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ART×TRAVELING×LIVINGをテーマに、カラフルに心の描写を表現するMAKIKO CREATION、倉永真紀子さん

倉永真紀子さんのプロフィール
服飾専門学校でデザインを学び、ファッションデザイナーとして活動後、ファッションカラーコーディネイター、カラーセラピストとして色彩のプロフェッショナルとしてフリーランスに転向。
2006年に初めてフランスを訪れ、2019年1月現在27ヵ国訪問。旅を通じて自分のあり方を見つめていくこと、そこで出会う人と風景に魅了される。
ーーー2017年頃から絵を描くことを少しずつ始めるようになる。
2018/2月~6月: フランス、スイス、ドイツ、台湾、マレーシアを絵を描きながら周る。
2018/06 壁画制作 Rope Walk Guesthouse(マレーシア)
2018/06 出展/MAKIKO CREATIONとしてデビュー。HIN BUS SUNDAY POP UP MARKETにてアート、オリジナル商品の販売(マレーシア)
2018/06 壁画制作 Coffee addict(マレーシア)
2018/08 MAKIKO CREATION 初展覧会 大阪/道頓堀TURF倶楽部(日本)
2018/09 写真展「シリアとイラン行ってみたらこんなところやっ展」
ライブペインティングパフォーマンス
シリア支援のクラウドファンディングのリターンをプロデュース。
2018/10 道頓堀ほんまもんバル
ライブペインティングパフォーマンス

記者 今後の夢やビジョンを教えて頂けますか
倉永真紀子さん(以下、敬称略:倉永)アートと心の繋がりを届けていけたらなと思っています。自分が表現することを楽しみながら、いろんな人が集まって、国や性別とか、関係なく繋がれる世界を作っていきたい。仲間を集めたいですね。

記者 どんな仲間をつくりたいですか
倉永 お互いを認めて受け入れあいながらその人らしくいられる仲間をつくりたいです。受け入れるというのは、甘えで"そのままでいいよ"というのではなく、弱さを認めた上でそこから共に人間として成長しあえる仲間が周りに集まるイメージです。絵も描きながら心理学とか勉強してたので、やっぱりそこにリンクするんでしょうね。

記者 最初にデザインを始めたきっかけを教えてください
倉永 小さい頃からアートがすごい好きだったんですね。でも中学校の時の成績が4とか3とかで、たまに5が通知表につく感じでした。その当時の私は3とか4とかやったらあかんって思っちゃったんです。自分の絵はダメなんだと思ってしまって、絵をやることは諦めて、ファッションデザインの道にいってたんですけど、会社に勤めてた時に体調を崩して挫折してしまったんです。でもまた、やっぱり絵やりたいなって時々思うんですよね。友達の誕生日に絵を描いてプレゼントしたら、友達から絵の仕事をしたらいいのにって言ってもらえたりしました。

記者 今、絵をされるまでに葛藤が続いたんですね。
倉永 そうなんです。人から見て上手いかどうかばかりを気にして過ごしていたときに、半年ほど海外に行ったんです。とりあえず、絵の具を持って行きました。そこでやっと絵ができるきっかけがあったんです。マレーシアに行った時に、壁画を書くきっかけがたまたまの連続であったんです。ゲストハウスの壁画で、他にアートやってる子が既に絵を描いてて、私もその壁に絵をかきたい描きたいなって思ってたら、「描いていい?」って聞く前にスタッフの女の子がもし描きたかったら描いていいよって言ってくれて。
それから週に一回開催されるクリエーターズマーケットに出展する機会を掴むことができて、そんな偶然の連続で絵を始めることになりましたね。

記者 すごいですね!無意識に絵を描くチャンスを自ら掴みに行った感じですね。
倉永 マレーシアで絵を描いていた時、しんどくても、楽しくても、誰もジャッジしないし、そのままで居させてくれたんです。その環境がめっちゃ心地よくて、本当にそのままでいいんだって思えたんです。疲れてる時は、誰とも話さなくていいし、誰かと話したいときは話したらいいし、そのおかげで壁画のアートもできたと思います。

↑↑ご自身で写真を撮ったものにペイントしたもの

記者 絵を描くときはどんな感覚で描いてらっしゃるんですか
倉永 とても心が穏やかになるし、自分自身の今を表してくれる。そのときの心境をキャンバスにのせる感じかな。こんな絵を描きたいなというのがあったら、心の中で色が乗せられます。自分に向き合って絵を描いているときは、モヤモヤやその時の感情が色や線に出たりします。

記者 倉永さんにとって絵はどんな表現方法だと思いますか
倉永 自分の感情を表現するツールです。ロジカルあんまり得意じゃないから、抽象的に表現するほうが合ってるんだと思います。
絵は、色をのせれるんですよね。それにすごい魅力を感じてて、色って色彩心理学と繋がってるところがあって、描いていて心地良いので、一番しっくりきてるんだと思います。

記者 フィンガーアートが印象的ですが、何かこだわりはあるんですか
倉永 フィンガーアートに対してこだわりなくて、フィンガーアートを始めたきっかけは、絵の具を触りたいと思ったんです。なんかその色を触れたいと思って。

記者 このマガジンのテーマにもなっているんですが、これからどんな美しい時代を作っていきたいですか
倉永 絵と同じように、一人一人がその人らしく生きれるような、その人の持つ美しさを見つけられたらいいなと思います。絵って一見したら綺麗だけど、どこか一箇所とったら結構滲んでたり、綺麗な色じゃない部分ってあるんですね。こうじゃないといけないとか、綺麗じゃないといけないとかじゃなくて、くすんだ色とかきれいな色とかも全部合っていいんだよってあなたのキャンパスを彩ることができるのは、あなたしかいないから、どんな色でものせていいキャンバスをまず一人一人が持つことが大事。人の弱さを認め合えるようなキャンバスを一人一人が持てるようになったらいいなと思います。

そういうきっかけを一緒に作っていく仲間が増えていったら、すごく嬉しいです。絵を描けない人とかでも全然よくて、同じような考え方の人が一緒に集まってくれたら、私は絵を描くことができるし、他の人は違うことができてそれが重なっていくことができたらすごく素敵ですよね。どんな自分も自分であっていい、こうだからダメとかじゃなくて、それが自分だけでなくてみんなもそうであっていい時代を創っていきたいと思います。

記者 ありがとうございました。絵を通して自分自身を認めながら、心がどんどん自由になっていく可能性を感じました。真紀子さんの絵を通してもっと自由に自分らしく生きていいよっていうメッセージが、多くの方に伝わっていったらうれしいです。とても素晴らしいお話ありがとうございました。

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倉永真紀子さんの情報はコチラ↓
●Facebook 
https://www.facebook.com/smilemaker0711
●Instagram
@makikocreation
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【編集後記】
今回、インタビューを担当した泊です。インタビューを通して、倉永さんは色彩心理学を学ばれた経験から、マイナスの部分もプラスの部分も全部認め合えるような、ありのままで生きる大切さをアートで伝えてらっしゃるのだと感じました。絵を描くまでに、たくさんの葛藤を乗り越えてこられ、その人らしく生きることの大切さを実感されてらっしゃるからこそ、伝えられるメッセージだと思います。今後の益々の発展を応援しています。ありがとうございました。

この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。