トライアウト最終日

7月17日金曜日。
今日は4部チームの1週間のトライアウトの最終日だった。
今日この4部にチームを決めることができたら、確実に大きなステップアップにつながるし、素晴らしいスタートダッシュができると思ってめちゃくちゃ意気込んだ。
絶対にこのチームに入ってやる。
なぜなら、このチーム自体は昨シーズンコロナで降格がなくなったため4部に残ることができたが、本来であれば降格してしまう順位で、4部と5部を行き来しているレベルである。
しかし、このチームが所属する4部リーグは他の4部リーグと比べてもレベルが高く、FCケルンのU-23、シャルケ04のU-23、更にはドルトムントのU-23などが所属していた。
だからこのチームに入ることができれば、これらのチームと対戦することできるのである。

練習は、アップ→パス練→長めのハーフコートゲームで終わった。
アシストしたりチャンスメイクはできた。
とにかく頑張ろうと思って運動量を多くして、沢山アクションを起こした。
守備の面では切り替えを早くして、ボール奪取もしていて、1対1でもやられなかった。
でも、ゴールは決めれなかった。
何度かミスやボールロストもしてしまい、個人的には良いとは言えないできだった。

練習が終わり、他のトライアウトの人達が順番に呼ばれ、自分の番が回ってきた。

結果はダメだった。

ツヴァイカンプフ(1対1)では身体を張っていたし、切り替えも早くメンタリティも良かった。
でも、4部リーグで戦う相手はもっとでかくて強いし、速い。
言葉もまだ話せないから、今年はオーバーリーガ(5部リーグ)で経験を積んだ方がいい。

と監督に言われた。

車で家まで送ってもらった際に代理人からは、
「悪くなかったと思う。もちろんシュートとか簡単なミスとかの課題はあるけど、1対1でも負けてないし、奪われたあと取り返せたり、いいクロスやアシストもあった。正直契約できると思ってた。今の調子でやれば4部でも契約できる所もあると思うし、他にも探してみる。」
と言ってもらった。

でも、契約はできなかった。
正直めちゃくちゃ悔しい。

だからといって落ち込んではいられない。
やっぱり人生はそんなに甘くない。

もしこのチームで契約できても試合に出れずに1年間苦い思いをする可能性も有り得るし、逆に5部や6部で契約しても活躍して来シーズンこのチームよりいいチームからオファーをもらえるかもしれない。

どっちにしろ進んだ道を正解にしていくしかない。

どっちにしろ自分のやるべきことは変わらない。

とにかく前を向いて、自分のできることすべきことを地道にコツコツとやり、少しずつでも前に進んでいかなければならない。

そもそも最初から4部に入れるとは思っていなかったし、計画が崩れた訳では無い。

しかも、代理人は自分のことを結構気に入ってくれてるみたいで、すぐに5部のチームともコンタクトをとってくれて、他の4部も探してくれると言っていくれた。

最初ドイツに来て、まだ自分が代理人がどんな人かも全然分からない時にびっくりするような厳しい言葉をかけられた。

正直4部に行きたいとかみんな言うけど無理だよ。
そもそも日本ですら上手くいってないのにドイツに来たらできるとか思ってるやついるけど、日本でできてないやつがドイツで出来るわけないじゃん。

まだプレーも見てないし会ったばかりなのにそんなこと言う!?って正直思ったけど、自分としては逆に信頼できると感じた。

他の留学会社とかの代理人よりは確実に経歴もあり、人脈や力があると思うし、なによりサッカーが好きで本気で向き合っている。

そんな人が気に入ってくれ、4部だけじゃなくて3部の話などこれからのことを沢山話してくれ、他の4部も探してくれるというのは本当にありがたいことだ。

多分他の留学会社ならそう簡単に4部チームとコンタクトとれる代理人はいない。多分。

今回はダメだったけど、4部の練習に参加できただけでもありがたいことだ。
4部のレベルを経験できたし、自分の現在地を確認することが出来た。
ポジティブにいこうじゃないか。

さぁ次の1歩を踏み出そうか。


ヤガヤガヤガヤガヨ〜
この先も色々あんだろ それならその度に頑張ろ
折れそうになっても踏ん張ろ
そうやって俺らは立ち上がろう
何か起こすためburn&grow
決めたら最後までやり遂げよう
泣いても笑っても 人生は1度きり



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