旅の終わりに

ひとつの旅が終わる
 
そんな時は、いつもそうだ
孤独と達成感がともに訪れる
 
共に楽しみ
共に笑い
共に道を歩む
 
出会い
別れる
 
その繰り返し
 
空に見える星は
変わらず輝くだろう
 
私の心にある炎は
しばし小さな灯火となり
密かに燃える
 
冷たい水が足元に広がり
深い森へと入っていく
静かに降り積もる雪
 
シンと静まる
 
一人、灯火と暮らす
 
訪れる時を待ち
薪を割る毎日
 
暖炉の前に一人
今は薄っすらと冷える風と
パチパチと燃える炎に身をゆだねる

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