2020年6月4日(木)

買い物に出かけたのに、何も買えなかったということがよくある。
それも気に入った商品がなかったとか、思っていたより値段が高かったとかではない。

怖くてそもそもお店に入れないのだ。

特に、服を買いに行くときが多い。それもユニクロとかZARAのような大きな店舗ではなく、イオンモールや駅地下の専門店のような小さな店舗。

そういったお店は自分がオシャレでないと入ってはいけない制限区域のような感じがするし、店員がイケていてかつ同世代なことにすごく気を遣ってしまう。言うなれば小学校のとき、同じ学年で幅を利かせていたうざったい陽キャにわざわざ近づいて教えを乞うているような、ある種の敗北感を感じるのが心底嫌なのだと思う。

でもただの負けず嫌いな感じで、すべてを説明できている気はしない。
そもそもお店に行って買い物すること自体が、人に迷惑をかけているような、自分の存在をあまのじゃくに否定したくなるという気持ちがある。

この気持ちは、なんと言えばいいのだろうか。