国際問題を語り合う会(2019/3/14)

毎週開催(したいなと思っている)国際問題を語り合う会の内容を備忘録もかねて記しておきます。実際に話していた内容にその後発生したことやちょっと調べたことなども入ってます。

①ボーイング737MAX8の墜落事故について
エチオピア航空の飛行機の墜落事故、2018年10月に起きたインドネシアのライアンエアーと墜落の感じが類似しており、機体そのものに問題がある可能性。貿易問題でアメリカともめている中国は(よろこんで?)同型の機体の運航を即座にストップさせましたが、アメリカでは引き続き運航中。その後さすがにアメリカも運航停止にしました。ちなみに日本の航空会社では同型の飛行機の購入予定はありますが、今はまだ飛んでません。これによりボーイング株は大幅安で、アメリカの株価指標であるダウ平均株価の足を引っ張りました。(ほかの株が上がったので大した影響はないようにみえますが。)ダウはアメリカの株価指数でたぶん一番よく取り上げられますが、構成銘柄数はたった30しかないので個別企業の影響が日経平均より大きいですし、その中でもボーイングは一番インパクトがあるので、ボーイング株安→ダウ安→日経平均安の感じで日本に影響がでます。

②イギリスのEU離脱(ブレグジット)について
2016年6月に大方の予想を覆し国民投票でEU離脱という選択をしたイギリスですが、本年3月29日(あと2週間!)の離脱期限日を目前に控えているのに離脱条件が整わない問題。
EUと合意した内容ではイギリス議会が承認しないは、かといって代替案がでてくるでもなく、今のところ3月29日の離脱期限を延長しましょうね、というところまでイギリス議会で決まった状態。ただそのためにはEU加盟国のすべてが承認する必要があり、期限延長が認められるかはなんともいえない状況。EUが離脱期限を延長せず合意なきまま離脱する可能性は意外とあるような気もします。
離脱決定から2年以上あったのに今まで何やってたんだ、という気がしますが、本当に何やってたんですかね?
日本からみているとヨーロッパの国同士仲良くやったほうがいいんじゃない、という気もしますが、イギリスには「栄光ある孤立」という考えは今も残っていて、同盟に入るのはイヤなんでしょうか。

③ベネズエラの政情について
一応民主的な手続きで現在の大統領になったマドゥロですが、選出過程に問題がありとグアイド暫定大統領が訴え、国が二分されている状態。まあそれだけならいいのですが、国内の経済状態が非常に悪く、物資がいきとどかない状態。さらに数日にわたる停電が発生しそれが原因で病院では死者が急増している模様。
問題を複雑にしているのが、アメリカや西側諸国はグアイド暫定大統領を正式な大統領と認める一方、ロシアは引き続きマドゥロを大統領と認めていることで、代理戦争の様相を呈するとやっかいだな、という感じ。ただ宗教対立というわけではないので、そこまではいかないと思いますが。


他、何点か話しましたがとりあえずこんな感じで。

次回の案内です!


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