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〜支援職こそ健康であれ〜マインドフルネス研究会紹介

私が運営する対人支援職向け団体Assembleで、「マッチョと癒しの宝石箱」がコンセプトの「マインドフルネス研究会」と名前をつけたコミュニティがあります。(詳細はこちら)

今勝手につけたコンセプトはさておき(すいません)、マインドフルネスを通して支援職の方に元気を届けたい、そういう思いで、カウンセリングルームLeself藤本先生と立ち上げたのがこの研究会です。

支援職の皆さん、忙しくお疲れですから…といった気持ちも多分にありつつ、マインドフルネス研究会には別の狙いもあります。
Assemble独自の価値と仕掛け、そして、立ち上げに至った背景について触れていきます。

対人支援職の労働 感情労働

対人支援職は感情労働であると言われていますよね。
感情労働とは、感情の管理の徹底を求められ、規範的な感情を価値として提供する仕事のこと。
支援職の労働は、優しさの常時提供を意識する必要(荒れたりするじゃないですか、時に。人間だもの)があったり、理不尽な体験を受け入れる必要があったり、自身を律することが求められる場面が多くあります。
「ちゃんとしなければ」「清く穏やかでいなければ」と向き合うこと、そしてその状態の継続を求められる仕事なのだと思います。

感情とは本来自然と表出するもので、心がけに関係なく浮かぶもの。コントロールの範囲外です。
対人支援職が担う役割はコントロールの外にあるにも関わらず、「なんとかしたい!」と気を張り、疲弊していく支援職の方は、決して少なくないと想像します。

支援職にこそ届けたいマインドフルネス

対人支援職は、重要な役割を担うやりがいのある仕事です。同時に、残念なことに、「働きにくさ」が語られることも少なくありません。
対人支援職が楽しく活き活きと働ける状態の継続。その実現を目指し立ち上げたのが、「マインドフルネス研究会」でした。

マインドフルネスを含んだセラピーの一つ、ACT(Acceptance and commitment therapy)では、コントロールが及ばないものを手放すことを説きます。

"第3世代のACTがシュッと加わったわけですが、従来型のCBTと何が違うのか。それは、問題や不快な感情があったときに減らすのではなく、その問題や感情とうまく付き合うことを目的としているところです。"

"ああ、不安さんが現れたなぁ。不安さんこんにちは。
この不安さんを手に一緒に持ったまま、自分がやりたいことに進んでいこう。"

カウンセリングルームLeselfHP
Acceptance and Commitment Therapyとは?」より引用

持続的に活き活きと働くには、コントロールを手放す。ありのままを受け入れる。
不可避の苦しみを受け入れながら、豊かで充実した意義のある人生を送ることをめざすマインドフルネスを会得し、支援職の活き活きとした活動の継続を目指していけたらと思っています。

マッチョと癒しの宝石箱

近年は、マインドフルネスのブーム化によって、身近になっていることもあり、読まれている方の中にも、マインドフルネスに取り組んでみた方は多いかもしれません。
ですが、必要だと思うものほど続かないのが、人間の性。(試験勉強中幾度となく部屋の掃除を始めた学生時代を懐かしく思いつつ)
マインドフルネスは継続が大切になりますが、一人でやっているとどうしてもなあなあになってしまいがちです。

マインドフルネス研究会には、継続への動機付けを高める仕掛けを多く用いています。
毎月のイベント開催、ホームワークやフィードバックシートでマインドフルネス度の可視化などが、それに当たります。
「毎月お金払ってるから!」「藤本先生にやってねって言われたから!」と思うこと。ここが、マッチョの部分
あえて自身に制限を付与し、ちょっと一緒に頑張ってみませんか?という部分です。
マインドフルネス研究会に入って、気づいたら、少しずつマインドフルに活動できているな」を目指したいと思っています。

言い換えると、癒しやケアにも意志が必要であり、その意志を構造的に提供しているサービスである、と言えるかもしれません。

さらに、毎月のイベントでは、マインドフルネス実施の進捗や、ちょっとした悩みをシェアしていて、参加者さんも固定の方が多くなってきました。
講師の藤本先生のお人柄も相まった、穏やかで心地よい空気感が、癒しの部分。柔らかで緩やかなつながりのコミュニティとして機能しています。

ご登録お待ちしています

9月の募集以降、定員に達し停止していた募集を再開いたします。

~参加するとできる事~
①月1回の登録者限定イベント(体験会、質問会、交流会など)
②音声や動画コンテンツの閲覧(いつでも閲覧可能&毎月配信予定)
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④尺度計測による定点観測のためのフィードバックシート


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