御茶ノ水が好きだ

御茶ノ水が好きと言いつつ、その周辺である
・小川町
・神保町
・淡路町
も引っくるめて好きだ。

最近ますます気に入ったというか、新たな良さを見出せたことで自分の中で「御茶ノ水 再発見」状態なのである。

そんなわけで今回も勝手気ままに綴っていきたい。

楽器の街

御茶ノ水といえば明大通りに並ぶ楽器店の数々が印象的だ。かつてはギターやベースを見に行ったりもして、それ目的で訪れたものだった。ましてや就職活動のために上京してきたのに、中古でエレキギターを買ったくらいである。ホントどうしようもねぇ学生だった・・・。

社会人になってからはこれまた中古でエレキベースを買った。LUNA SEAの!!モデルの廉価版だ。当初は気に入って使っていたが、どうしてもヘッドが重く常に左手で支えなければならないため弾きづらかったのと、ネックの裏側の塗装が個人的にこれまた弾きにくく感じて早々に手放してしまった。

そんなこんなで最近は楽器屋に行く目的で訪れることは減ったが、またお世話になることもあるかもしれない。

飲食店が多い

これは最近改めて気が付いた魅力だが、本当に多い。俺はベローチェもエクセルシオールもスタバも好きだが、バーガーキングも丸亀製麺もリトルマーメイドのドーナツも大好きだ。福岡出身だから駅前の博多天神の豚骨ラーメンもたまに寄るが、あそこはなぜか謎に海苔がめちゃくちゃうまい。今度海苔ラーメンを頼んでみようかと決意したくらいだ。こんな風にチェーン店だけでも割と好きな店が固まっているエリアなのだ。

最近だと、東京メロンパン 神保町店も激しく気になってる。メロンパン屋さんのメロンパンは最高にうまい。今度買いに行こう。

やなか珈琲店 神田店も初めて行ってみたが、レトロでこじんまりとしたお店の感じがとてもとても素敵だし、店員さんも雰囲気がやわらかくて嬉しかった。もちろんコーヒーも美味しい。suicaが使えたのも小銭を出さずにスマートに決済できて、地味に嬉しかった。

あとは天麩羅・天丼屋さんで2軒気になってるところがある。一つは靖国通り沿い、もう一つは路地を一本入ったところ三省堂書店の裏側あたり。てんやじゃ満足できず、地元の揚げたての天麩羅をリーズナブルな価格で堪能できる「ひらお」が恋しい俺としては、これら2軒の1000円くらいで楽しめる天丼にものすごく期待を寄せている。ここも近々足を運んでみたい。

書店が多い

御茶ノ水駅の聖橋口を出れば目の前に丸善書店がある。東京駅のOAZOにある本店も好きだが、こちらは気軽に入れる良さがある。

楽器屋を横目に見つつ明大通りを下れば、三省堂書店が現れてくる。こちらも品揃えがとてもよく見ていて楽しい。

ここまで来れば神保町のレトロな古本屋さんが次々と目に飛び込んでくる。あの独特の雰囲気、惹かれるものがある。そこで美術展の画集を見つけようものなら、幸福感に包まれる。三菱一号館美術館で見た「フィリップス・コレクション展」が自分の中で一位・二位を争う展覧会だったが、古本屋さんで自分が生まれる前に開かれた時の「フィリップス・コレクション展」の画集を見つけた。これで自分が知っているだけで過去3回開かれてるようだ。ジョルジョ・モランディの静謐な静物画やシスレーの「ルーヴシエンヌの雪」という自分的に最高の絵画も30年前に来日していたらしい。美術館ではなく、古本屋でそうした思わぬ出会いがあるのも素敵なところだ。

終わりに

本郷通りの鮮やかな銀杏もだんだんと散りゆき、黄色の絨毯とも呼ぶべき景色に見とれたこの頃だったが、最近このあたり周辺が自分の中でとんでもなく居心地がいい。もはや住みたいレベルだ。散策するだけでも楽しいしワクワクするこのエリア、まだまだ開拓しがいがありそうだ。

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