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世界幸福度ランキングからみる教育

上のグラフは米調査会社ギャラップが全世界に対して行う世論調査をもとにしたもので、単年の結果がそのまま反映されるのではなく、過去3年間の平均値によるもの。今回は2018年から2020年の結果をまとめて2021年版として発表した。

カラフルなグラフにもあるように、世界幸福度は以下の7つの指標をもとにしている。左から青=国民一人あたりのGDP、緑=社会的サポート(「困った時に助けてくれるものや信頼できる人がいるか」という問いへの回答)、黄緑=健康寿命、黄=人生選択の自由(「人生で何をするか選択の自由があるか」への回答)、赤=気前のよさ(「過去1カ月にいくら募金したか」への回答のGDPに対する度合い)、オレンジ=汚職や腐敗の認知(「あなたの国やビジネスに汚職・腐敗が蔓延しているか」への回答)、紫=世界最低の国の平均値(2.43)と3年間の調査で出た各国の残余値を合計したもので、点数が大きいほどランキングが高くなっている。これと教育を絡めて考えていきたいと思う。

2021年幸福度ランキングの記事から気になる言葉をピックアップ

対象は149の国と地域で、日本は56位でアジアでは台湾(24位)、シンガポール(32位)、タイ(54位)につぐ4番目だった。ちなみに、日本は2020年版(2017-19年)のランキングでは62位だった。
日本は上記のうち、気前の良さの点数が極端に低いのが目立つが(赤い部分がほとんど見えない)、これは日常的に寄付をする習慣のない、あるいは寄付に積極的でないことの表れといえる。言い換えれば他人への興味のなさの表れともいえるかもしれない。

下記は日本のグラフの様子

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まさに・・・

もっと「他人へ興味を示してほしい」
ここが日本人に一番足りない点なのかと最近感じます・・・

1位のフィンランドの記事を詳しく読んでみると・・・

1位のフィンランドは「パンデミックでも、人命と生活を守るために役立つ、他者との相互信頼関係に関する複数の指標で、非常に高い順位を示した」とされている。
フィンランド人のライフスタイルとは、スポーティ、自然に親しむ、シンプル、Less is more、DIY精神、平等といった特徴があります。「Less is more」とは、モノをたくさん所有することが良いことではなく、モノが少なくても楽しめるという考え方です。モノが壊れたら自分で修理したり、サマーコテージも数年かけて自分で建てるといったDIYも盛んです。

さらにフィンランドについて気になる記事を追求

 世界一幸福な国フィンランドの観光戦略〜ライフスタイルで世界を惹きつける秘訣とは?〜

季節変動をカバーするライフスタイル・プロモーション
昨年から始まったRent a Finnは一般のフィンランド人がホスト役になって現地を案内するもので、フィンランドに旅行したい人とホストしたい地元の人をマッチングさせるSNS連動型のプロモーションです。2年目の今年はコロナ禍の影響で直接対面ができない状況なので、オンラインでストリーミング配信をしています。
新しい商品を開発するときには、部外者、若者、奇抜なアイデア、地元コーディネーターの4つが必要だと考えています。
フィンランドの教育
フィンランドでは我々と違う人もいると幼少期から教育を受けるので、違うことに対して大らかです。
日本とフィンランドのアウトバウンド、インバウンド
村山:一方、フィンランド人は日本に何を求めて旅行するのでしょうか。
能登:ヨーロッパにはないエキゾチックな魅力を感じていると思います。それから、冬でも太平洋側は晴天が多く、太陽の光が溢れている点。日本のシンプリシティや礼儀正しく控えめな人間関係にも共感しています。日本のアニメ・漫画も人気ですし、最近ではスキーも注目されています。フィンランドは雪が多いですが、実は標高が高い山があまりないので、ニセコのようなパウダースノーに憧れを持つフィンランド人は多いと聞きます。
女性の活躍とテクノロジーの活用
村山:フィンランドでは女性の社会進出が日本よりもずっと進んでいますが、観光分野においてもその恩恵がありますか。
能登:フィンランドのDMOでは多くの女性が要職に就いており、そのおかげでコミュニケーション能力が高いと感じます。特に情報発信の仕方や旅行者のニーズを掴むのが上手です。
村山:5GをはじめとするIT技術力の高さも観光分野で活かされていますね。能登:交通システムをワンストップでコントロールするアプリMaaS(Mobility-as-a-Service)を開発したのもヘルシンキの会社です。技術だけでなく、ユーザーインターフェイスやデザイン性の高さも支持される理由となっています。
ターゲットを1国に絞らず、複数のマーケットでポートフォリオを形成
村山:長年フィンランドの観光施策に携わってきたご経験から日本でも取り入れられそうなヒントは何かありますか。
能登:フィンランドでは以前、ロシア市場に最も注力していたのですが、数年前にロシアから観光客が一気に来なくなって苦しんだ経験があります。日本も1つの市場に偏りすぎず、いろんなマーケットを組み合わせてポートフォリオを形成することが大切です。フィンランドのインバウンド市場において日本はベスト5に入っていないのに最重点市場になっているように、数だけで重要マーケットとみなすのではなく、強みを発揮できるマーケットを見極めるようにしてほしいです。
ライフスタイルのコンテンツ化では、外部の意見を取り入れる
村山:ライフスタイルを旅行商品化するコツは何かありますか。
能登:そこに生活している自分たちでは気付かないことが多いので、外部の意見を聞くことが大事です。例えば、フィンランドではサマーコテージが広く普及していますが、今まで観光資源として外に向かってアピールしてきませんでした。アフターコロナにはコテージ1棟丸ごと借りて、予約やアクセス方法はアプリで管理し、家族だけでコテージに長期滞在しながら、ケータリングはITで注文するようなスタイルも出てくるかもしれません。
「デスティネーション・プロモーション」から「デスティネーション・マネジメント」へ
村山:能登さんはデスティネーション・プロモーションとデスティネーション・マネジメントの違いも説いていらっしゃいますね。
能登:デスティネーション・プロモーションはどなたでもどうぞ来てくださいと来客数を増やすことが目的ですが、デスティネーション・マネジメントは地域との親和性が高いお客様を呼ぶことを目指します。ヨーロッパでは既にデスティネーション・マネジメントに重点が置かれています。

これからの日本の教育で大切だと思うこと

①自分のことを知る
②日本の文化・伝統について知る
③自分たちの強みについて知る
④他国との違いを理解する
⑤素敵なものを取り入れる
⑥新しい価値化を生み出す
⑦発信していく

整理すると上のようなことかなと思いました。
本日は情報を整理していたら出勤の時間になってしまったので明日以降さらに追求していこうと思います。





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