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スターウォーズ 禁断の真実  高橋ヨシキ

父が買ったのを借りた。TBSのアフター6ジャンクションにたびたび登場してるサタニスト高橋ヨシキさんのスターウォーズ本。

以下メモ

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Star Wars ep4が公開された当初よりも、現在は文明の均質化が進んでいる。これを帝国の勝利とみる事もできるだろう(そうではないと思いたい)

知らない内に帝国の影は潜んでて、それは現代にもありうると

新たなる希望にエキストラとして出たストームトルーパーにサインを求めるために行列ができる

まじかよw

スターウォーズにユーモアは欠かせない~ローグワンには圧倒的にユーモアが不足している

これは本当にそう。ローグワンは全体的に暗い。本書でも指摘されている通り、「負け戦」を描かなきゃいけないから仕方ないんだけど、それでもチーム集めのところとかもっと面白くできたよなあ。チーム集めなんて最高に楽しいはずなのに、そんなに盛り上がらなかった。そりゃ守護者2人はかっこよくて辛うじてキャラ立ってるけど、ローグワンメンバーの他のキャラがねー。クレニック長官が一番キャラ立ってたわ。ドニーイェンの役とか、盲目の棒術使い、盲目なのに狙撃うまいとかかなり良いのに、終盤の活躍があんまりなかったのが悔やまれる。。戦争なので棒術の出番あんまなかったし。最後も、フォースを使ってほしかったっすよ。隠し持ってたライトセーバー起動して、不完全ながらもフォース使ってデストルーパーの狙撃をはねかしつつくらいつつ、ボロボロになりながらマスタースイッチ(そもそもなぜ野ざらし)を入れて、レバーに手かけながら息絶えるとかだったら咽び泣いてたわ(少年漫画脳すぎ?)その様子を見た赤い人にその意思が継承され、フォースを信じてなかったけど、「フォースは共にある」と言いながらデストルーパーを倒すとかでよかったやん。そんで最後、アーソ達とともに、ドニーイェンを腕に抱きながらデススターのビームに焼かれて死ぬとか、いいじゃん?簡単に死にすぎなんだよなー手続き的に死んでるというか。
ローグワンに関しはねー面白かったしスカリフ戦のビジュアル(青い空を飛ぶ青いXウィングとか森と海岸を進むAT-ATとか)は最高に良かっただけに残念やわ。

帝国の逆襲のクリフハンガー的終わり方は今ではかなり一般的になってしまったため、当時の衝撃を思い起こす事は難しい

そうなんすねー今ではもう当たり前なので何とも思わないけど、確かに当時そういった例がなくて、大ヒットした作品の続編があーいう終わり方したらビックラするかも。

テレビと映画は相互作用を起こしており、テレビ的に引き延ばしたテンポの映画や、映画のような絵作りをしたドラマがある

ホントですね。GoTとかウォーキングデッドとかね、映画でしょ。マーベル作品の作り方とか、ドラマでしょ。そんでサブスク製作の映画とか出てきて、映画館では上映せずサブスクのみで配信する映画も出てきてそれが賞をとったりして。均質化が進んでますよね。
映画館で見る価値がドンドン揺らいでるこの時代、それでも大画面と音響と体験をしに俺は映画館に行くよ。そう思えるのは、小学生の時に2週に1回くらいのペースで親に連れられ通ってたシネコン(TOHO)のあの雰囲気、キャラメルのにおいが俺にとってディズニーランドだったからだ。

幻のリターン・オブ・ザ・イウォーク

そんなのがあるのか...
https://www.youtube.com/watch?v=-itVa17ps40
ここで見れる。pt2とあるあがpt1はあるのか?

地平線に沈む二重太陽を眺めて「このまま田舎の農場で自分は一生を終えてしまうのだろうか.....」

いやーほんとこのシーンは、雰囲気、音楽、すべてが良いよね。
だからこそ、最後のジェダイで、違う星だがルークが双子太陽を眺めながら逝くシーンはバチクソ号泣した。あのシーンだけで、俺は最後のジェダイ肯定派ですらある。
あの双子太陽を見て何を思っていたのか。。ep4のあの時の事を絶対思い返してただろう。(自分がしでかしたカイロレンの後始末はできてないけど)
その前のルークの大技も相まってなける。あの時のあの青年が、、こんな凄いジェダイになって、、泣
最後のジェダイはねー、、スターウォーズの根底にあった「chosen one」「スカイウォーカーの血統」を離れ、一般人にも世界を拡張したので、俺的にはかなり好感が持てたんだけどねー。レイが何者でもないとか、一般人が活躍するとか、塩の惑星もよかったし。ep7の最後から地続きなのは、ホントやめてほしかったけど。あの、空白の時があって、そこをアレコレ想像するのが楽しいじゃんね。
だからこそ、スカイウォーカーの夜明けでガッカリですよ。ほんっっとに。
ep7、ep8はなんとか楽しめたのに...

ルーカスのシークウェル批判うんぬん

いや、、もう。。
キャスリーンケネディが大戦犯でしょ。
ルーカスの意見をことごとく採用しなかったって。。
びっくりしたのが、ep7-9の構想がルーカスの中にあったって事。
まじかよ。。それの意見をちゃんと聞けばよかったのに。。ふざけんなよ。。
あんまよく彼女の事を知らないので調べたら(Wikiを)、スピルバーグ作品に携わってる事が多いのね。E.Tのプロデューサーかよ。
もう、ほんと台無しにしてくれたよね。。
まぁ、責任がデカいのはわかるけど、
色んな世代や、古参を気にしたり、新規ファンを気にしたり、全方位的にマーケティングした感じがして、ビジネスの香りがして、もう。。
そんな事した原液が薄まるのはあたりまえやん。。
何を描きたいか、そういうのが無いまま始めたんやろな。。

書きぶりから、高橋ヨシキさんの怒りも伝わってきますわ。

はぁ、マンダロリアン最高。

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