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徒然草 ドン・キホーテと楽天市場

鮮やかな黄色でペンギンといえば。多分「ドン・キホーテ」しかない。
初めてあの店に立ち入ったのは、高校?もあまり記憶がなく、もはや社会人だったと思う。

苦手だ。ドン・キホーテが苦手だ。圧倒的な商品数、目に刺さる派手なポップ、道の細さ…なんでお客なのにあれだけ緊張しないといけないのだろうと嫌々になる。
なんでも売ってるからって良いわけじゃないゾ、と思うけれど最寄駅に出来てからは、どうしても書いたいものがある時は寄ることも増えた、なんでも売ってくれるのは助かることもあると気づいた。

何かドン・キホーテと似た体験をしたことがあるなあ…とぼんやり思いながら(あ、髪の毛のシアバターが無い)と思っていつものようにAmazonの購入履歴を見た時に、「そうや、楽天市場や」と行き着いた。

わたしは専らAmazon派だ、UIが使いやすくて色味も落ち着いていていて商品本来がしっかりと目に留まる。
…と思う人は多くて圧倒的にAmazonユーザーは多いと思っていたのに、楽天市場派が想像以上に多いことに薄々気づき始めた。
口を揃えて「楽天ポイントが良い」だ。そんなの、Tポイントと同じであんまり貯まらないんでしょう?ポイントでパン1個買うために何度コーヒーを買えばいいんだい?
と話を聞いていたら、楽天ポイント、結構簡単に貯まると言うじゃないか。

わたしが斜に構えていただけかもしれないと、と気持ちが傾き始めたところ、畳み掛けるように「楽天ROOM」というアプリを見つけてしまった。楽天で購入したモノをアーカイブする。まるで家の中を覗き見するような感覚が味わえる、質を重視した口コミプラットフォームだ。

コロナ禍、さらにだらだらするために家の中を改造模索するのがブームになっている私の情報ソースは、基本Instagramだ。こだわりの雑貨や食事を、住民視点で記録してくれる人が好きだ。なるほど、こうやって壁紙の色を選ぶのか、柄オン柄が食卓ではこんなにもおしゃれなのか、洗練された空間作りには発見ばかりだ。

その人がROOMをやっている。ヨシ、自分も購入しよう!んな購入ページが楽天じゃないかァァァ。あのごちゃごちゃした楽天じゃないかァァァ。洗練されたセンスの塊の空間も、楽天で作られていたのかァァ、とすこし自分に何故かがっかりしてしまい、すぐさまアカウントをゲット。

これで憧れの人がアーカイブしている楽天ROOMから、スムーズに購入できるようになった。「楽天市場」を「onlineドン・キホーテ」と考えていた自分からすると、楽天市場を使う日が来るだなんて。ちょっとした記念日になった。

でも、よくよく考えると、楽天市場の検索窓から直接買うことは、引き続き恐らくない気がする(だって憧れの人のアーカイブから買うから)。
あ、でもポイントのことを思うと、あの騒がしい商品サムネイルも目を瞑ることになるのかもしれない。

と、すこしお財布事情と向き合うようになった28歳OLです。さっきドン・キホーテに行ってきました。

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