3・4月のドラゴンズを振り返ろう

こんにちは。2023-24シーズンが開幕して1か月が経ちました。今回はこの期間のドラゴンズについて振り返ろうと思います。初めてのnoteなので、内容や書きぶりには不十分なところが多いと思いますがご容赦ください。

勝率5割

27試合を消化して12勝12敗3分。一時は単独首位に立ちました。勝率5割という数字は2年前と同じで、昨シーズンに比べれば遥かによくなっています。立浪監督が2年間の経験を積んで采配が向上していることや、細川成也という若い軸がいることを考えれば内容面でもずっとよくなったように思います。

ポジティブなこと

中軸の確立

昨シーズンは

3高橋周平   .195 0本 3打点
4アキーノ   .154 1本 6打点
5ビシエド   .281 0本 0打点

とまったく機能しておらず。そりゃ点も取れないよ。今期は

3高橋周平/カリステ .266 0本 4打点/ .333 2本 6打点
4中田翔       .283 2本 12打点
5細川        .291 6本 14打点

の並びに。巨人で出番を勝ち取れなかった中田をいきなり4番に据えるのは不安がありましたが、昨年のクリーンナップに比べればしっかりとはまっています。とはいえホームランを6本打っている細川が14打点しかあげられていないのは効率が悪い。じゃあチャンスに弱いのかといえば、得点圏18-6でちゃんと打っています。ほかにもカリステの好調というサプライズもあり、怪しさはあります。でも少なくとも細川は本物だったわけで、そこはポジティブにみていいでしょう。

二遊間の安定

二遊間の選手がたくさんいるのに安定しちゃったことはともかく、田中幹也-村松開人の二遊間という形は現状では最良に見えます。クリスチャン・ロドリゲスや山本泰寛も競争に参加していますが、打撃と守備(とのびしろ)を鑑みるとこの二人が出ているのはプラスでしょう。龍空の復活も期待したい。

勝ちパターンの安定

勝野昌慶、清水達也、齋藤綱紀、ライデル・マルティネスの4人は接戦の多かった序盤戦でフル回転し、勝ち切れる大きな要因でした。登板がかさんだ勝野こそ打たれましたが、清水・齋藤・ライデルはいまだ失点0という鉄壁ぶり。さらに清水とライデルはk/bbがそれぞれ12.00と測定不能(!)という制球力の良さも見せつけています。7回までにリードしていれば勝てるな。

ネガティブなことと課題

大島と岡林

ここ2年は「大島と岡林が出ても返せない」ことが続いていましたが、今年はそろって調子が上がりません。スタメン起用されていない大島は30-5で.167、肩の故障で出遅れた岡林は38-4で.105。大島はともかく岡林が復調しないことには始まりません。調整不足なのか、根本的に打撃が狂っているのか。BABIPが.125と下振れていることも原因かもしれませんが、試合を見た感じでは単純に「バッティングが良くない」ように見えます。代役も三好大倫や田中ではまだ厳しいものがある。

先発

名前や数字は悪くないのですが、もう一つ物足りない。柳裕也や小笠原慎之介、梅津晃大はもっと圧倒的な投球ができていいはずです。大野雄大は2登板目で大炎上してしまい、メヒアもケガ。松葉貴大と涌井秀章は安心して見られる、と思っていたら5月1日に1回持たず9失点とボコボコにされてしまった涌井さん。二軍の先発陣もローテ入りするには課題が多く、5月以降の不安要素でもあります。柳・小笠原に高橋宏斗を加えた3人が気持ちよくHQSできるようになれば解決する問題でもありますが、どうかな。


総括

  • 勝率5割という結果は悪くない

  • 中軸・二遊間・勝ちパは安定している

  • リードオフマンと先発の成績・内容の向上が今後のカギ

「快勝」と呼べる試合も十分あり、内容もだいぶ良くなった…割には勝てていない気もしますが、まだ4月。勝負はここからです。5月最初の試合が不穏すぎるけどね。

参考サイト


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