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自分自身を救うこと

ザ・ホエールを観て印象に残ったフレーズ
「人は誰も救えない」

人からもらう言葉に元気をもらったり、ふとした瞬間に支えられている、ということを実感することがある。けれど、実際には他者を救うことはできない。できていないと思う。

人は誰も救えないけれど、自分は自分自身を救ったり変わることができる。主人公も、主人公の娘も。
暴飲暴食し歩行困難のため、今まで部屋から出なかったが、勇気を出して歩行器を使わずに一歩踏み出した主人公。
母と離婚してから音沙汰がなかった父に、最初は反抗をしていたが、最期には父がほしい言葉を伝えることができた主人公の娘。
主人公にとっては人生の最後だが、主人公の娘にとっては父と向き合うことができた、はじまりのように感じた。歩く決意をした主人公と、父と向き合うことを決めた娘。

なにかを自分の意思で変えられるのは、自分しかいない。
変わろうと思い一歩を踏み出すことができるのは、他者ではなく自分自身だから。
ならば、自分の気持ちや行動に少しでも正直でありたい。

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