「今から帰るから」

「はい？？？？？？？」

なんてことない、特別なことなんて何も無い木曜日の朝。私は五稜郭駅前のバス停の前に立っていました。その日もいつもと変わらず朝起きれない私のために母が電話をかけてくれて、それに出た時の私のセリフがタイトルの通りです。そしてそれに対する母の返答が最初の一文です。

2020年下半期は私にとって色々変化の時期で、人間関係も勉強も何もかもが今までとは全然違うものになっていました。大学も対面が始まって、バイトも始めて…。その上でちょっと私の中ではトップレベル(当社比！あくまで当社比！)のやらかしをしてしまいまして。私、自分の事ファッションメンヘラだと思ってるので、どれだけ辛くても大体のことは何とかなると思ってるんですよ。でも今回は案外そうはいかなかったんですわ。積み重なり方が半端じゃなかったのか、自分でも気づかないうちにキャパオーバーしてたみたいです。

今回のことは結構私の中では今までにないくらいのやらかしだとは思ってるんですけどなんだかんだそれよりももっと思い出してうわーーーってなることあるからあまり傷ついてない。いや、むしろ傷ついたの一周まわって開き直ってるとこあるかも。自分の気持ちの整理としていくつかまとめるとすれば「期待するな、他人にも自分にも」「利用されるな、先ずは疑え」「Noは言える人間でいよう」「所詮この世は下心」ってとこですかね！ほんといい経験でした！！

※これ、私がやらかして逃げたみたいな話ではあるんだけど、もっと正しく言うとやらかしの裏で動いてた別の話とやらかしが繋がって結果的に私が大ショックを受けてメンブレして逃げましたっていう話です。

える、逃げたってよ

人生最大のやらかしをしてそのやらかしの裏にあった真実を知ってしまった次の次の日のことだったかな。友達がご飯に誘ってくれた。正直その時はご飯が食べられないほど参ってたけど調子乗ってオムライス食べた。美味しかった。

↑Balthusのオムライス。お肉大きくて美味しいよ。

オムライスの話はええねん。ちゃうねん。
この時話聞いてくれた友達が、「そんなに辛いならどっか旅行とか行けばいいんじゃない？函館から出ちゃいなよ（意訳）」って言ってくれた。

公演が控えてる身としては下手に動けないけど、それも楽しそうだなあ～と思ったところでお開きになったし、私としてはバスの時刻表だけ見て「無理無理ｗｗｗｗｗｗ流石に弾丸すぎるｗｗｗｗｗｗｗ」って思ってたんですよ。

まあ、色々積み重なると人間何しでかすか分からないなぁ、という感じ。

その日帰ってから夜中に急に涙が止まらなくなって、気づいたら金下ろして次の日の朝のバス券買ってました（行動力）

いやあ、普段は手数料かかるの嫌いでセブン銀行なんて使わないんですけどね！今回ばかりは致し方ねえなと！これもう帰らないと私死ぬな！って思ったんです。なんとなくですけど。今まで見たいに寝てスマホ見て直るかと思ってたのに全然落ち着かないんです。

色んな人に止められた。当時の部長は「私が帰ってこなくなるかもしれないから」ってバスが出る直前まで電話繋いでくれてた。いや、もう無理ですってLINEしてLINE消して緊急のための電話番号だけ載せていなくなろうとしたらそうなりますよね。その節は本当にすみませんでした。電話代払わせてください。こんなご時世だからって言うのもあるんだろうけど、止めてくれた人口を揃えて「帰ってこなくなるかもしれないから」と言ってくれた。そんなに危うく見えていたのか、まあ、帰ってこなくなるかもって気持ちは正直あったけど！
でも私授業とかバイトブッチして失踪させていただく勇気は流石に無かったんだ…………。そういうところはチキンのままでした。

結局、木曜日の朝に出て金曜日の夜に函館に着くように帰りました。たった2日の失踪でした。ラインもツイッターもインスタも消してなるべく見ないように、とにかく函館に関わる事物と自分をシャットアウトしました。
クソダサ防寒着で入った五右衛門は美味しかったです。

一晩だけいきなりでも泊めてくれた母は私の悩んでたこと全部笑い話にしてくれて（フラれたのかなって思ったって言われた。そうなのかな？って思われるよねきっと。違います。近いけど違います。でも実際フラれたら私同じことするのかなってちょっと気になる…）、怒らないで話聞いたりご飯作ってくれたり駅まで送ってくれたり…母強しだなって心の底から思いました。この日は良かったのか悪かったのか父は当直だったので心置きなくふたりで話せました。ちょっとお父さんには向こう10年本当のこと話せない気がします。これ言ったら確実に大学やめさせられますね。友達の家で朝帰りってだけで怒るんだよあの人！自分だってやってたくせに(俺は当時働いてたからOK理論だそうです。棚上げ乙)

帰って来れなくなるかもな〜って思ってたけど、家にいるうちも色々あって開き直りの方が大きくなって、お母さんにも「帰れ！」って言われちまったので素直に帰りました。お母さん、バス見送ってくれたし、お昼ご飯作ってくれたし、お小遣いも握らせてくれたの。ちょっと思い出して今泣きそう。嬉しかった反面、ほんとに心配かけたんだなって思って。あとからお父さんにも「お母さんがどれだけ心配したと思ってんの」って言われたし。お前は心配してへんのかいってwwwww 

あー、逃げて正解だったなって正直思いました。
この選択が誰にとっても正解なのかは分からないけど、迷惑もたくさんかけたけど、今私が普通に生活できてるのってこの時逃げたおかげかなって今も思います。

何が言いたいかちょっとわからなくなってきたけど、逃げたいって思うなら、そこに逃げる場所があるなら、逃げるべきだと思うのね。あくまで私の主観だけど。私は逃げ道片道5時間だったから、この時間で色んなこと考えて色んなもの見てた。バスの中で授業受けながらですけど。
その悩みを思い出す場所から思い切って出ていくことって結構大事だと思うんです。忘れられないかもしれないけど「今ここには私を悩ませるものはいない！置いてきた！」って気持ちになれるから。で、私はちゃんと逃げて心切りかえて(……？)戻ってきた！っていう自信にも繋がったんだ。でも帰ってこないって選択ももちろんありだとは思ってるよ。

まあ、これ以上母に心配かけるわけにもいかないので、逃げなくても立ち直れるメンタルゲットしないとなあとは思いますね。

そんなこんなで、1年目からこの調子なので今年は何しでかすか想像もつかないですが！
時効だと思ったので気持ちの整理をしながら少しずつ加筆修正してます。