温泉への欲求。

20代前半の頃は友達と身軽に温泉に行けた。
歴代の彼氏とは、必ず温泉旅行に行ってきた。お風呂嫌いな人を、別れる頃にはスッカリお風呂好きにも仕上げた。

水が好きで、お風呂が好きで
1日の癒しのウエイトはかなりお風呂に重きを置いている。

そんなお風呂好きなのだが、年々温泉旅行に行く機会が激減。

仕事や子供、料金的な問題
大人になるとみんなとの予定のすり合わせは難しくなる。

今回も、友達家族大グループでの温泉旅行を仕切っていたのだが
予定が、合わない、合わない。

仕方のない事だ。

しかしあたしは、その温泉旅行を最優先にしていた。

きっと「ディズニーランド奢ってあげるし行こうよ!」と誘われても
「温泉行くから!」と断っていたであろう。

ただ、あたしは
温泉に行きたかっただけなのだ。

何回もお湯に浸かって、日常から離れて
ゆったりしたかっただけなのだ。

ああ。
お正月の雪降る温泉が
恋しい。

娘はもう、ママと2人なんかじゃあ遊んでくれない。そんな暇があるなら友達と電話したいし、遊びに行きたい。

サラッと急な温泉旅行に付き合ってくれる友達なんていない。
だってみんな忙しいんだもん。

あたしの為に時間を取って、温泉旅行に一緒に行って欲しいだけなのに。

この淋しさと、最優先してもらえなかった悲しさを癒すにはお風呂しかない。

淋しさの急遽だと思っていたけれど
1人温泉デビューとか
しちゃおうかしら。


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