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ミニ四駆チャンピオンシップ2023に行ってきた話

読んで頂きありがとうございます。
1年ぶりの更新です。

12/9-10と静岡タミヤ本社で行われたミニ四駆チャンピオンシップに参加してきました。
2019年にジャパンカップで優勝しチャンピオンズクラス入りしました。
そこからコロナ禍でチャンピオンズ認定期間が延長延長で2023年になってしまいました。

今年公式戦チャンピオンズクラスで優勝できないと2024年はオープンクラスに戻る事になります。
そんな中、公式戦参加できたのはジャパンカップ仙台大会と新潟大会のみ。しかも2戦ともCOで完走もできずに終わりました。
チャンピオンシップ大会は今年残留できる最後のチャンスの公式戦です。
…とは言え自分の実力、レベルを考えたら勝ち上がるのは非常に困難なのは百も承知。しかし心の中のアントニオ猪木が「出る前に負ける事考えるバカいるかよ!」とビンタしてきます。

そんな事で今回の作戦プランは
・周りの状況に振り回されない
・変に拘らない臨機応変に自分の引き出しを出し切る
・負けるとするなら完走速度負け、COで終わらせない
の3点で行こうと決めていました。
本番の前に地元のミニ四駆大学のフラットコースでモーターの棚卸し、ジャンボドームの立体コースで車体のイレギュラー有無と飛び姿勢のチェック、仲間からアイガー攻略のアドバイスを元にブレーキセッティングは済ます事は出来ました。

燕三条ミニ四駆大学フラットコース
ジャンボドーム立体コース

そして迎えた12/9いざ静岡タミヤ本社へ!
到着したのは11時頃でした。
受付で抽選番号を伝えてネームプレートを受け取りセッティングスペースの抽選です。
N(スペクトラムホール)とF(2F通路)のどちらかになります。結果はN、ドクターが一緒に場所を案内してくれました。「入口側ちょっと寒いし奥なら暖かいよ」と教えていただいたので迷わず奥へ行きます。

チャンピオンズロード2023
レイアウト図

今回はレイアウト当日発表だったので2020〜2023の公式戦で使ったセクションてんこ盛りか
2023公式戦セクションベースのどちらかかなと
予想していました。実際は後者のレイアウトでした。
個人的にはローリングフォールがなくてほっとしました。ただローリングライズからのスロープ下りの組み合わせは今回初めてです。

チャンピオンシップ戦は12/10午後から本戦で12/9は1日、12/10の午前中までは練習走行できます。
1日目はアイガー下りの着地でひっくり返るしたまにアイガーすっぽ抜けるなどに対応を追われました。リアにキャッチャーダンパー付けたりフロントブレーキ調整したりしてなんとかクリアできるようになりましたがどうにもこうにもカルーセルチェンジャー入口でコブにぶつかり車体が左右振られて止まってしまいます。
フロントローラー幅縮めたり、スライドダンパーの減衰やストローク量、バネの硬さを調整しますがクリアできず…
聞けば今回のカルーセルチェンジャーはワールドチャレンジから新造した3つ目のチェンジャーでジャパンカップのチャンジャーとは微妙に違うとの事でした。
またジャパンカップの時は右コーナーからのアプローチだったのですが今回は左コーナーからのアプローチで進入する時に車体が寄る壁が左右逆転しており、さらにコーナーからハーフストレートを挟んでセクションに進入するため同じに見えて別物のように感じました。
結局1日目は完走0で終わりました。

そして12/10 チャンピオンシップ当日
練習走行は8:15〜11:45の3時間半です。並んでから走らせるまでの待ち時間は大体30〜40分サイクルなのでセッティングの時間も踏まえると6回位は練習できそうです。最低でもあと6回で完走できるセッティングを出さないと話になりません。
土曜日の練習からマシンの調整をしますがカルーセルに行く前にアイガーの上りまたは下りの着地でCOして中々到達できません(汗
そんな中、前後ローラー幅、フロントのブレーキ調整、最終的に電圧調整して11時頃にやっと完走。そのままのセッティングで再度走らせレーン差を確認しとりあえず同じセッティングで2回完走できて練習走行は終わりました。

練習走行終了後は写真撮影を行いお昼休み。お昼休み後本戦です。
チャンピオンシップは基本1対1でレース行い1位で完走またはギブアップで決着になります。
対戦組み合わせは午前の練習中に事前に振られた番号順でくじ引き抽選でレース順と走るレーンは決まっています。私は33番目の3レーンスタートでした。

そして本戦が始まります。崖っぷちチャンピオンズの方は負けた瞬間に実質チャンピオンズ終了です。
組み合わせによっては何回も再レースしています。お互い意地と意地のぶつかり合いでギブアップする方はいませんでした。最初は出番まで見ていようと思ったのですが自分のレースではないのに見ていて心臓に悪いためセッティングスペースに戻ります…
そしてついに自分の出番になります。受付後車検を行い順番に並びます。
お相手の方は女性の方で久しぶりにレースするのとの事でお互い「緊張しますね」なんて話しながらついにレーススタート。結果相手の方はアイガー上りの着地でコーナーに乗り上げCO。私はなんとかカルーセルをするっと抜ける事が出来て完走しチャンピオンズクラスで初勝利(涙
その後もするすると勝ち上がり気が付けば準決勝まで上がっていました。勝ち上がれば上がるほど手の震えが酷くなっていきます🥶

