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第3節VS長野パルセイロ

ーー第3節「VS長野パルセイロ」を終えてチームは「1勝2引き分け」。チームはこの現状をどう捉えている?

:「悪くはないけど、やっぱり点数を取れなかったことが引っかかるポイントではある。自分もFWとして結果を残さないといけないから、シンプルに悔しい」

ーーグルージャ盛岡は過去2節、韓勇太選手が前線で背負い起点を作ることによって、攻撃を展開することが出来ていた。しかし当然ながら、長野パルセイロはそこを封じに来ていたし、陣形をコンパクトに保ち、かなりタイトに潰しにきていた。

:「そう。もちろん厳しく来ることは想定していたし、グルージャとしても、そこ対する対応策を一週間のトレーニングで準備していた。FWである自分を潰すために相手CBは前に強く出てくるだろうから、それだったら、その逆である裏を狙っていこうと。背負って起点を作るのではなくて、裏のスペースに一回侵入することによって起点を作り、ペースを掴もうと準備していた」

ーーなるほど。その結果どうだった?

:「まず、裏のスペースを狙っていこうとしたけど、相手のプレッシャーが早くて、思うように裏のスペースにボールを放り込むことが出来なかった。プラス、裏にボールが出ないのであれば、自分の判断も切り替えて、潰しに来るCBに対して徹底的にデュエルする必要があった。そこで上手くチェンジ出来なかったことがチームとしても個人としても反省点だと思うし、何より、自分がCBとのデュエルで負けてはいけないなと感じた」

ーー試合中の柔軟性が必要だった?

:「そう。潰しにきている相手に対して、自分達はその逆手の裏を狙ったけど、結果的に潰しに来ているゾーンにボールを送り込んでしまったし、自分も受け手としてワンアクション早く裏に抜けようとするから、そこでズレが生じて、相手が気持ちよく跳ね返してしまう状況を作ってしまった。
俺個人の改善点としては、あくまでも裏にボールが出ないのであれば、そこの判断を切り替えて、徹底的にデュエルすればよかったという部分」

ーーなるほど。しかし課題が明確に見えているからこそ、改善の余地があるのでは。

:「もちろんある。これからシーズンを重ねるごとにその分の情報量が増えるということだから、相手の戦い方を分析して、長野戦のように対策を準備しておくということ。ただ、それは相手も同じくで、必ずそれ相応の準備をしてくるから、そこからが本当の勝負だと思う。要は、自分達の対策が封じられた時に、簡単に主導権を与えてしまうのではなくて、相手が嫌がるプレーをどんどんして、主導権を握っていくことが大事だと思う。チームとしても、個人としても、より相手を見ながらプレーしないといけないし、引き出しを増やしていきたい」

ーーこれらの課題を踏まえたうえで、今後どのように取り組んでいく?

:「選手たち自らで、どうやって得点を奪うのかという部分を構築していく必要があると思う。守備の部分はかなり整備されているし、組織として戦えている。だからこそ、後は攻撃陣が如何にイマジネーションを持って、連携を作っていけるのか。そこの部分を普段の練習から深めていきたい。
個人的にも、まだ得点が無い状況。一回入ってしまえば、そこから流れも掴めると思うし、やるべき事をやり続けて、その時が来るのを待ちたい。そこにたどり着くまではキツイけど、そこを乗り越えたら波に乗れるし、結果はやるべき事をやり続けた時に得られるということを知っているから、自分を客観視し続けながら取り組んでいきたい」

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