見出し画像

コロナ書記 1月6日

1月6日。22時に寝て、6時半に目が覚めるという生活を送っている。
夜は、やることがないから寝る、朝は単純に目が覚めるから起きる。

6時半は、まだ外は暗い。街も動いてはいない。ホテル内ではいろんな準備が行われているのか、少しずつ人の気配がしてくる。

徐々に退所の準備でもしようかと、気の早い感情が湧いてくる。今日片付けたところで、まだあと3日ある。
さすがに早すぎるが、もうすぐ出られると言う喜びと、この療養のしんどさと、自己のバランスが悪いためか、変に気が急ってしまっている感じがする。こう言う日は時間の進みが遅い。

寝起きの体温は、36.6。酸素値は98。

朝の配膳を受ける。

画像1

パンが来ると少し安心する。朝はパン派なので、なんとなくいつもの体のリズムが掴める。普段は意識しないと食べないヨーグルト、体内を冷やさないためにも、スープ系を朝から取れるのは大きい。
この際だ、苦手なレーズンを克服しよう。ドライレーズンは食べられるのだが、このパンの中に入っている、少しふやけたレーズンは、なぜか昔からダメだ。

朝食後の体温は、36.4。酸素値は98。体調はすこぶる良い。

頭が働きたがっているので、短編の物語を書くことにした。各物語はむちゃくちゃだが、何もやっていないよりはいいだろう。
3000文字くらいの物語を、書けるだけ書いてみることにする。

本日もファンのみんな、仲間たちからのメッセージを受け取る。みんなだって大変なのに、気にかけてくれて本当にありがたい。
投げ銭サポートも大事に頂戴している。事実として、働いていないと言う怖さがあるため、精神が保たれる。本当にありがたい。
療養期間中の心には、人の優しさが全て染み入る。夏のような空が広がっている。

昼の配膳を受ける。

画像2

各ホテルによって、お弁当の中身は違うのだろうか。食材的に、今日は体に良い方なのではないかと思う。色味があって、こういう生活が続いている割に体が重くならないのは、お弁当のバランスの良さなのではないかと思う。

昼食後の体温は、36.3。酸素値は98。ひと山超えたのか、ホテル生活のルーティンがまとまってきた。

質問をいただいたのだが、自分は猫を飼っている。今は東京でお留守番なわけだが、現在は猫仲間の友達が預かってくれている。
大阪遠征の前に預けたわけだが、この予想外のこともあり、2週間は飼い主として世話をしてあげられていない。

ご時世的に、もしものことがあったら…と言う約束は、お互い取り付けておいた方がいいのかもしれない。
仕事上、遠征も多いためこう言う話は仲間ともよくしているのだが、もし大阪遠征もなく、東京でホテル療養をすることになっていたら、ペットの受け渡しはスムーズに対応できたのだろうか。

自分の場合は入所が決まってからホテルに行ってくださいと言われるまで、半日もなかった。
当日の朝に決まり、15時ごろにはホテルにいたため、準備しておかないとどうすることもできなかったのではないか。あくまでもしもの場合だが。

実家にも犬がいるが、今回は母親と、ひとり暮らしをしている弟を除く全員が感染してしまった。もしこれが全員陽性だった場合、犬はどうなっていたのだろう。そんなことも考えてしまう。
感染者数が増えてきている手前、ペットとの向き合い方も、しっかりと考えなくてはならない。

明日から何事もなく72時間が経過すれば、おそらくホテル療養は終了だ。まだ少し日数はあるが、何もないことを祈るばかりだ。

【呪術廻戦】を見終わる。アニメを見ると体内が活性化される。
これぞ療養だろうか。【Re:ゼロから始める異世界生活】を見始める。

夜の配膳を受ける。

画像3

お弁当の雰囲気が変わったような感じがする。最初の頃にやっていたゲームを思い出す。看護師さんたちが発注をし、同じものを食べているとするなら、疲れた時に食べたくなる類のお弁当の種類だ。と、推測する。
もちろん答えは知らない。生野菜が非常に輝いている。キャベツのシャキシャキを感じられて、食感というものに対して、歯が喜んでいる。
酢豚が完全に副菜にまわっている。

食後の体温は36.5。酸素値は98。

本当にメッセージ、投げ銭サポートありがたい。正直どう喜んでいいのかわからないくらい感謝している。ここまでやって来れているのは、間違いなく応援してくれているファンのみんな、このnoteを必要としてくれている人、仲間たちのおかげ。残り少ない日数…と信じて、この書記が必要な人たちに届けられたらと思う。

本日も医療従事者の方々へ、心からの感謝を。

最後に自分がホテルに持って入った本を紹介する。
ご参考までに。



投げ銭の場所です。 本当にありがとうございます。