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人種差別を受けた僕は、平等で率直で多様性が認められる採用市場と世界を作りたい

今日は僕の夢の話をします。
久々のnoteです。

僕の仕事は転職エージェントです。転職エージェントの仕事は毎日人のキャリア相談に乗る仕事です。「年収を上げたい」「もっとワークライフバランスの取れる仕事がしたい」「◯◯ができる仕事にキャリアチェンジをしたい」そういった方々のキャリアに関する悩みを聞き、最適な解決策を提案するのが僕の仕事です。

誰かのキャリア相談に毎日乗る日々ですが、一方「自分のキャリアに関してじっくり考えられてなかったな」と最近考えるようになりました。そういったことを考えていく中で「コーチングを受けたい!」と思うようになり、Twitterで呟いた所、様々な方から反響を頂くことができました。(Twitterの世界は素晴らしい😭)

そうして恐縮ながら3名の方にコーチングをお願いし、本日怒涛のセッションを受けていく中で、自分の夢や目標について整理されてきたのでnoteを書くことにしました。コーチングしてくださった皆様、本当にありがとうございます😁

https://twitter.com/madao930

https://twitter.com/arakichiho

https://twitter.com/maroyuko1102

今回は過去-現在-未来
に分けて書いてみます。

過去-人種差別を受けたアメリカ生活

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僕は父親の仕事の関係で6才-9才までアメリカのシカゴに住んでいました。そして唯一の日本人としてアメリカのインターナショナルスクールに通うことになりました。(インターナショナルスクールはアメリカ在住の多種多様な国から来た子どもたちが通う学校のことです。)当時僕は子どもであったこともあり、「アメリカってどこ?」みたいなレベルでした。当然、英語は全く喋れませんでした。喋ることは愚か、そもそも聞き取って理解することもできなかったのです。

しかしアメリカは主張することが正となる文化。自分が何者であり、何を考えているのかハッキリ主張する人が認められる社会でした。言語が話せない僕は当然主張は愚か、発言をすることさえできず小学校にいながらもずっと黙りこくっている子どもでした。

そんな日本人に対して現地の子ども達は残酷です。「黙っている=何をしても許される奴」というレッテルを貼られました。そう。これが人種差別の始まりだったのです。洋画が好きな人は映画観たことあるかもしれませんが、アメリカの人種差別いじめは残酷です。出身地と肌の色が違う英語が話せない日本人というだけでいじめられ、サンドイッチに牛乳をかけられ、スクールバスでは鞄をパス回しされ、殴る蹴るの暴行を受けたこともありました。僕は時々ズル休みもするようになりました。

そんな僕の最悪な生活がある時、一気に変化する時が訪れます。実は毎日英語を聞いていく中で少しずつ英語が聞き取れるようになり、喋れるようになったのです。そしていつものように同級生にいじめられ、殴る蹴るの暴行を受けていた僕は「なんでそんなことをするんだ!止めて!!」と英語でハッキリといじめっ子に主張し、反撃するのです。その瞬間から同級生の見る目が変わりました。自分の考えをハッキリ主張することで認められるようになったのです。その時から仲間として認めれられる様になり、一緒に遊ぶようになり、いじめられっ子から友達になりました。日本に帰ることになり、最後のお別れ会では多くの友達が涙を流してくれるぐらい心で繋がれる友達となりました。

この時子どもながらに感じたことは以下2つのことです。

①自分の思っていることは主張し、行動すべきだ
②人種や性別、肩書で人を判断してはいけない

この考え方は今も大事にしています。

現在-大切にしている価値観

その後日本に帰国してから、日本でも人種差別に近いことは各地で起こっていると感じることになります。例えば年齢。中学校の部活で大きく感じたのですが、日本は上下関係がとても大切な国です。以前Twitterでこんなことも呟きました。

お互いをリスペクトするのは良いことだと思うのですが、「年齢が上だから年下の人は自分を無条件敬うべきだ」とか「年齢が下だから自分は謙虚でいなきゃ。」という考え方にはどうしても納得いきませんでした。僕がアメリカで「日本人だから」差別された時と近い感情を想起してしまうのです。

