v.522

おはこんばんちわ。

ニコンさんのNIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaのインプレが下記で公開されています。 ↓

自分でも引くくらいに誤字等の修正漏れしをていて、情けなくなりました。読みにくいかと思いますが、ご容赦くださいまし。

例によって記事の補足というか、大きなサイズの写真をコチラで紹介したいと思います。
記事よりも長いので覚悟して読み進めてください。

LUMIX S 100mm F2.8 MACROは次回やります。

記事の時系列でいきます。

継ぎ目が〜
って言及しているのはココね
お外でブロア掛けずに撮ってるのでホコリまみれです
ドンケはホコリが出る。

40万なんだから、もうちょっと気を遣って欲しかったな、と思ったところ。拡大するとそうでもないのだけれど、引きで見ると結構目立ちました。

記事からスクショしています。
自分が担当した記事なのでやっていますが、駄目だったらゴメンナサイ。

過去の取材で ↑ のような話を聞いているので、プレナについても、もうちょっと目立たない位置は、他に無かったんか?って思いました。
印字の直ぐそばってのは、ねぇ・・・。
美意識さんはどこに行ったのかな?

わりと正直な心の声です。
では、いつものシーン。

新旧撮り比べ
vs Sigma 135mmArt
NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena
f/1.8
AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D
f/2.0
シリアルのチェックしとけば良かったなー、と。
ニッコールはシリアル見れば大体の製造年が分かるので。
Sigma 135mm F1.8 DG HSM | Art
f/1.8

こんな感じ。
noteでも圧縮されるけれど、それでもWebカメラマンよりサイズ大きく見れるし、せめて雰囲気だけでも。

それにしてもDCニッコール良いよね。30年前のレンズとは思えない実力。

ぜひコチラも  ↑

135mmArtも素晴らしいね。プレナに負けてない。

ま、こんなシーンで観察してもレンズの性格のごく一部を垣間見ているに過ぎませんので、「そういうモンなんだな〜」くらいの気持ちで。

次。

至近端から3cmくらいのところ
Plenaです
こちらは135mmArt
解説ね

シグマのが撮影倍率が少し高いので、わずかに大きく写ります。
拡大しなくてもプレナのがクリアでしょ?
風が強かったので、ピント精度はフィールドではこの辺が限界です。

撮影距離が1.3mくらいの時。

Plena vs Art
f/1.8

DCニッコールとの比較は必要ないと思うので、拡大はナシ。

Plenaのf/1.8
硬い画作りで背景が更にゴチャゴチャして見えるように撮っていますが
やるな・・・
135mmArtのf/1.8
十分にキレイ
トヨタのガバガバ基準では満点評価していいくらい
DCニッコールのf/2.0(開放ね)
較べなくても、少しウルセェなって感じ

f/2.8まで絞ると・・・

Plenaのf/2.8
まだキレイ
135mmArtのf/2.8
プレナと互角と言っても過言では無いのでは?
DCニッコールのf/2.8
まだちょっとウルサイ感あり
ピント位置も少し柔らか

おまけでf/4.0。
実使用ではこういったシーンでここまで絞って撮ることは無いと思います。

Plenaのf/4.0
絞ってもピント位置の描写が変わらない
開放からギンギンに性能出てるってことだぬ
135mmArtのf/4.0
絞るとArtのがボケがキレイ?
気の所為かなぁ・・・
DCニッコールのf/4.0
ボケが少し小さく見えますね
絞ってもピント位置は少し滲んでます

記事には記載していないけれど、規則性のある模様を背負ったシーンの比較。
開放だとボケボケで分かりにくいので撮影距離1.5mくらいでのf/2.8のカット。

Plena
135mmArt
DCニッコール

ほぼ互角かな。強いて言えばDCニッコールのボケ感が少し小さい。
FE135mmF1.8 GMって規則的な模様を背負うとちょっと嫌な感じのボケが目立つ記憶があります。でもお仕事レンズとして考えると、背景整理して撮るし、ピント位置が切れててAF速い方がメリットあると思うので、狙った性格なんだろうな、と思いました。
RF135mmはチョロっと触っただけで、試してないから分かりません。


