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第一節VSテゲバジャーロ宮崎

ーー開幕戦に臨むうえで、チームではどのような話し合いをいていた?

韓勇太:「難しい試合になるということを皆で話していた。というのも、テゲバジャーロ宮崎はプレシーズンでの調子がかなり良かったらしくて、手強いという情報が多方面から入ってきていた。チームミーティングでも勢いのあるチームだから注意しようと」

ーーちなみにチームはテゲバジャーロ宮崎のことをどのように分析していた?

韓勇太:「ノーリスクで単純明快に戦ってくるし、前線のFW2枚は強い。そこに積極的にボールを放り込んで来るし、勢いを持った状態で裏に抜けてくるから、一度調子に乗せてしまうと危険なチームだという分析だった」

ーーそこに対してチームはどのような対策を持って臨んだ?

韓勇太:「前線からのプレスは基本として行くし、CBとの対峙ではうちが有利に働くから、序盤からどんどん裏を狙っていこうと。あとは、相手は組織的守備は統率されているけど、個人守備に関してはそこまで整備されていないから、攻撃は自信を持って自由にやっていこうという話をした」

ーーいくつかピンチはあったけれど、「1-0」で開幕戦を勝利で終えることが出来た。この結果をチームはどのように捉えている?

韓勇太:「開幕戦はどのシーズンも難しいし、テゲバジャーロ宮崎は下のカテゴリーから上がってきたチームで未知数。なおかつアウェーという環境で、絶対に難しい試合になるということを予想していたから、勝てたことが何よりも一番良かったかな。改善しなきゃいけない所はあるけど、ここで勝ち切れたことは今後に繋がると思う」

ーー改善しなくてはいけない部分とは?

韓勇太:「決めれる所で決めていたらもっと楽に勝てたと思うし、あとは、『やり切る』という意識をもっと強く持たないといけない。チャンスがいくつもあったなかで、最後まで行き切ることが出来なかった場面があったし、そういった時にカウンターでピンチを招いてしまっている。これで仕留められていたらチームとしても苦しくなってしまうから、フィニッシュまで持っていくという部分は改善しないといけない」

ーーなるほど。韓勇太選手個人としては、チームの第一ターゲットとして、体を張って起点を作れていたと思う。ポストプレーからも先制点をアシストしていたけど、そこに関してはどのような感想を持ってる?


韓勇太:「激しく当たって自由にさせてくれないんだろうなってことを予想していたけど、そのなかである程度上手く起点になれたとは思う。ただ、もっと出来たと思うし、もっと貪欲にゴールを狙わないといけない」

ーー起点やタメを作るだけの選手にはなりたくないってこと?

韓勇太:「そう。俺がポストプレーに徹することによって、2列目の選手たちは前を向いて、比較的自由にプレー出来ているし、個性も上手く発揮出来ていると思う。で、その2列目の選手たちが得点を取ることも大事なんだけど。俺もFWだから、もっと貪欲に得点を狙わないといけない。そこのバランスは難しいけど、結局はそこを求めないと、結果も残せないからね」

ーー少し遠めの位置からシュートを打つ場面があったけど。

韓勇太:「自分もゴールを狙いたいという気持ちが出たんだと思う。まぁ、試合の展開としてはどうしても序盤は固い展開が続く試合も多いし、そういった時は前線で体を張って、チームの為に時間を作ってあげるということをしなくてはいけない。ただ、逆に、そこに固執しすぎると、チームとしての攻撃も単調になるし、相手に与えるダメージを考えた時に、強引にこじ開けるということもした方がいい」

ーーFWとしての貪欲さを出すタイミングも重要になってくるのかな。

韓勇太:「大事だと思う。前の試合では2列目の選手たちが積極的にシュートを打っていた。俺も狙えるタイミングがあるんだったらどんどん打っていかないといけない。俺は2本しかシュートを打っていないし、ちょっと強引さを出す時もあった方がいいなと感じた。俺は、シュートを打つのか、それともパスを出すのかを確率で考えるタイプなんだけど、得点王になる選手って1試合で平均4.5本はシュートを打っているし、俺もそれくらい打たないと入るものも入らない。貪欲にゴールを狙うことによって、感覚的な部分も養っていけると思う。そこは課題かな」

ーー最後に、次の試合に向けて高めていきたい部分は?

韓勇太:「もっと2列目の選手達とコミュニケーションを取って、連携を高めていきたいし、俺にボールが入った時にもっとこうサポートして欲しいとか、ここのスペースにクロスを上げてくれとか、話をしながら向上させたい。
個人的な部分では、前線で起点を作ったあとに、更にもう一度走り込んでゴール前に顔を出したい。チャンスメイクだけではなくて、フィニッシュに関わる回数を増やしていきたい」








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