準決勝は私を含め3人でレースです。
相手の方はミニ四駆を続けていれば必ず知っている川上さんとshigeさんです。私は4レーンスタート(4レーンスタートは初めて)、内心嫌な予感がしていました。シグナルが青に変わりスタート!1周目はなんとか無事に周回し2周目に突入、カルーセルチェンジャーに挑みます。…がそこで引っかかりCO。
チャンピオンシップは終わったー!と思ったのですが3位決定戦があるとの事。そのまま少し時間を空けて3位決定戦が始まります。電池を入れ替えいざ!
再び4レーンスタートだったため待っている間に少し電池を垂らし2周目のカルーセルチェンジャークリアできるように狙います。
シグナルが青に変わりスタート!再び2周目からのカルーセルチェンジャーに挑みます。なんとか無事クリア!その後無事5周できましたが対戦相手の川上さんが先にゴールしたので2着でゴール。残念ながら入賞できませんでした。
その後決勝戦がありshigeさんが優勝し特別表彰選手になりました。おめでとうございました。
特別選手認定の表彰式を見送りながら帰宅します。
悔しさもありますがそれ以上に今自分がやれる事を全て引き出して、決めた作戦を貫いてお気に入りのバンキッシュで3位決定戦まで走れた事に満足できました。

チャンピオンシップのマシン詳細

シャーシはMSフレキ軸残しの樽バネOリング減衰

タイヤは22.6mmのローフリとスーパーハードのハイブリッド。ローリングライズ&フォール対策でアウトリフトしたとしても踏ん張れるイメージでホイールリムを内側にしました。

ギアは超速にしました。マメ模型さんがジャパンカップ で優勝したときの動画でお話ししてたようにギア比を上げるとトルクがあがりアイガーのブレーキの効きが悪くなる感じでした。

フロントバンパー周りはかなり試行錯誤しました。
当初段下げダブルスラダン13mmローラー+とりあえずカルーセル対策ローラーを追加仕様でしたがカルーセルの入口で左右に振られて止まってしまいます。急遽普通のスラダンに変更しローラー幅狭めるため左側前後の19mmの穴に17mmを取り付けました。
練習走行中カルーセル進入の様子を見てると入口で飛んでいるマシンの完走率は低く、あまり飛んでいないマシンは完走率高めの印象を受けました。
カルーセルチェンジャーの経験値が高ければバンクスルーしつつアイガーとカルーセル進入のスロープでブレーキを効かせるセッティングやローラーセッティングを出せたのでしょうがそこは圧倒的に経験値が低いのは自覚していました。
そこで右側のローラーをゴムリングローラーにしてさらにスラスト角を2°→3°にする事で少しでもカルーセル入口でしっかり着地させてから進入することを狙いました。そしてカルーセル進入後早めに右前ローラーがコブに当たると車体が左に行きすぎてクリアしづらかったので右前の17mmローラーは正規位置に取り付け車体の曲がるタイミンングを少し遅らせる狙いにしました。
さらに右前ゴムリングローラーが結果としてローリングライズセクションをほぼ空気セクションにできたと思います。

ブレーキは前後共にピンクブレーキで溝付きでした。バンクスルーしつつアイガー上りで効かせたかったので全長は目一杯の165mmからリアを2mmほど詰めました。

モーターはハイパーダッシュで手持ちで1番遅いモーターにしたのですがそれでもちょっと速かったので売店で開けポンのハイパーダッシュ購入変更しました。チェッカー上の速度は29〜30km/hでした。

制振はフロント提灯にリアはボウルマスダン2個にキャッチャーダンパーでアイガー下りはしっかり着地できる事を狙いました。

ここまでやってもアイガー上りの着地とカルーセル入口着地が安定しなかったので電池の電圧を2.76vに下げて本戦に挑みました。

勝ち上がり後もブレーキの剥がれがないかナットの緩みがないかのチェックだけして速度やブレーキの調整は敢えてしませんでした。…というよりこの状況でそこまでできる腕はなかったのでノータッチでした。

帰宅後配信の動画を見直し自分の完走タイムを測ったところ大体43秒後半で完走していました。
今回優勝したshigeさんが後日の配信で完走タイム41.5秒前後だったとおっしゃっていたのでそりゃ勝てませんね😫

そんなこんなで色々非常にいい経験させていただきました。タミヤのスタッフさんも土日返上でお疲れ様でしたそしてありがとうございました。
対戦させていただいた皆様ありがとうございました。

またチャンピオンズ目指すぞ言いたいところですが気張らず気長にやっていきます。

次は地元狙新潟のジャンドーム最終レースに参加すると思います。参加する皆様どうぞよろしくお願いいたします。
気が向いたらジャンボドーム最終レースの話も記事にしたいと思います。

それではまた🖐️

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