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味方がいれば、一歩踏み出すことができる。(たった一人の出会いが僕を変えた)

ずっと自分を責めていた。
責めて、責めて、責めて、自己嫌悪の連続。
周りと比べて、ダメな自分に落ち込む。
「なんてダメなんだ」
「もっとガンバれよ」
自分の敵は、自分だった。
自分を好きになることなんて出来なくて、自信も持てなかった。
そんな僕を変えたのは、ある人との出会いだった。


自分が一番の敵だった


ずっと自分が嫌いでした。なにも出来ない自分がイヤでイヤで仕方がなかったのです。

完璧主義な僕は、出来ないことがあるたびに、自分に対してキツい言葉をかけていました。


「なにやってんだよ!」
「もっとガンバれよ!」
「そんなんだから、ダメなんだよ」


常に理想の自分がいて、それに追いつくように努力をする。

けれど、理想の自分はあまりにも高いところにいて、まったく手が届かない。

僕はずっと、「理想の自分」と「今の自分」の間で葛藤をしていました。

なにかを達成しても嬉しくない。誰かに褒められてもなんとも思わない。

理想の自分と比べていたので、なにかを達成したところで「いや、まだまだだ」と思っていたのです。

小さな失敗をすると、自分に対して強くあたりました。自分の中に厳しい上司がいるかのように、毎日のように叱責していたのです。


みんな必死にもがいている


不登校の子たちを見ていて感じるのは、みんな必死にもがているということ。基本的に真面目な子たちが多いので、自分を責めるのですよね。僕と同じように。

「このままじゃダメ」だと思っているし、「なんとかしなくちゃ」と考えています。

僕は、たくさんの不登校の子たちと接していますが、「いやぁ、このままでいいんですよ」という子に会ったことはありません。

たとえ、口では「別にいいんですよ」と言っていても、本心では「なんとかしたい」と思っているし、「変わりたい」とも感じているのです。


元気そうにしている子でも、「たまに眠れなくなるときがある」と言います。

「将来が心配」と口に出す子も少なくありません。

楽しそうにゲームをしているように見えても、心の奥では不安な気持ちを抱えているのです。


一歩踏み出せない理由


では、なぜ危機感があるにも関わらず、行動しないのでしょうか?

「なんとかしなくちゃ」と思うのならば、なにかしたらいいと思いますよね。

でも、できない。どうしてか?

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