同期の休日という人達を知った話

知ってますか、同期の休日という人達。

僕はInstagramで安易に流れたショートの動画を見かけ、軽率にTikTokに流れて投稿された動画をひたすらに拝見した。それは2023年1月2日の午前中のこと、大事な年始休暇が一瞬にして溶けた。

気になったのでTwitterのアカウントをフォローをした。それから、彼らがコンビ2組のユニットであり、芸能事務所に所属するれっきとした芸人であることも知った。

先日、仁王立ちという彼らの単独ライブがあり、仕事で行けるはずもなかった僕は、迷いながらアーカイブ配信のチケットを購入した。

正直、見るのに勇気が必要だった。彼らはいわゆる「ちょっと面白い一般人」、そんな人達のライブで彼らがスベりでもしたら、目も当てられないだろう。見たいけど見たくない、共感性羞恥というべきか、それでも「せっかく買ったチケットだし」と僕は試聴ボタンをクリックした。

「僕らはちょっと面白い一般人じゃないんですよ、芸人なんです」。特徴的な声でボケをかます彼が、真剣な顔でそう言っていた気がする。滑らかなMCで場を仕切る彼と、隣でその相方にチャチャを入れる彼と、全然喋らないけど存在感がある彼と。

めっちゃおもろいやんけ。

彼らは芸人という職業に誇りとプライドを持っているのだと、ハッとさせられた。それと同時に、同世代の彼らが頑張っている姿を見て、素直に尊敬をした。

彼らが新宿で1日店長のイベントをやると知り、震える手で応募した。運良く当選したので、もしかしたら話ができるかもしれないが、女の子のファンが多いだろうし、同世代のただの男が彼らに話しかけるのは申し訳ない。でも、推しのチェキは欲しい。

本当は、ライブを生で見たい。彼らがどんな思いでどんな空気でどんな感情で言葉を紡ぎ人を笑わせるのか、体験してみたい。

そうはいっても平日のライブは、都外勤務会社員にとって難しいのであるが。

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