タロット占い

占いなんて、信じない。

占いにも多くの種類があって、世の中には至る所で、自分の知らないところで、毎日のように、占いがおこなわれている。朝の情報番組では必ずといっていいほど、どこの局でもやってるし、雑誌も、WEBサイトも、注目すれば占いなんてすぐに見つかる。血液型、誕生月、星座というようにカテゴリーごとの大多数向けのものから、手相のように個人的なものまで。

テレビでは、よく占いにフォーカスしている番組もある。正月には今年の運勢は、という具合に多くのタレントの運勢を占って順位づけなんかしたり。とにかく占いは需要があるということなのだろう。

ただ、僕は占いが好きではない。根拠のない予想なんて、信じることなんてできない。当たった占いは脚光を浴び、外れた占いは無かったことにされてるように感じるし、確率でいったら外れてる方が高いと思う。あてずっぽだよ。

過去のことを当ててたりもするけど、言ってる内容が当たり障りないこと、誰でも経験してそうなこと言ってる気がするし、まず占い師の話し方も嫌い。ただ、信じる、信じないも個人の自由だし、占いが好きな人は信じればいいと思う。

僕は、信じてない。それだけ。

先日、たまたま入ったバーの店主がタロット占いをしてる、と言った。知り合いと4人で入ったのだが、その店は2軒目で4人で話すネタも無くなってきていたし、占ってもらおうという事になった。占いは信じてない。でもそんな事、その場では言わない。空気を読むタイプだからね。空気、読みすぎるタイプでもあるけど。

恋愛運を占ってもらうことを、勝手に決められ、タロット占いが始まった。一枚一枚カードをめくるたびに、説明をしてくれる店主の声は、少し低くとても落ち着いていて、心地よかった。6枚のカードが目の前に並び、全ての説明を受けた僕は、気づけばその並んだカードを写真におさめていた。

結果は、とても良かった。この夏、新たな出会いがあると。

梅雨が明けた。夏が始まった。え?もう8月じゃん。今年の夏は短そうだ。僕は焦り始めている。

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