見出し画像

シノビガミ探訪帖 御釘衆①

周りがなんかやたらめったらnoteを書き始めたから自分はもう書かなくていいんじゃないかっていう懈怠の心と戦っています。

※この記事はシノビガミに登場する設定や忍法の元ネタを探る一種のメモみたいなものです。「確実にこれが正解」のようなものを押し付けるものではないということだけご了承ください。

ここ最近は引っ越しの準備……の前段階である家の掃除に追われている。
今まで適当に生きていた代償をまとめて清算しています。
誰か手伝ってくれない???

本作は、「河嶋陶一郎」「冒険支援株式会社」「株式会社新紀元社」が権利を有する『忍術バトルRPG シノビガミ』および『魔道書大戦RPG マギカロギア』の二次創作物です。
(C)河嶋陶一郎/冒険支援株式会社/株式会社新紀元社


解説範囲

今回の記事では、基本ルールブックに登場する御釘衆の流派忍法を見ていく。
遂に基本ルールブックの斜歯忍軍の忍法はここまでで終わりと思うと名残惜しいような、そうでないような。

今回のサムネイルはまたもや写真AC様から。
画像は「釘」。説明する必要もなさそうだね。
「糠に釘」は手応えが薄いことを示すことわざだが、実際糠床に釘を入れておくと茄子の漬物の色が鮮やかになるらしい。手応えあるじゃん。

流派忍法

というわけで本題。
見た感じ今回はマギカロギアの話がいっぱいできそうなので安心しています。

・【逆運】ぎゃくうん

名前の由来は「流or転」+「命」だろう。
共通の世界観を持ち、御釘衆の設定の根幹となる『魔道書大戦RPG マギカロギア』において、魔法使い「因果」を書き換える者たちであり、運命へと介入する者たちである。

【逆運】もまたプライズと所持者の間にある運命を書き換える忍法ということになるのだろうか。

・【点楔】てんけつ

点穴」は武侠小説に登場する身体機能を封じたり命を奪うことができるツボのようなものである。つまり経絡秘孔。
名前の由来はこれに龍脈に打ち込むを合わせて【点楔】なのだろう。

【逆運】でも書いた通り、運命や「因果」を書き換えるのが魔法使いである。【点楔】はまさにその通りの忍法だろう。

・【星見】ほしみ

名前の由来はそのまま星見……星占いのことだろう。
御釘衆は占星術師の一族だというのは基本ルールブックにも書かれている常識である。

そして多分今日一番書きたかった話題がこれだ。
【星見】のフレーバーテキストには「魔術を起源とする未来予知の秘法」と書かれている。
そう、あるのだ。『マギカロギア』に同じ魔法が。
それが【予知(プレコグニション)】である。

効果は「ドラマシーンに使用して」「サイコロ6つを振って好きな順で並び替え」「今後の行為判定で2つずつ使用し」「6つ使い終わるまで持続する」。一致率100%である。

・【禍供儀】まがくぎ

供犠」とは生贄を供える呪術的儀式、「」はわざわいのこと。
わざわいを生贄に逸らすための儀式を意味する名前だろうか。

【禍供儀】は自分が感情を結んだ相手に凶事を押し付ける忍法である。
これは『マギカロギア』における魔法使いアンカーの関係に近い。
魔法使い人界に属する存在ではなく、現実の存在と関係……つまりアンカーを持っていなければ世界に関わることが出来なくなってしまう。
魔法使いアンカーを通じて世界に関わっている。そのため、魔法使いが受ける悪影響はアンカーにも影響してしまうのだ。
それが運命変転(ヴォーテックス)である。

・【殺界】さっかい

六星占術において「殺界」とはよくないとされる運気の流れのことだ。
これもまた星占いに関する言葉である。

『マギカロギア』の魔法戦では攻撃側と防御側に分かれてダイスを複数プロットし、攻撃側のダイスと同じ数値をプロットしている防御側のダイスをそれぞれ取り除いていく。
そうして最終的に残った攻撃側のダイスがダメージとなるのだ。
実質的に複数のダイスをプロットしているように見えるこの効果はこのあたりからだろうか。

また、『マギカロギア』の魔法使いは、魔法戦の際に〈呪圏(スペルバウンド)〉と呼ばれる決闘用の領域を広げる。もしかしたらこれこそが【殺界】なのかもしれない。

・【天秤】てんびん

天秤はご存知、物の重さを測定する器具である。
一応星座の名前でもあるため、星占いの用語とも呼べる。
効果は失敗した判定でコストとして支払ったものをキャッシュバックしてもらえるというもの。
これもまた不公平な運命を捻じ曲げているということか。

余談だが、『マギカロギア』にも【天秤(バランス)】という魔法が存在する。
こちらは相手と自分の魔力(【生命力】に該当するもの)を足して2で割るというもの。
PC側は基本的に使用できず、シノビガミにおける外道流派の忍法と同じ扱いである。

あとがき

というわけでマギカロギアの話をしてきた。
シノビガミの記事では……?
血社の時も同様の減少が起きる可能性が高いのでその時も大目に見てください。

忘れていたので権利表記を追加しておいた。
そういえば一応書かなきゃいけなかったんだったな……。

なお今回はおまけはなし。
つまり今回はここまで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?