コロナ後記 1月13日
1月13日。今日も味覚と嗅覚の進展について書いていくことにする。
全体的な雰囲気で言うと、一口目がターニングポイントなのではないかと思う。
一口目に味を感じられたら、その咀嚼中は何回か味を感じられる瞬間がやってくる。味が口の中で旅行しているような。しかしかなり気まぐれな旅行らしい。
味わいだが、単純な素材の味はなんとなくわかるようになってきた。
そもそも失ってはいないのだが、複雑さを感じるパーセンテージが上がってきたと言う認識でいてもらいたい。
これなら鍋の出汁は仕込めるんじゃないかと思い、いつもの目分量で仕込んでみる。
大体の味の解は出るのだが、最後の調整はどうなのかと、少し期待が入る。香りは何となく漂ってはきている。醤油出汁ベースで作る。
結果で言うと、醤油という素材のしょっぱさは感じられるが、水、ほんだし、酒、みりん、塩、醤油のバランスで作った中で、ミックスした感じはそんなに感じられなかった。
ほぼ醤油なんだろうなあという感じか。
逆にこの調味料たちから醤油だけピックアップできる能力の方が発見ではないだろうか。
もしかしたら、味付けを感じるのが苦手なのかもしれない。
ご飯の甘み。肉の甘味は感じられるようになってきたが、そこについているタレであったりは一口目のジャッジ次第なんだろうなあという感じだ。
この味わい方が定着してほしくはないが、少しずつ回復してきているのは感じるので、引き続き前回するまで、この味覚と付き合っていこうと思う。
嗅覚だが、面白い発見があった。食事としての香りはイマイチだが、口に香りのあるものを含んで鼻をかむと、香りと味が出てくることがわかった。
わかったというほどたいそうなことではないと思うが、ここ数日で一番香りを感じられたため、進歩としてはまた一つ発見だ。
鼻はかまなくても、鼻から空気を出せばいいのでは?という疑問が湧くと思うのだが、それだと空気の出が弱いらしく、しっかり鼻をかむくらいのエネルギーは欲しいらしい。
なんの話やねんと、自分ではつっこんでおく。
逆に、鼻をかんだら香りと味がするということは、機能としては損傷しきっていないという希望になる。
現状、美味しいものを味わいたい時は、一生鼻をかんでおかないといけないわけだが、鼻をかめば美味しいものを美味しく食べられるということになると考えられる。
非常に有益な情報をゲットできている。
感覚としては、強烈な鼻詰まりと捉えられるのかもしれない。
それなら鼻炎で慣れている。
今の症状はこういう感じだろうか。
今のところ、水が一番うまい。
お金をかけてもいいと思える飲食は、水だと断言できるくらい、水が一番うまい。
Amazonで、一番高い水を調べてみた。いい値段すぎて、いつものミネラルウォーターがいいなと思った。
2個目の水は、もはやどう使うのだろう。
投げ銭の場所です。 本当にありがとうございます。