2020年6月9日(火)

大学4回生のときに戻って所属する研究室をもう一度決められるのなら?と言われても、変えることはしない。
ただ、研究グループは変えていただろうと想像する。

今私が所属する研究グループには教員が付いていない。実際には教授がついているのだが、ほとんど私たちをフォローすることはなく、博士課程の学生が面倒を見るという形になっている。

博士課程といっても、学生は学生である。
私たち修士課程の学生を指導するが、自らの研究も進めなくてはならない。負担が重すぎるのである。

研究の指導をするにも、自らの手に余る様相が指導される側には伝わってくる。一方、助教や准教授が指導している研究グループは上手く学生へのサポートが出来ている。それは立場としての、経験としての様々な余裕があるからだと思う。

私は主専攻と異なる分野でも研究を進めているが、比較すると極めて良いフィードバックをいただいている。たった30分でも1時間でも、客観的かつ正確なアドバイスをもらえることがなんとありがたいことか。

この自粛期間でも不満は溜まる一方だ。
研究を進めても方向性を相談できないし、必要なデータをお願いしているのに連絡はこない。

私の経験を活かすなら、研究室を決める際は若くて研究意欲のある、助教あるいは准教授の研究グループに入ることをお勧めする。