見出し画像

メリットだらけのUBEREATS(ウーバーイーツ)出店解説します。

UBEREATS(ウーバーイーツ)でレストランを始めるにあたり気になる点を、実際に問合せしましたので、全貌をご紹介します。

前回は、実際に配達することで理解できたUBEREATSの仕組みの説明記事を載せました。

結論から言うと、UBEREATS(ウーバーイーツ)を始めるにあたりレストラン側のデメリットはないと言っても過言ではありません。

ただし、レストラン手数料が高いので、立地場所や自社便との併用等、配送コスト削減の工夫は必要です。

クラウドレストランを検討している中で、UBEREATS(ウーバーイーツ)のレストラン出店に関わるルールを問い合わせしました。

気になる点が明らかになりましたので、ご紹介致します。

レストラン出店するときに準備が必要なもの

・レストラン拠点 
・飲食店営業許可証

・レストラン拠点

レストラン拠点に関しては、配送専門店でも店舗型でも問題はありません。
また、同じ屋号で複数店舗の出店が可能です。
屋号が同じで複数店舗の出店が可能ということは、クラウドレストランには追い風です。
要するに、キッチンだけ用意すれば、同じキッチンを共有することで複数店舗(ブランド)出店が実現するのです。

・飲食店営業許可証

レストランを営業するには、保健所から業態別に飲食店営業許可証を取得必要があります。
最初の店舗で営業許可証を取得すれば、設備が同じであれば2店舗(ブランド)以降の営業許可証は簡単に取れると考えられます。
よってスムーズにクラウドキッチン化できます。

レストラン出店のルール

・出店コスト 
・WIFI環境
・クレカ手数料
・レストラン手数料35%
・支給されるタブレットの利用
・メニューは5種類以上
・営業時間は3時間/日、週4日以上
 

・出店コスト
UBEREATS(ウーバーイーツ)でレストラン出店にかかる費用は10万円となります。
あくまでUBEREATS(ウーバーイーツ)との契約にかかる費用が10万円で、レストラン拠点の賃貸料等は含まれておりません。
UBEREATS(ウーバーイーツ)と連絡をとり2週間以内に電子契約書にサインし、エクセルでメニューを提示すると5万円に割引してもらえます。
UBEREATS(ウーバーイーツ)の対応はとても丁寧ですので、出店を検討されている場合は直接連絡をお勧めします。

10万円(割引で5万円)に含まれる内容は、英語メニュー作成、写真撮影、アプリ連動設定、タブレット貸出となります。
基本的にはすぐにスタートできる状態までサポートしてもらえます。
写真撮影時間は1時間と決まっているので、撮影時間を延長する場合は追加費用がかかります。

支払い方法に関しては、 出店後5週間目から支払いが発生し、30回払いとなります。
しかも、支払いは売り上げからの相殺となります。
もし売上金が低い場合は、支払い金額翌週に持ち越しとなります。
契約は一年間ごとですが、途中解約でも返金不要となります。

レストラン側にほとんどリスクは見当たりません…

・WIFI環境
タブレットを使用するのでWIFI環境が必要になります。
*タブレットが使用できる環境さえ整えばOKです。

・クレジットカード手数料
決済はクレジットカードですが、クレジットカード決済にかかる手数料はすべてUBEREATS(ウーバーイーツ)負担となります。

・レストラン手数料35%
商品の設定単価の35%が、レストラン側がUBEREATS(ウーバーイーツ)に支払う手数料となります。
レストラン側からすると手数料35%は決して安くありません。

・タブレット使用
注文連絡はすべて貸し出されたタブレット経由となります。

・メニューは5種類以上
5種類以上のメニューが必要となります。
トッピングを変える等の細かい違いでも1種類にカウントされるので安心してください。

・営業時間は3時間/日、週4日以上
3時間/日、週4日以上営業する必要があります。
営業時間はAM6:00〜PM12:00の時間帯で可能となります。
また配送ピーク時間12時~13時もしくは19時~20時のどちらかの時間帯は営業する必要があります。

レストランを店舗運営しながら、UBEREATS(ウーバーイーツ)を併用する場合、料金設定をできるだけ同一価格にする必要があります。ただし、配送の場合は容器代が追加費用として考えられるので、100円程度の値段差は問題ないとのことです。また、商品内容が少しでも変われば、異なる料金設定でも問題ないとのことです。

こんなときの対応は?

注文が入ったけれど、ドライバーが見つからない場合

先ず取るべき行動は、UBEREATS(ウーバーイーツ)に連絡することです。
その上で対応策を決定しましょう。

注文が入った後、ドライバーが見つからないときの対応策は大きく2つあります。
一つ目は、ドライバーが見つからないことを理由に注文をキャンセルします。
ただし、注文を受けた時点で、UBEREATS(ウーバーイーツ)側から料金代金を頂くことが出来ます。
UBEREATS(ウーバーイーツ)が対応不可の旨をお客さんに連絡し、UBEREATS(ウーバーイーツ)が費用負担する流れです。

もう一つは、ドライバーが現れるのを待ち続けます。
UBEREATS側が優先的にドライバーを探してくれるものと思われます。
ただし、長時間(1時間程度)待ってもドライバーが現れない場合は上記の流れとなります。

原則として、UBEREATS経由で受けた注文はUBEREATSで配達する必要があります。
ですので、ドライバーが現れないからといって自社便で配達することは禁止されています。

いずれにせよ、ドライバーが見つからない場合は、先ずはUBEREATSに連絡し、対応策を相談する必要があります。

グレーゾーン

レストラン運営者がUBEREATS配送パートナーとして自社商品の配送を行う

ドライバーが現れないからといって自社便で配達することは禁止されていますが、UBEREATSの配送パートナー登録者がUBEREATSのレストラン運営を行うことに関しては、明確なルールがないとのことでした。
配送パートナーには色々な配送案件が舞い込んできますが、自分の都合で断ることが可能な仕組みです。
ということは自分のレストランの配送案件に出会うまで待ち続けることで、自分のレストランの商品を配送することは実現できます。
規定として厳禁行為には該当しませんが、ドライバーが見つからない場合などは仕方ない状況も考えれますので、頭の片隅に置いておくといいでしょう。

※2019年12月追記
自社配達員の登録もOKになりました!配達料も売上になるのでメリットしかないですね。

まとめ

UBEREATSのリスクを考えましたが、ほとんど見当たりませんでした。強いてあげるなら、ドライバーが見つからない場合にキャンセルせざるを得ないですが、最悪自社配送です。もちろん、手数料35%もネックにはなりますが、あくまで手数料です。売り上げが上がって初めて徴収される費用です。同じように、登録費用10万円(割引を受ければ5万円)も売り上げからの相殺です。つまり売り上げが上がらなければ、UBEREATSに支払う費用は発生しないということです。クラウドキッチンを検討している人には追い風です。

追記

おかげさまで、「UBEREATS 出店」で検索すると、この記事が上位にくるようになり、アクセス数もかなり上がりました。ここで僕らの自己紹介と活動内容をリンク致します(本記事とはあまり関連性は無いです)


自己紹介記事


熟成肉作ってます。


僕らがやりたいこと




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?