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動画のクリック率は細分化して分析しましょう

YouTubeのクリエイターツール
「YouTube Studio」では様々なデータを
自己分析でき、クリック率は再生数に大きな影響を
与える大きな指標の一つです。

何か動画を投稿すると
1時間後にはその動画のパフォーマンスを確認でき
検索結果やブラウジング機能(YouTubeのホーム画面)
関連動画などにあなたの動画が表示された時に

視聴者がどれくらいクリックして
動画を視聴してくれたのか?
確認することが出来ます。

クリック率はサムネイルの良し悪しで
変わってくるというのは
皆さんご存じかと思います。

ですが
そのクリック率のデータは
細分化しないと
そのサムネイルが良いサムネイルだったのか?
悪いサムネイルだったのか?

判断するのが難しいです。


なぜならば、
動画が表示された場所、
動画が表示された視聴者

それによって
大きく異なるからです。

例えばクリック率が
6%というデータが
YouTube Studioで確認出来たとします。

このデータを見て
あなたは今回のサムネイルが
失敗だったと思うかもしれません。

逆に10%という数字が出ていた場合
巷の情報では10%ぐらいのクリック率があれば
良いと言われているから成功だ。
そう思うかもしれません。


ですが、
その表面的なデータだけでは
本当に良いサムネイルだったのかどうか?
正しい分析が出来ているとは言えません。



YouTube Studioのダッシュボードで
表示されているクリック率は
あらゆる所に表示された
平均値だからです。

・検索結果
・YouTubeのホーム画面(ブラウジング)
・関連動画
・チャンネルページ
など。


私がいつも
確認していることは
想定している視聴者さんが
どれくらいクリックしてくれたのか?

ここが大きなポイントです。

なので
まずは詳細のデータを確認しています。


クリック率の詳細データ

これは私のメインチャンネルの動画の一つのデータです。
動画公開して最初の24時間のクリック率のデータになります。

ちなみにこの動画は
半年以上前に公開して今も再生し続けており、
累計で50万回ぐらいの再生回数を生み出しています。

この動画の表面だけ見た場合
動画のインプレッションのクリック率は
8.9%になります。

この数字だけみると
そこまで良いサムネイルだったとは
思えませんね。

ですが、
詳細のデータをみると

ブラウジング機能関連動画
クリック率は8.7%に対して
YouTube検索からのクリック率は12.3%
チャンネルページ
からのクリック率は11%

この二つの項目は10%を超えています。


このデータを見て分析できること

・ブラウジング機能で表示された
新規の視聴者、リピータの視聴者に対しては
そこまで良い反応ではなかった。

関連動画のクリック率は
さらに細分化してデータをみる必要があるので
今回は割愛させていただきますが

・関連動画のクリック率に関しては
リーチが広がれば広がるほど
クリック率は下がる傾向があります。
(想定していないターゲットにも表示されているためです。)

なので
関連動画のクリック率を分析する際は
狙った視聴者層の人たちが
どれくらいクリックしてくれているのかを見て
確認しています。

そのため関連動画の全体のクリック率
8.7%というデータは
あまりあてにしていません。
重要なことは想定した視聴者さんが
どれくらいクリックしてくれたかどうか
だからです。

・検索結果からのクリック率
ここが10%を超えたのは
非常に良いデータだったと捉えることが出来ます。

検索結果は
こちらがある程度
想定した視聴者さんに表示されているので
狙ったターゲットの視聴者の反応は
まあまあ良かったということ。

・チャンネルページのクリック率
ここも10%を超えているということは
チャンネルに飛んできた視聴者さんが
そこそこクリックして動画を視聴してくれたということです。

チャンネルに興味を持って
チャンネルのトップページに来てくれた人や(新規含む)
チャンネルのリピーターの反応は悪くなかった。


これらのデータから
この動画のサムネイルは

リピーターに対しては
良い反応をとれたが
新規の視聴者のクリック率は
そこまで良くなかったサムネイルだった

という私の分析になります。


私の感覚的には
良くはないけどそこまで悪くない
サムネイルだったという分析です。


結果的に
今回お見せしたデータの動画は
伸びていったわけですが

この動画が伸びた原因は
視聴者の反応が良かったため
伸びていきましたが

ここを詳しくお話すると
テーマからずれてしまうので
今回は書きませんが

クリック率は
表面的なデータだけでは
想定した視聴者が
どれだけクリックしてくれたのか?

その判断が難しいです。


YouTubeのアルゴリズムが優秀とはいえ
こちらが想定していない
ターゲットにも動画が表示されているからです。

そういった視聴者の
クリック率が低いのは当たり前なので

表示されている場所が悪い場合は
そもそもタイトル設定の
付け方が悪かったりもします。

などなど。
色々書いてしまうと
キリがないので

皆さんも自分の動画のクリック率を
確認するときは

このような感じで
細分化してそれぞれの場所で
どれくらいのクリック率だったのか?
確認すると良いです。

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