モラハラを振り返る

えげつないモラハラと

ようやっと離れることができた。

意図したわけではなかったけれど、

色々な人が助けてくれた。

今では、あの地獄のような日々は

お互い様でしかない部分がほとんどだ、

って認識だけど。

ものすごい勢いで責められることを

繰り返しすぎていたからわけがわからず

ほとんどにおいて向こうが悪いと思っていた。

でも今は、たいがいのことが

お互い様だったと思う。

落ち着いて、そう思うことができる。

ひどいモラハラを受けた人は

お互い様だなんて思いたくないかもしれないけど

相手を傷つけるほどにひどくなった場合は

お互い様な部分が大きい。

たとえ相手が先に傷つけてきたから

こちらも自己防衛で、

という認識が自分にあったとしても、だ。

私の場合はそうだったように思う。

相手の自尊心を傷つけるようなことが

私の場合は何かあって、

ほんとうは普通ならそこまで激昂しないのを

相手は激しく罵ってきた。

否定をされた。

辛抱強く話し合いを繰り返していたけれど

結局私の自尊心の傷つきも限界を迎えて

言い返したり傷つく言動をとったりしていた。

それでまた相手が傷つくもんだから、

倍返しとかになって責め苦を負わされる。

お互い様と言いたくないような

地獄のようなお互い様だった。

でもそこで終われなかったのは

暴言の中に人格否定が含まれていて

完全に潰れてしまった私の何かが

支えを求めてしかたがなかったからだと思う。

周りの人間関係を壊し、囲い込み

二人だけの世界を望むような人で、

私はどんどん追い込まれていってた。

そうなるともう、

見える世界がせまくなってくる。

モラの言っていることが正しい。

私が間違っている。私が悪い。

そう思うしかなくなって、

悪くないよ、の他人の声を

信じることもできなくなってた。

さらに、驚くべきことに

悪いと言われることすら望んでいた。

というか、言われたくはないのだけど

そう言われないと

落ち着かないようにまでなっていた。

モラハラはこわい。

少しきつく注意するだとか、

多少きつい言い方だとか、

そんなレベルではないから。

あんな日々もう繰り返したくない。

自分の弱さもあって

なかなか逃げ出せなかったことを

かなり悔やむ。

ただ、人の意思は弱い。

最初に離れる決断ができなかったら、

途中でする決意など

あってないようなものになってしまう。

それはもう仕方のないことだ。

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