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【第6節 VS 福島ユナイテッド】

ーー間が空いてのスタメン出場でしたが、どのようなメンタリティをもって試合に臨みましたか。

:「どうしても力が入ってしまうだろうから、力を抜いてプレーしようと心がけました。力みが生じるような事は考えずにチーム優先でプレーする。ここに重点を置いて試合に臨みました」

ーー力みが生じる事を考えずプレーしようと心がけたのは何故ですか。

:「『気持ちの強さ』や『強引さ』だけでプレーが上手くいくとは限らないですし、自分が出来ることだけに集中して臨んだ方が気持ち的にもフラットな状態を保てます。
あとは、プレー判断的にも柔軟性を持ったプレーが出来るのではないかと。力みが無い時の方が自然に動けるし、過去の体験的にもそういった経験があったので、そのような意識で試合に臨みました」

ーーその意識と前節のパフォーマンスを照らし合わせた時、ご自身はどのように振り返りますか。

:「全体的に悪くなかったですし、力みを上手く抜いてプレー出来たのではないかと思います」

ーーチームとしての流れを掴めずにいるなかで、FWとしてどのような意識を持ってプレーしましたか。

:「『チームの為』と言うと簡単ですけど、例えば、味方が相手に潰されそうな局面の時は、敢えて寄ってあげてボールを受けてプレス回避するとか。一緒に行ってあげたらチャンスになりそうな所はスプリントして加担するとか。『各局面に顔を出して、なおかつ最後はゴール前に侵入する』ということをテーマに置いています。サイドにも流れるし、ポストプレーもするし、裏にも走る。そのうえでゴール前に必ず走り込む。
ただ、『色んなプレーが出来るからやる』のではなくて、あくまでも『チームの助けとなるプレーを選んでいる』という考え方ですね」

ーープレースタイルを変える意気込みがあるのでしょうか。

:「プレースタイルを変えるという訳ではなくて、今の自分を客観的に見た時に可能なプレーでチームに貢献しようということです。例えばブレンネル選手は個性があって、個の力で打開することが出来る。一方僕は、そことはまた違った部分で貢献しようと意識しています。
自分で得点を奪えて、周りを活かすことが出来る万能的なFW像を目指しています」

ーーそのようなFW像をイメージしたのは何故ですか?

:「Jリーグには圧倒的なスピードとパワーを持った外国人助っ人選手がたくさんいますけど、今から僕がそのような選手になれるかと言われたら、それは無理だと思います。でも、それとはまた別の道もあると思っていて。
例えば、戦術的に優れ、自分の得点パターンを持っている選手。しかもそれは、『自分や相手のフィジカルコンディションに左右されない得点パターンを持つこと』。そういうことが出来るFWだったら、生き残れるかなと」

ーー『フィジカルコンディションに左右されない得点パターン』とはどういったことでしょうか。

:「得点パターンの部分で言うと、もちろんFWとして、『得点を奪えたかどうか』が評価の基準になりますけど、『それとは別の評価基準』を自分の中に持つことを意識しています。
例えば、『この状況の時は必ずあそこのスペースに侵入していなければならない』というパターンのルールを複数持っておいて、じゃ前節の試合では、その行動もしくはポジョニングを何回遂行することが出来たのか。
『得点を奪えたかどうか』だけではなく、『やるべきことを出来ていたのか』という評価基準を持つようにしています」

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