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Assemble活動記 「学びのこれから」 -8月-

コロナ禍でむかえた夏がもうすぐ終わります。
今月は、従来の単発型イベントを2つ、継続プログラムを1つ企画し、新しい挑戦をした月でした。
うまくいったこと、うまくいかなかったことなど、簡単に活動紹介した後、最近考えた「支援職の学び」について思ったことを書き連ねていきます。

8/2 支援職のための楽しく学ぶ対人関係療法のエッセンス~仕事場でも!プライベートでも!明日から使えるIPT~

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4月にオフラインで実施予定だったIPTの勉強会、ようやく実施する事ができました。
IPTは学べる機会が少ないらしく、貴重な場になったところもあったようです。録画視聴含め60名近い方にご参加いただきました。
「なるべく実践的な内容にしたい。プライベートでも使えるものにしたい」と無理くりなことを伝えたんですが、一瞬で資料が上がってくる小山先生の有能さよ…
小山先生のtwitter&ツイート↓

内容も豊富で参考になる事が本当にたくさんで、多分一冊の本にできると思います。(出版社の方ご連絡お待ちしてます
実践的なもの、実用的なものを届けたいという運営の考えに賛同し登壇を決めた」と小山先生に言っていただき、きっかけに相違ない実用的なtipsが盛りだくさんでした。

そのほかのご感想。

"ありがとうございました。まずは自分のコミュニケーションについて、振り返ったり調節したりしていきたいです。良いものは人にも伝えたい!ということで、お仕事にも活かせたらと思っております。"
"ZOOMでの勉強会は初めてだったのですが、自宅で気軽に参加できて、かつ中身が濃い内容で満足しています。対人関係療法について、今後も学んでいきたいと思いました。"
"実践的で、わかりやすかったです。まずは自分自身が使えるようにというところも、すてきだと思いました。今から活用したいという意欲が湧きました。"

8月 マインドフルネス夏の3回継続プログラム

〜支援職が、持続的にケアするスキルを身につけ、サスティナブルな支援を目指す〜

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単発イベントとして継続していたLe:self藤本先生とのマインドフルネスイベントを、継続3回パックで実施しました。
やろうやろうと思っても、人間の意思はコロコロ変わるもの。(自戒
「宿題出てたからやろう」「来週イベント2回目だからやろう」そう思える事がマインドフルネス取得に大事だと考えました。(塾とか夏期講習と同じ感じで)
継続した先には、意識せずともマインドフルな状態になれているはずで、支援職のより良い働きには大切なこと。
そのために、自主的に「やろう」と思えるスイッチの提供を目指しました。
狙いとしてはよかったかなと思いつつ、1ヶ月実施し続けるのはいささかマッチョすぎたかも?とも思い、折衷案として誕生したのが月額サブスクサービスです。
マッチョ過ぎる事なく、無理せず継続できる方法を模索し続けています。
ご感想をいくつか。

"Twitterでもしのさんからコメントをいただき、呼吸以外にも、歩きながらとかいろんなやり方があると知り、もっと知りたくなった。"
"回数を重ねるごとに穏やかさが増している気がします。参加してよかったです。次までに瞑想頑張ってしようと思います。"

8/23 
明日使えるオンライン臨床実践研修会
*ひたすら演習回*【未実施】

継続的に行っているオンライン臨床の研修会の最新回。
知識共有などを経たため次は実践編として企画しましたが、ロールプレイが実施できる人数のお申し込みをいただけず、今回は未実施という形に。
前回イベントの事後アンケートにもご希望の声がいくつかあり実施を決断しましたが、力至らずでした。
コロナの影響が少し落ち着いてきた事、オンライン臨床のムーブメント的なものが落ち着いてきた?事、体験ベースのイベントの不人気など、集客に手こずった要因や可能性はいくつか考えられますが、定かではないです。

学びの場の今までとこれから

Assembleが大事にする方針の一つに「支援職の価値を適切化する」という方針があり、研修会はこの方針に沿って企画/実施しています。
つまり、研修会の実施が、現状の不適切さの解決のきっかけになると仮説付けて、企画や実施をしているということです。

例えば、マインドフルネスイベントは、「(精神的に)弱くちゃダメ」という支援者特有バイアスの影響による燃え尽きや離職を防止する狙いがありますし、IPT勉強会は、学びたい人と学べる機会の乖離を改善し、支援や臨床で活用できるtipsをより多くの人に届けることが狙いです。

支援職対象の研修会は各機関で数多く実施されていて、むしろ潤沢です。
ですが、かけた費用や時間のコストに見合ったものが提供されているかどうかというと、必ずしもそうとは限りません。(研修貧乏発生の一要因ではないかと考えています)
要因については、学びたいことが提供されなかった、話がわかりにくかった、自分のモノにできなかったなど、いくつか考えられると思います。

支援職にとって(どの職もだと思いますが)学びは、支援をより豊かにし、キャリアアップにも繋がりうるもので、どんな形で見積もっても切って離せない、非常に大切なものです。
この学びをより良いものに変えていきたいんです。

学びにとってこれから大切になることは、支援者にとって本当に必要な学びがなんなのかを捉え直し、学びの場の構造(企画/内容/手段etc)をアップデートしていくこと。
Assembleでは、至らない部分はまだまだたくさんありますが、新奇/多様な方法で、学びのアップデートを引き続き行っていきたいと思っています。
(ちなみに参加側もちゃんと考える必要がある気がするので、そのあたりはまた別の機会で)

この辺りの話はいくらでもできそうですが、長くなるのでこの辺で。
9月も最高の1ヶ月になりますように!

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