地域猫活動の目的は愛護ではない
地域猫とは、地域の理解と協力を得て地域住民の認知と合意が得られている特定の飼い主がいないねこです。適切に管理することで猫による被害を減らし、不妊去勢手術と外部からの侵入を予防し、一代限りの生を全うさせる猫を指します。この猫を徹底管理する活動が地域猫活動です。
目的
・苦情や被害の減少
・猫問題の解決
・猫の減少
地域猫活動目的に猫の愛護は含まれません。含まれるとしても優先順位は低いです。地域猫活動中に迷う場面に遭遇した場合、必ずこの3つの目的を見直してその後の方針を決定しましょう。
もちろん、常に地域猫活動と猫の愛護が相反するものではありません。活動目的も達成できるし、猫のためにもなる選択もあります。
3者全員が最速で笑顔になる選択
代表的なものは、地域猫を家ネコとして譲渡することです。これにより、地域猫が減り、猫自体も室内で生涯安心安全な暮らしができます。こんないいことはありません。地域猫活動をしている方の中には、譲渡を諦めてしまっている人もいます。日々の管理でいっぱいいっぱいになっているのだと思います。しかし、譲渡できる子の譲渡を進めると、猫好き、猫嫌い、猫自身、3者全員が最速で笑顔になれます。世話をしているとよく懐く子がいますよね?その猫からで構わないので、積極的に譲渡を推進しましょう。
やまがた不妊去勢クリニックでは、個人、福祉事業者、自治体を対象に野良猫や多頭飼育について助言を行っています。下記より問い合わせください。
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