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子どもが不登校のとき、父親にできること


子どもが不登校になると、親御さんにとっては大きな心配ごとになります。不安に感じ、ストレスも貯まるでしょう。


不登校の子の多くは、小学校高学年から中高生。まさに思春期真っ盛りです。それでなくても関わり方が難しい多感な年頃の子どもたち。その上で、不登校となると、どのように関わっていいのか戸惑う親御さんも多いでしょう。

お母さんに比べて子どもと接する機会が少ないお父さんの場合は、なおいっそうどのようにすれば良いのか悩むと思います。

お母さんは、子どもと接する機会が多く、子どものことをお父さん以上に理解しています。

一方、お父さんは、子どもと接する機会も少ないため、出番が少ない。何をしていいのかわからないんですよね。


仕事が忙しい。子どもと語り合う時間があまり取れない。子育てにそれほどエネルギーを避けない。週末は自分の時間が欲しい。家に帰るとゆっくりしたい。

制約は、いろいろあります。

子どもにそこまでエネルギーを割いてまで関わることが難しいと言うのも正直なお気持ちでしょう。今回は、父親としてできる事をご紹介します。できる範囲で結構なのでぜひ試してみてください。


◇ 子どもの情報を収集する

『敵を知り己を知れば百戦殆うからず』という言葉もあるように、まずは子どものことを知るのが大切です。とにかく情報収集です。奥さんから、徹底的に情報を聞き出してください。

子どもと接する時間が少ないので、どうしても子どもの事についての情報に夫婦で格差が出てきてしまいます。

とにかく大事なのは、夫婦での情報共有です。その時に気をつけたいのは、主観ではなく、客観的事実を集めることを意識してみてください。

母親「あの子、ずっとゲームばかりしているのよ」
父親「なにっ! それは良くないな」

ではなく、

母親「あの子、ずっとゲームばかりしているのよ」
父親「ほうほう。どれくらいしているんだい? 何時間くらい?」
母親「もうずっとよ」
父親「今日は、何時から何時まで? なにをしていたの?」

このような感じで、事実を集めるのです。

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