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TRPG雑談/03 開拓者の冬事情

ついに記事の書き溜めをはじめました。
どうも。YT_AstolfoあるいはVasakramaです。

前回の記事、思いついたはいいものの短かったですからね。
ああいう記事もたまに書きたいね。

というわけでこの記事を書いているのは実は3/2の時点なんだけど、まぁ雪がすごくて。
ちょうどカフェにいるので窓から写真を撮ってみました。

というわけで今回はTRPGに関する冬の話をしようかなと思います。


TRPGで冬の話というと無意識組でもう長いこと続けているソード・ワールド2.5のキャンペーンシナリオ、「ソードワールド開拓記」を思い出す。

「ソードワールド開拓記」は無意識の栗文字をGMとして無意識組で毎週日曜日の昼に行われている、一定のストーリーラインに沿ってGMが用意した単発シナリオから好きな依頼を選び取って進んでいく形式をとったキャンペーンシナリオだ。
セッションメンバーも、その日に遊べる人で集まって遊ぶスタイルになっており、しばらく参加しなかった人に経験点や成長を渡して参加させたりすることでパーティ再加入問題も解決している。

舞台は後に「エボル島」という名前だと判明する、奈落の魔域の残滓で生まれた島。
どこからともなく島へと転送(なが)れつく魔物や人族によって独自の生態系が生み出されるこの島は危険区域に指定されており、各国から注目される冒険の最前線ともされている。
名前の通り、そこで育った生物(非生物を含むこともある)は独自の進化(英:Evolution)を遂げており、強敵として立ちはだかる。
PCたちはこの島の謎を解き明かしたり、島を開拓することに決めた先人たちの秘める過去に迫ったり、開拓村「アルタ」での問題解決に奔走することとなる。

とにかくGMの負担が大きいため、現在は部屋の操作やシステム面、ゲームデザイン的な側面やデータ文書の推敲などをサブマスターとして僕がサポートしている。
一応世界観設定も一部は関わっているが、大部分は栗文字くんによるものである。
多少整合性のために添削などしていたりするが、それでも大枠は栗文字くんによるものである。
すごい。

季節含む時間の経過は基本週単位で現実と連動しているため、開拓記自体に特定の季節があるわけではない。
冬はGMがクリスマスプレゼントを配ってくれたり、そもそも社会人の休みが増えることで賑わったりするというのもあるが、今回取上げたのはそれが理由ではない。

「ソードワールド開拓記」の原点はその前日譚とも言えるシナリオ、「山の冬事情」にあるからだ。

卓が立った当時のチャット履歴。人任せばかりである。

この頃、僕はまだギリギリ実家で療養中だった。
この年のちょうど3月31日から現在の家に住んでいる。
まぁそんな家とも今月半ばでお別れなのだが。

この頃、無意識組ではクトゥルフ神話TRPGとシノビガミが主流で、ソード・ワールドは片手の指で数え切れるほどしか遊んでいなかった。
そこで折角ならより原型のTRPGに近いソード・ワールドを無意識組でも遊んでみようということで立ったのがこのシナリオ、「山の冬事情」だ。

画像では僕と紺色の2人しか映っていないが、セッション開始前に飛び入りで木賊色が参加しているため、3PLのセッションである。


お話は山から降りてきて人里を荒らす蛮族「ケンタウロス」に困った人々が冒険者にそれを解決してもらうため依頼を出したところからスタートする。
そこに名乗りを上げたPCたち。
故郷の森が何者かの手により放火されてしまったメリアの神官「カシス・グロスラリエ」。
そしてそんな彼女を森から救い出した勇敢なるリルドラケンの戦士「リッジバック・ラードーン」。
そして、かつてカシスと森で語らっていた幼馴染である人間の野伏(一応剣士らしい)「ショウ・ラミナス」の3人だ。

カシスはリッジバックに救われてからリッジバックとともに冒険者としてドーデン地方を中心に活動していた。
ケンタウロスに関する依頼を受けることになった2人。斥候の心得があるリッジバックと学者の心得があるカシス、後は野生環境の探索に秀でた野伏を探す必要があったのだが、そこにふらっと現れた男の姿があった。
そいつがショウだ。

ショウは過去にカシスと出会った頃一度も名を名乗っておらず、またカシスも当時はハーシャと呼ばれていた。
そのためお互いに幼馴染であることに気づかないままこのシナリオは進行していくことになる。

野伏を得て磐石となった一行は山の麓へと向かう。
そこには食糧を奪っているケンタウロスがいた。

ケンタウロスは(当時としては)高位の蛮族である。
戦わず分かり合える手段が無いかと話を聞いてみると、どうやら彼らも冬を越すために食糧を集めているらしい。
そこでカシス一行は交換条件として提示できるようなものを探すこととなる。

結果的に雪山で氷竜ディノスと戦い、その肉を彼らに渡すこととなる。
これにより結ばれた縁が巡り巡ってその後のカシスらを助けることとなるのだ。


とまぁざっくり覚えている部分を語るとこんな感じである。詳しくはどうせ今後動画化するのだからそっちを見て欲しい。
どうせ動画化するよ。したいもん。だって。

後にカシス、リッジバック、ショウの3人はまだ名も無き開拓島だった頃のエボル島へと渡航することとなる。
彼らの冒険はここから始まったのだ。

ここ最近は冬になるとこのシナリオを思い出す。
あれから2年。月日が流れるのは早いものだ。
なんならもう冬じゃないしね。雪降ってるけど。
今回はここまで。

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