見出し画像

四川料理・・・だと?

●今日オープン!

ぼくらの職場のメンバーが待ちに待った、四川料理店が今日オープンした。

オープン前までは広東料理店だった。同じ中華料理で勝負するとは・・・やるな!広東料理の前は四川料理だったそうだ。中華料理屋の前は喫茶店だったらしい。

もちろん、ぼくたちははやる気持ちを抑え、昼のチャイムと同時に職場を出て走った。すごい行列ができていた。

職場の先輩が2日ほど前に先走りすぎて、行ってみるとお店でチラシを配っていたらしい。餃子の種をこねたその手でチラシを渡してくれたそうだ。

そのチラシをわざわざ、「4日にオープンだって。安いから行こうぜ。」と、さりげなくぼくに渡すあたりはいやらしい。

しかも、チラシ持って来いよっていうから持って行った。

今日教えてくれたよ。餃子の種つきだって。

すごい行列っていうとめちゃ人気店なイメージになるけど、この場所は3か月~半年程度のサイクルで新装開店してる。

●ちなみに前の店は?

ぼくは前の広東料理の店では醤油ラーメンを食べたことがある。醤油ラーメンは普通だった。

チャーハンは塩辛くて食べれるものじゃなかった。

酢豚は甘かった。パイナップルだらけだった。

ニラレバはノーテイストだった。ニラレバなのにレバがないのもこの店の特徴だった。

●今回の店は?

今回オープンした店では、チャーハンにチャレンジした。

4人で行って、3人チャーハンにした。なぜかって?

塩辛いチャーハンがどうなったのか気になったのだ。

食してみると、

「?」

チャーハンを頼んだメンバーが目を合わせる。

(あじが・・・・・・・・・ない?)

だれも声を出さない。

が、明らかに何かを探している。もちろん僕も探している。

塩コショウだ。

誰も何も言わない。が、みんな塩コショウをかけたのはいうまでもない。

そのほか、

* 酢豚は甘い

* ニラレバはおいしい

* から揚げはでかい

* しょうゆラーメンは薄い

* 餃子は真っ黒焦げ

●新装開店なんだけど・・・

内装がいっしょなのだ。前の前の店から内装は一緒だ。

言っておくが、リニューアルオープンじゃない。

新装オープンだ。

ぼくらは気づいてはいけないところに気付いてしまった。

「作ってる人いっしょだ!」

どの料理も四川感は全く感じられなかった。

というか、メニューも表に出ている看板も、すべて前の店のものだった。

何度もいうが、リニューアルオープンじゃない。

新装開店だ。

ぼくたちは声をそろえてこのコトバを口にした。

「また3か月くらいで広東料理にかわるかな?」

と。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?