Plena
f/1.8
135mmArt
f/1.8
DCニッコール
f/2.0

2-3分で撮ってますが、風が強かったし光も動いているのでAWBやボケ感などに少し変化があります。悪しからず。

口径食見ちゃうと一目瞭然だね。
比較パートはこんな感じでした。


Z8 + Z 135mm f/1.8 S Plena
f/1.8
なんてこと無い白地の看板を撮っても絵になる気がする・・・

ちょっとだけ須田一政を意識してみました。 ↑

Z8 + Z 135mm f/1.8 S Plena
f/1.8
掲載カットより
マクロレンズかい!ってくらい写ってる。
こういう使い方するならプレナじゃなくて良い説はあります
Z8 + Z 135mm f/1.8 S Plena
f/2.2
はわぁ・・・
っていう写り方なんだけど、分かるかなぁ
Z8 + Z 135mm f/1.8 S Plena
f/2.0
すっげー写る。
とにかく、すっげー写る。
水がクリスタル・ガラスみたいに写る。
これがZ・・・
Z8 + Sigma 135mm f/1.8 DG HSM | Art
f/1.8
シグマで十分じゃね??
バカキレイに写るよね
Z8 + Sigma 135mm f/1.8 DG HSM | Art
f/1.8
このレンズもエゲツナイ写り方しますぬ

135mmArtをZ8で使ってる時の感想としては、意外とAF悪くないぞって感じ。もっと鈍足だと想像していましたが、常識的な範囲内でした。それよりも重さがキツイ。
レンズとFTZで約1.4キロ。Z8が約1キロ。
2.4キロの鉄アレイを1時間持って行動すると考えてみてください。大変さが分かるかと思います。
プレナだと合計約2キロで済みます。

DCニッコールの作例は無し。
時折調子悪くてね(不具合ね)。
比較は騙し騙し使って頑張って撮りましたが、同じ熱量で専用の作例撮るのは諸事情により却下。

135mmって難しいな、というのが試用を通じての感想。
特別な描写ではあるけど、とにかく使い所が限られる感じ。
SST(Special Service Tool)って感じ。
SSTってのは特定の作業をするための特別な道具って意味ね。専用治具とかって言ったりもします。

135mmの単玉は数が売れるジャンルのレンズではないから、やっぱり40万になっちゃうのだろうね。どうしても数が出ない製品は高くなってしまう。
ニコンも商売なので、社員さんや関係各所に利益をもたらす必要があります。
仮に3倍売れることが確定しているなら戦略的な値付けが出来たと思いますが、現実はそんなに甘くないです。
それでは、どうやってお値段を納得してもらうか?という問に対抗する戦略のひとつが「Plena」銘だったのだろうと。
良いAFモータ積んじゃうと40万超えちゃうか、重さが1キロ超えるか。サイズが太くなるか。そういった諸々のバランスを考慮して、ニコンとしての最善策が製品になっているだろうことは理解しています。
が、その上で、写真を職業としない人がこのレンズ買う時にどう思うの?という視点で記事を書いています。
だから40万ならもうちょっと拘って、としています。だって他に選択肢があるんだもん。メーカーのファンになって欲しいし、写真を楽しんで欲しい。
そして、会社の考える妥当と、ユーザーの考える妥当には乖離があるものです。そこんところの歩み寄りを、メーカーサイドはもっと積極的にして欲しいなと思っています。

こういった尖ったレンズは、メーカー毎に特色や思想、戦略がハッキリ出ていて楽しいです。
ソニーが26万。
キヤノンが34万。
ニコンが40万。
お値段だけ見ても面白いよね。

描写性能だけを較べても、レンズの性格の違いは見えてこなくて、例えばAFも重視するならある程度軽く作るか、強力なAFモーター搭載するみたいな手段があります。
光学手ブレ補正積んで汎用性重視って考え方もあります。
買い替え需要を喚起するために、トコトン光学性能を高めるという手もあります。
どの手段も間違ってない。
結局はどんな性能バランスが自分のスタイルに合っているか?になると思います。

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