見出し画像

#48 世界遺産訪問記(マカオの歴史地区)(2023/11/7)(3)

(承前)


22.聖アントニオ教会

マカオで最も古い教会の一つであり、イエズス会修道士が最初の拠点を築いた場所でもあります
1560年以前は竹と木で造られていましたが、後に石造りによって数回再建され、現在の外観および規模は1930年の再建によるものです
正面のファサードは新古典、堂内や祭壇はバロック様式で、かつてはポルトガル人に人気の婚礼場所だったそうです

23.カモンエス広場

カモンエス広場は、カモンエス公園、聖アントニオ教会およびプロテスタント墓地の近くにあります
緑に溢れる広場にはベンチがあり、地元市民に人気の憩いの場となっています

24.カーザ庭園

元々はポルトガル商人、マヌエル・ペレイラの邸宅で、後に東インド会社の高級幹部の住居となったものです
洋館の周囲には樹木や草花が生い茂り、マカオの庭園式住宅の見本とされています

25.プロテスタント墓地

中には入れなかったので写真が分かりづらくてすみません
カトリック系の構成資産が多いのですが、マカオにおいてプロテスタントのコミュニティも存在していたことの証拠ですね

26.ギア要塞

マカオで最も高い東望洋山(松山)の山頂にある砲台と、礼拝堂、灯台などが構成資産として登録されています
灯台は1865年に建設されたもので現代的な灯台としては極東で最も古いものとされています

■おわりに

以上で、マカオの構成資産全30件の紹介となります
施設とその前の広場を併せて紹介した記事もあるので、目次の項目としては26項目になっていますが、資産数としては30件での登録です

香港から到着するフェリー乗り場から最初の媽閣廟まではバスを利用しましたが、その後はすべて徒歩で回りました
カジノで有名な地区も含めるとマカオの街はもう少し大きいのですが、構成資産が存在しているあたりは比較的コンパクトにまとまっているので、徒歩でも十分全件踏破可能です(この日の歩数計は40,000歩近かったので体力は要ります)

あとは回る順番ですけど、媽閣廟がフェリー乗り場からは最も離れていて、最後のギア要塞が乗り場から近いのですが、ギア要塞だけ他の遺産から少し離れているのと少し高い山に登ることになるので最後に残すと体力的につらくなります
私はまさに最後に回してしまったので息を切らしながら登りました

私は香港からの半日程度の日帰りでしたけど、ゆっくり滞在できればカジノや地元料理などまだまだ楽しめるスポットも多い街です


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?