そして様々な経験から
大切にしたい価値観が生まれました

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Equality 平等で

Honesty 率直(正直)で

Diversity 多様性が認められる

そんな世界を僕は作りたいです。

①平等でありたい
人は人種や年齢、性別に関わらず平等に扱うべきなんです。だからといって全ての人を同じく扱って欲しいというとそうではないんですよね。この画像がわかりやすいと思います。

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前提条件を合わせることは大切だと思っていて、じゃないと不公平になってしまう。正確にはEquality(平等)よりもEquity(公平)という概念の方が適切かもしれない。

②Honesy 率直でありたい
これも常に意識している価値観です。率直で、正直であれ。本音で付き合おうぜということです。僕は嘘・偽りを言うのはもちろん、忖度もしないようにしています。常に率直で、正直でありたい。親しい人であればある程尚更。でも日本社会ではこの価値観が歓迎されないケースが多いです。「気を遣いなさい」「失礼のないようにしなさい」「自分が思ってないことでも相手に合わせなさい」こういうことを両親や学校の先生、上司から良く言われるようになりました。僕は日本社会で行きていく中で一定相手が期待している場合には合わせることもありますが、少なくても周りの人が自分と接する時は率直でいられるようにコミュニケーションを取りたいと思っています。その結果前職でも現職でも職場の後輩が「ゆうさんとなら本音で喋れます」と話してくれる人が多くて有り難いです。

③多様性が認められる世界にしたい
人はみんな一人ひとり固有の特別な存在。だからこそ「違う」は当たり前なのです。むしろ「違う」から面白いとも言える。だから「違う」から差別をして、除け者にして、ましてやイジメをするなんて絶対にしてはいけないこと。多様性を認めよ。違いを認めて互いに高め合う。違うからこそ気づきがあるし、成長がある。そういう違いを認識することが他人と接して生きる上での醍醐味だと思うのです。

余談ですが、「多様性ってなに?」と思う人は映画の「ヘアスプレー」を観ることをオススメします。多様性の素晴らしさを強烈に教えてくれる偉大なミュージカル作品

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未来-採用市場をアップデートしたい

その上で将来僕が何をしたいのか。それは採用市場をアップデートすることです。僕が就活時代にはリクルートスーツ、男子は短髪/女子はひっつめ髪のスタイルが当たり前で、凄い違和感でした。また企業に良く見られるために偽装するESや面接の志望動機に辟易してました。平等で率直で多様性の認められる社会が作りたい僕が全く正反対の就活文化に嫌気が刺してしまったのです。ところが以前P&Gがこんなキャンペーンをやっていました。

この時、僕は衝撃を受けました。消費財メーカーの中でトップになるP&Gが先駆けてこんなキャンペーンをやっている。時代が変わったと感じました。僕はこういうムーブメントを起こせる人になりたいです。平等で率直で多様な就活文化を作りたい。

ちょっと最近ではユニリーバでも顔写真と性別の記載をなくすレジュメの提出が話題になりましたね。

前述の通り、僕は転職エージェントなのですが、転職市場においてもまだまだ表面的な情報で判断されて機会損失しているケースが多いと思います。学歴バイアスのフィルター、会社バイアスのフィルター(某R社の人が欲しいなど)、性別や顔写真で判断する企業、偽りで即席の志望動機で内定を獲得してしまう求職者、企業の実態を明かせず良い所だけ求職者に見せてミスマッチを起こしてしまう企業の採用手法。問題は山積みです。こういった会社が正しい形で自社の採用ブランディングに取り組み自社のミッション・ビジョン・バリューを明確にしそのMVVの基準で候補者を採用していく。候補者も企業も相互理解が成されている状態で内定の意思決定をし、自社に本当に合った適切な採用をすることで、運命の1社を見つけられた求職者は喜び、自社に合った最高の人材を採用できた企業は感激する。そんな採用市場を作り出していきたいです。どうしたら実現できるのかは正直わからないけど、実現できるために人生を懸けていきたいです。また最高の採用市場を生み出す会社として自社を心から愛し、自社でも平等で率直なコミュニケーションが常に交わされ多種多様な人が自分らしく働いている、そんな会社を作りたいです。

長くなりましたが、
ここまで読んで頂いた方、ありがとうございます!

最後にちーまるさん(@arakichiho)が
纏めてくれたグラレコがわかりやすいので
貼り付けておきます!
(天才すぎる😭)

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久々のnote以上です。
また書きます。

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