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なぜ、ココアか。

はじめまして。
ココアマイスターのyuです。

かれこれ300種類以上のココアを飲み歩いてきました。その御縁もあって、現在は代官山のとあるカフェでココアマイスターとして、お客様へ私の特製ココアやホットチョコレート、スイーツなどを提供させて頂いております。

大学卒業後は白金台で和食の板前をしていたり、
はたまた六本木ヒルズにて個人事業で、とある方のバトラーを務めさせて頂いておりました。数年後はどこで何をしているか、わかりません。

前置きが長くなりましたが、私とココアの出逢いは幼少期にありました。私の亡き祖父は愛知でワルツというコーヒー会社に長らく勤務しておりました。毎年両親へコーヒー豆やアイスコーヒーを送ってくれる際、まだ幼かった兄と私のためにお菓子やバンホーテンのココアパウダーを同梱してくれていました。
冬の寒い時期は、朝学校に行く前に食パンを焼きながら、鍋でココアを練って作るのが日課だったのです。
バレンタインの後には、モテモテ部長だった祖父がもらった100個以上のチョコレートを段ボール箱いっぱいに送ってくれていました。

何度かそんな祖父から直接美味しいココアの作り方を教わり、それが今私がお店でお出ししているココアの原点となっています。

コーヒーも決して飲まないわけではありませんが、酸味が苦手で、牛乳を入れてカフェオレやカフェラテにしないと飲めないですが、ココアは酸味もカフェインもなく、子供でも飲みやすい味わいだったというところが、大きいかもしれません。因みにお酒は1滴も呑めません。かなりの甘党&大食いです。

市販のココアはどうしても最初から砂糖が入っていたり、調整ココアが多く甘いですが、できればピュアパウダーを購入頂いて、甘さ控えめでお作りすることをおすすめ致します。ポリフェノールたっぷりのココアは身体に良いのです。

フライパンで練って上手にホットココアを作るのはなかなか手間暇かかって難しいですが、コツをつかめば上手に作れるようになります。

またあまり時間がない、という方には、抹茶椀にカカオパウダーとお砂糖をチョコっと入れ、そこに温めたミルクを注いで茶筅でたてる、「茶筅ココア」をオススメします。

日本国内だけでも、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで購入できる既製品や加工品のココアもたくさんありますし、カフェや喫茶店へ足を運んでみれば、実に個性豊かな百店百種のココアに巡り会うことができます。

まだまだ寒い日が続きます。
普段コーヒーや、お茶を飲まれる方も、
この冬、ココアデビューしてみませんか?
身体も心も暖まる、やさしいココア。

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