。

正真正銘の最終周回のバックストレートはD選手がふわっと先行、高木選手が追って自分は付いていくので精一杯。一か八かバックストレートからの直角コーナー手前で思い切り加速してコーナーを攻めると後ろが開く。無我夢中でもがき苦しみつつも、チームに加入して初めて先頭でゴールを駆け抜けることができた。

ゴールした直後、チームメイトがバンザイをしているは忘れられない光景だった。

地脚だけなら一緒に走った2人に間違いなく負けていた。次のレース(7月の袖ヶ浦を予定)は今回よりも積み上げて望みたいと思う。

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