v.503 2023年 8月23日 コダワリのカタチ


GFX50R + NOKTON55mmF1.2 SL IIs(Fotodiox Pro Nik(G)-GFXアダプタ使用)
たしかf/1.4

宣伝です。
WebカメラマンでコシナVoigtlanderブランドのNOKTON55mmF1.2 SL IIsのインプレが公開されてまつ。
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マニア成分は赤城さんのインプレで補充して下さいまし。
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実際に手にしていると、ボディをとっかえひっかえしたくなる気持ちがとても良くわかります。
が、酔っ払ってるとしか思えないようなボリュームですね。愛がなければ出来ないことなので、こういった情熱的なお仕事には心から敬服致します。
物撮り、大変だからね。


本文中にも記述していますが、このご時世にFマウントの新型レンズをブチ込んでくる姿勢はヤバいです。AFや自動絞りといったギミックを持たないだけで、ここまで出来るのか?!っていう驚きが毎回あるのよね。
ここまでニコン味が噴火の如く滾ったデザインの製品を投入するっていう、かなり歌舞いた製品企画に「おっけー♡」ってGoサイン出せる上層部がヤバいのか、嬉々としてこういう製品ばかり企画してくる開発サイドのタガが外れているのか。
その辺りの内部事情は不明ですが、兎にも角にも写真やカメラ・レンズへの愛に溢れた会社であることが、全く隠しきれていないレンズです。

Webカメラマンのサイトでは容量の都合で写真が小さいので、こちらで拡大部をば。
性能を追求するような性格の企画ではないから、別に要らないかな?とも考えたのだけれど、このレンズのことをもっと知ってほしいと思ったもので。

D850での作例1枚目のカラー版ね。
撮影距離1.5〜2.0mくらいだったかな。
この距離だと収差ガーってことは無いよ。開放絞りであっても日陰ならホワホワしません。
同作例2枚目の拡大(100%)。
キャプションにもある通り、ほぼ至近端だけどよく写ってます。
あー、写真やってるぅ!って感じがして楽しかったのだけど、
撮影中は「これきっと作例に使いそうだな」って思ってたので、ピント合わせに必死。
GFX50Rでの作例2枚目の中心部100%
f/2.0でかなりシャープだよね。ビックリでしょ?
撮ってる本人が「こんなに写るの?!」ってビックリしました。
D850で撮るより全然シャープよ。多分ピント精度の差なのだろうね。
同じカットの左下端100%
思いの外、イメージサークルが大きくて驚きました。
周辺まで見事でしょ?
ざっくりとした(実際よりちょっと広いです)カバレッジね。
こうやって見ると44x33センサーってそこまで大きくないような・・・

載っけてないカットから、性格が伝わるかな?と思ったものを。

D850 + NOKTON55mmF1.2 SL IIs
f/1.4
同じカットの右上の拡大ね。玉ボケの感じが分かるかな?
ボケの輪郭が強く出る場合もあるので、このカットはワリとザワザワして見えますね。
GFX50R + NOKTON55mmF1.2 SL IIs(Fotodiox Pro Nik(G)-GFXアダプタ使用)
f/1.2でっせ
無限遠のちょい手前にして前ボケがどんな感じになるか見てみた図。
もっと癖があるかと思ったけど、ワリと普通でビックリ。
フリンジも少ないよね
GFX50R + NOKTON55mmF1.2 SL IIs(Fotodiox Pro Nik(G)-GFXアダプタ使用)
f/2.0かなぁ・・・
こういう撮り方するとケラレが全く目立ちませんね。
GFX50R + NOKTON55mmF1.2 SL IIs(Fotodiox Pro Nik(G)-GFXアダプタ使用)
f/1.2
ケラレが目立つように撮るとこんな感じ。
面白いよねぇ・・・
GFX50R + NOKTON55mmF1.2 SL IIs(Fotodiox Pro Nik(G)-GFXアダプタ使用)
f/1.2
楽しかったので、ケラレを利用して撮ってみまつた

D850で撮ってる時も十分に楽しかったのだけど、50Rと組み合わせた時に「成った!(これだ!!!、の意)」と。
OVFキツイって。楽しいけどピントが分からねぇんだ。NewFM2のスクリーンのほうが全然ピント見えるからね。
D850で作例撮るには、ただただキツかったです。
見てくれは悪いけどFTZ咬ましてZで使う方が快適です。
時代と老いを感じるなぁ。

ってことでNOKTON55mmF1.2 SL IIsでした。
NOKTON58mmF1.4 SL IIsもあるから迷っちゃうよね。
個人的には55mmのが好きだけど、58には58の心地良さがあるので悩ましいところ。
58mmを手放して55mmに、ってのも賛成なのよ。
こういった性能競争とは一線を画すレンズの場合は、結局のところ肌や気分に合うものを使えば良いと思いますが、だからといってポンポン買えるものではないので、そういった時間も含めて楽しんでほしいと思います。

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